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少女「泊めて下さい」 男「は?」1/2


少女「泊めて下さい」  男「は?」



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 08:46:06.36 ID:94hARzyf0
少女「お願いします。」

男「は?いや、いきなり言われても困る」

少女「私はもう、泊まるところがありません」

男「いや、俺には関係ないし?」

少女「人助けだと思って」

男「…」





元スレ
少女「泊めて下さい」 男「は?」







5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 08:52:07.24 ID:94hARzyf0


回想

母「男ちゃん、ご飯ここに置いとくからね。なるべく食べてね」

男「・・・・」

親ってのは惨めだな、子供は親を選べないって言うけど、それは親も一緒だ。
  しかも、親はその子供を一生、無条件で愛さなければいけない……

その点、子供は楽だよ。親が嫌いだったら逆らえばいいし、拒絶したらいい。


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 08:54:06.45 ID:94hARzyf0
男「俺はなんで、親を拒絶してるのだろう…
  今、思えば。何をされたわけでもない。  同い年の奴らはもう立派に働いて、子供作って、親孝行し
  ている」

男「俺は、親の家に住み着き、親の金で飯食って、働かず」

俺はきっと怖いんだな、子供が生まれたときその子供が俺みたいなのだったりしたら….
どうして他の奴らは子供なんて作るんだろうか? 可愛いから? 子孫が欲しいから? 愛する人との子供?
  俺は子供が嫌いだった。 泣きわめき、わがままを言って、自分のことしか考えてない。 自分にソックリだ。
だから、俺は子供が嫌いだった。自分が嫌いだった。


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 08:55:51.50 ID:94hARzyf0
男「子供なんて、二次元だけで良いよ。 黒髪ロングで目つき悪くてツンデレで、デレるときはものすごくデレて」ぐふふ



男「あれ?」

男「今日、ゲームの発売日じゃん。すっかり忘れてた」

男「たまには外に出るか…」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 08:57:34.07 ID:94hARzyf0
男「寒いっ! 体痛い!」

?「ねぇ」

男「・・・・・・」

?「・・・・・・」

男「え?」

?「にゃ、ニャー?」

俗に言う少女だった。 俗に言わなくても少女。 世界一少女だった。
家電用段ボールの中でこちらを見ている。


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 08:59:29.42 ID:94hARzyf0
男「・・・・」

少女「ニャー?」

男「な、何、してるんですか?」

少女「こうしてたら、猫みたいに誰か拾ってくると思ったから」

男「・・・・」

少女「・・・」

男(痛い子にあってしまった)


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:01:55.18 ID:94hARzyf0
男「なぁ、行くとしたら病院と警察どっちに行きたい?」

少女「どっちも行きませんよ!? 
    なに、人を頭がちょっと飛んでる人だと思ってるんですか!」

男「え? 違うの?」

少女「え?」

男「てか、人間が人間拾うわけないだろ」

少女「・・・もしかして、この方法…おかしい?」

男「もしかして…おかしくないと思ってたの?」

少女「  」/////

男「顔真っ赤だぞ?」

少女「うっさい!」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:04:47.87 ID:94hARzyf0
男(うん。なかなか可愛い。 でも、本当は性格とかクソ悪くて、
   そこら辺にいる子供と変わらないんだろうな)

男「じゃぁ、俺はゲーム買いに行くから。 そこら辺の親切な人が拾ってくれると良いな」

少女「・・・うん」



男「あー、面倒くさいのにあったな。 なんだ、最近の子供はああいう遊びが流行ってるのか?」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:08:21.49 ID:94hARzyf0
男(うっふふ♪  ふふふふ♪)




男「まさか俺が最後の1人だったなんて、 今日はついてるな」

少女「それは、それはおめでとうございます。」

男「あ!ご丁寧に、ありがとうございます」

少女「・・・・・」

男「・・・・・」

少女「・・・・・」

男「え?なんでいるの?」

少女「誰も拾ってくれなかった…から?」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/02/02(木) 09:09:20.79 ID:5r2+YgNL0
こういう主人公って好きになれんな
まんま俺


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:11:43.30 ID:hAzDptAK0
少女拾いたい・・・



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:15:40.97 ID:94hARzyf0
男「質問を質問で返すな。  で、何で誰も拾ってくれないと俺の横にいるの?」

少女「あなたも質問を質問で返しています。 今日、話しかけてくれたのがあなただけだったんで、これは脈アリ!だと
  思ったんですが」

男「家に帰れ」

少女「だから、今あなたの家に帰ろうとしてます」

男「自分の家に帰れ」

少女「ありません」

男「なぜ?」

少女「ホームレス中学生?」

男「救急車って、119だっけ?」

少女「病院に送ろうとしないで下さい」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:23:56.09 ID:94hARzyf0
男「じゃぁ、そのホームレスしてた場所に帰ればいいだろ」

少女「なくなりました」

男「なぜ?」

少女「河川敷に住んでたんですけど、新しい橋の工事があるから追い出されました」

男「新しいところ見つければいいだろ」

少女「もう、夜の8時です」

男「親はどうしてるんだよ?」

少女「死にました」

男「親戚は?」

少女「今、フィリピンにいます」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:28:21.74 ID:94hARzyf0
男「・・・」

少女「いいですか? あなたは今晩私を泊めないと私は凍死します。凍死しなくても、のたれ死にます」

男「・・・」

少女「明日の朝刊でそのニュースを見てあなたはきっとこう言うはずです」

少女裏声「あぁ、少女! あの可愛い少女を助けておけばこんな事には….」ううっ

男「いわねーよ」

少女「え?言わないの?」

男「まぁ、ビックリはすると思う」

少女「非道です」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:31:24.83 ID:94hARzyf0
少女「ここまで来たら腹を割って話しましょう。
    お願いします。 泊めて下さい」

男「やだよ」

少女「お願いします。少女一生のお願い!」

男「一緒のお願いって言ってる奴ほどいっぱいお願いしてるんだよ」

少女「少女何回もお願い!」

男「ありがたみの欠片もねぇ」

少女「なんでもしますから。 だからお願いします」


男(らちがあかない。 さっさと帰ってゲームしたいんだけど…)


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:34:28.19 ID:94hARzyf0
男「ほぅ、なんでもする。ね。」

少女「うん、なんでも。だからお願いします」

男「じゃぁ、ここは一つ、君の体を好きにしても良いとかにしちゃおうかな?」

少女「っ!?」

男(言ってしまった。男として、否、人間として最低の台詞を!)

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:38:19.07 ID:94hARzyf0
少女「っ!? そんな.. そんな簡単なことでいいんですか?」

男「え? あの、え?」

少女「じゃぁ、交渉決定ですね。 行きましょう」

男「え? うそっ、あの?」

少女「何をしてるんですか? 行きますよ」

男「え?あ、はい」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:43:27.70 ID:94hARzyf0
男宅
母「あら、男ちゃんただいっ…
  男ちゃん! 早まらないで、まだあなたはやり直せるのよ! 今からでも遅くない。その子の親御さんに全力で謝っ
  てきてっ!」

男「おい、ちょっとおまえ説明しろよ」

少女「どうも、この度は男さんと体のお付き合い(突き合い)をすることになりました。少女です」

男「おいっ! おまっ!」

母「うっうう、男ちゃん! いつからそんなことを! お母さん気づいてあげられなくてごめんね!
  一緒に自首しに行きましょう」

男「あ~、もう面倒くせぇ!」


43 名前:..ア.ド.,セ,.ン,.ス.,ク,.リ..ッ.,ク.,お.,願.,い.,し.,ま.,す[]投稿日:2012/02/02(木) 09:43:46.79 ID:ceCdJ/tS0
ビッチかよ


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:44:49.85 ID:KPB1lVBb0
ただいま?おかえりじゃなくて?

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:49:10.82 ID:94hARzyf0
>>44
ミス
ただいま×
お帰り○


 
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:47:34.80 ID:94hARzyf0
男部屋

少女「早速ですか。 私はシャワーを借りたいのですが。
   もし、あなたが私の汗の臭いを嗅いで興奮する。などの、
    性癖をお持ちでしたらシャワーは遠慮させて戴きますが」

男「おまえは何でそんなノリノリなんだよ。ビッチか?ビッチなのか?」

少女「失礼ですね。ちゃんと処女です」

 
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:51:29.89 ID:94hARzyf0
男「処女…だと…? 処女なんて二次元の世界でしかあり得ないと思っていたのに…
   じゃ、なくてだな。 何でそんな簡単に処女を捨てられるんだよ?」

少女「あなたは命を童貞を秤にかけて、どちらかを捨てなければ行けないとき、どちらを捨てますか?」

男「童貞」

少女「でしょ? それだけのことです」

男「いやいや、童貞と処女は価値が違うだろ」

少女「一緒ですよ。 やったらなくなる。それだけです」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 09:57:00.62 ID:94hARzyf0
男「そうなのか… じゃぁ、俺も今まで童貞を守ってきたことを誇って良いんだな?」

少女「まぁ、お好きに
    じゃぁ、約束ですし、やりましょうか。 あなたが20年近く守ってきた童貞は今日でなくまります」

男「急に童貞を捨てるのが勿体なくなってきた」

少女「やるかやらないかはあなた次第ですよ。
    ただ、一つ言っておくとしたら 童貞は捨てることは出来ても、手に入れるとこは出来ない。
   世の中にある数少ないお金で買えない物の一つが童貞。とだけ言っておきます」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:00:24.20 ID:94hARzyf0
男「…はっ! 何を…俺はバカなとこを…
決めた!俺は今まで折角童貞をまっもってきたんだ! これからも守り続けるぜ!」

少女「そうですか… では残念ながら、体の付き合いはなしと言うことで」

男「おうっ! 童貞の大切さを教えてくれたおまえに感謝して無償で泊めてやるぜ!」

少女「それは光栄ですね」


男(あれ?なんか、口車に乗せられた気がする…)


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:05:15.00 ID:94hARzyf0
少女「では、普通に入浴目的でシャワーをお借りしてもよろしいですか?」

男「ああ、廊下の突き当たりを右だよ..」

少女「では、お借りします」


男(本当に、何者なんだろう?
   不思議な子供だ。 子供は嫌いなはずなのにあの子は憎めない。
   どころか一緒にいて楽しいと思う。思ってしまう)

 
男「明日からどうするんだろ? 新しいホームレスの場所でも探しに行くんだろうか?」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:07:51.47 ID:94hARzyf0
少女「ふぃ~、気持ちよかったです~」

男「おぉ、上がっ・・・ッ!?  なぜ、俺のパジャマを着ているのでしょう?」

少女「自分のがなかったから。 男母に聞いたら、これ貸してくれた」

男「あんのババア! ダボダボじゃねーか!  でも、これはこれでありかも…」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:10:39.98 ID:94hARzyf0
男「ちょっとなんか、台詞言ってみて」

少女「ウルウル おにぃちゃん…」

男「ぐはっ! 想像以上のダメージ! 兄の服を着た妹キャラとは!」

少女「おにぃちゃんなんて、死んじまえ! あ、嘘嘘! 私より先に死んだら許さないんだからっ…」

男「うっはぁぁ! むっはああ! おにぃちゃんは死なないよ! 絶対死なないよ!!」

少女「どう?」

男「急に素に戻るな」

少女「なかなか良いと思う。 これで食べていける」

男「自分で良いとか言うな」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:15:35.59 ID:94hARzyf0
少女「男。私は眠くなってきた」

男「おう? もう11;30か… 子供は寝る時間だな」

少女「じゃぁ、寝させて戴きます」

男「待てこら。 平然と俺のベットを使おうとするな」

少女「? じゃぁ何処で寝れば?」

男「床ならいくらでも空いてるぞ-」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:18:06.38 ID:94hARzyf0
少女「そう。よかったね男、床が空いてて」

男「おいこら!」

少女「別に私は一緒に寝ても良いのですが?」

男「え?  い、いや、それ俺のベットだし、
  さもおまえが仕方なく俺を入れてやろう。みたいな良い方してもダメだし」

少女「むぅ。  頑固ですね」

男「さぁ、下にタオル敷いてやったぞ~」

少女「行動が迅速です!?」

男「ベットは占領した」

少女「仕方ありません。床で我慢しますか」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:22:06.15 ID:94hARzyf0
男「すぅ~、すぅ~、 ん?苦し。  動けない….
ハッ!   何やってるんだよ、少女」

少女「床ではやはり寝れませんでしたので、男のベットに潜り込んでます」

男「なぜ、抱きついている?」

少女「あまりにもぎりぎりなので、捕まっていないと落ちてしまいます
   男にとってはご褒美なのでは?」

男「全然柔らかい感触がしない。 おまえ絶対Aだろ?」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:26:43.50 ID:94hARzyf0
少女「・・・ッ!? Aじゃないもん!  脇の下から寄せたらギリBだったもん!」

男「脇の下の肉はただの贅肉だからな?」

少女「巨乳がなんですか!  脂肪の塊じゃないですか! 将来垂れるだけじゃないですか! 
    私は、BがいいからBになったんです!」

男「元々Aだろ….」

少女「////しらないっ!」

男(それにしても良い匂いするな。 昨日までホームレスだったのに。 
   何だ? 女子からは特有の匂いが発せられているのか?)


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:31:22.46 ID:94hARzyf0


男(そろそろ寝たかな?
  よっこいっしょっと)

男「 ッビック!」
寝返りを打つと少女の顔が目の前にあった。
白く、とても整った顔。 子供と言っても、ガキではない。確実に大人になりかけている。

おかしいな。子供は嫌いなはずなのに...

少女「スーー、スーー」

綺麗な寝息を立てていた。


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:35:05.88 ID:94hARzyf0
男「っんん? 朝か…」

少女「スーー、スーー」

男「よだれで、べとべとじゃねーか」

少女「スーー、スーー  フニュー」

男「おい、起きろ!」

少女「うはっ、 あ、朝ですか」

男「てか、もう昼だよ」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:37:16.55 ID:94hARzyf0
少女「今日の予定は?」

男「特にねーけど、おまえはさっさとホームレスする場所見つけてこい!」

少女「え? 私は一晩だけ泊めてくれ。 なんて一言も言ってませんよ?」

男「え?」

少女「今日も、明日もあなたの家に泊まる予定です」

男「いや、おまえどこかで一晩だけって ……言ってない…」

少女「よっしゃぁ!!」

男「詐欺だ! こいつは詐欺師になれる! てか、普通に無理だよ!」


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:41:11.46 ID:94hARzyf0
少女「ところで、母さんは何処に行かれたのですか?」

男「あぁ? あいつは働きに行ったんじゃねーの?」

少女「男は行かないのですか?」

男「いかねーよ。 俺ニートだし」

少女「そうですか….. じゃぁ、私の住むところと男の仕事を探しに行きましょう」

男「何でそうなる。 働くなんてめんどくせぇ  そんなの親に任せとけばいいだろ?」

少女「ダメですよ」


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:45:12.08 ID:94hARzyf0
男「何でそうなる。 働くなんてめんどくせぇ  そんなの親に任せとけばいいだろ?」

少女「ダメですよ」

男「良いんだよ。 親が働いてくれれば」

少女「ダメです」

男「何で俺が働かなくちゃ行けないんだよ」

少女「ダメなんですよっ!!」

男「 」ビクッ

少女「働かなきゃ…ダメなんです」

男「・・・・・・」

少女「私の親もそんなんでした。 お母さんが働いて、お父さんはお酒ばかり飲んでいた。 
    そして、お母さんは過労死。  お父さんはそれでも働かなかった。 彼は働く意味が分かっていなかった。
   今までは、働いていなくてもお酒が飲めた。 働いてなくても、生きていけた
    彼は借金だけ残して消えてしまいました。
    私は枯れに捨てられたのです」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:46:26.32 ID:94hARzyf0
男「何でそうなる。 働くなんてめんどくせぇ  そんなの親に任せとけばいいだろ?」

少女「ダメですよ」

男「良いんだよ。 親が働いてくれれば」

少女「ダメです」

男「何で俺が働かなくちゃ行けないんだよ」

少女「ダメなんですよっ!!」

男「 」ビクッ

少女「働かなきゃ…ダメなんです」

男「・・・・・・」

少女「私の親もそんなんでした。 お母さんが働いて、お父さんはお酒ばかり飲んでいた。 
    そして、お母さんは過労死。  お父さんはそれでも働かなかった。 彼は働く意味が分かっていなかった。
   今までは、働いていなくてもお酒が飲めた。 働いてなくても、生きていけた
    彼は借金だけ残して消えてしまいました。
    私は枯れに捨てられたのです」


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:50:12.73 ID:94hARzyf0
男「・・・・・・」

少女「私は男にそんな人になって貰いたくない。 ちゃんと働いて、幸せになって欲しい」

男「・・・・・・」

少女「だから、働かなきゃ、ダメなんです…」

男「・・・ …」

少女「・・・・・・」


男(働かなきゃ… か。 いつかはそうだと思ってたけどな。 
  母も年取ってきたし、親父も死んでるし。  俺は働くのが嫌だった訳じゃない。
  今まで働いてなかったから、働くのがかっこわるいと思ってた。  
   働く理由が欲しかった。
    こいつの住処を探してあげたい。 それだけで立派な理由じゃないか?)

男「幸せになって欲しい...」


97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:53:28.38 ID:94hARzyf0
男「・・・行くか・・・」

少女「え?」

男「住む場所と仕事探しに行くんだろ?」

少女「え…あ、うん!」

男(そろそろ、自立しなきゃいけないことぐらい分かってる……)

男「いつまでも親のすねかじってるのも,恥ずかしい…しな」

少女「うん、良い心がけ」


男(こんな少女に論破されてしまった……)


98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 10:56:54.17 ID:94hARzyf0



男「疲れた。 二日連続で外に出るなんて…」

少女「体力なさ過ぎ」

男「っせぇ!」

母「ただいま。 まぁ、男ちゃん。降りてきてたの」

男「あ! お、おい」

母「なにかしら?」

男「お、俺。 働く事にしたから……」

母「・・・っ! 本当なの?」

男「あ、あぁ、この家からも独立するから」

母「うっ、うう、 男ちゃん、がんばってね。 辛くなったらいつでも帰ってきて良いのよ」

男「ああ。
   あ、あの、その、今まで迷惑掛けて、ごめんな?」



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:00:00.19 ID:94hARzyf0
少女「よかったじゃないですか」

男「まぁな」

少女「アパートも無事見つかって」

男「それはよくない!
  なんで、俺とおまえの2人で契約してあるんだよ!」

少女「いいじゃないですか。 2人とも家を探してるんですから」

男「よくねーよ
  家賃誰が払うと思ってるんだよ!」


101 名前:【Dnews4vip1318873365416574】 忍法帖【Lv=40,xxxPT】[]投稿日:2012/02/02(木) 11:00:22.33 ID:Q34uv9CA0
ハロワの手先少女

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:01:41.96 ID:94hARzyf0
少女「家賃は1人でも2人でも変わりませんよ」

男「気分的な問題だわ!」

少女「じゃぁ、こうしましょう。 
   私があなたのメイドになってあなたのアパートに住み込みで働くというのは」

男「言い方変えただけで、状況変わってねーんだよ」

少女「しょうがない。もう契約してしまいました」

男「Oh~」


104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:03:45.14 ID:Pq39d57/0
ニートがいきなり働けるわけない

接客無理だし


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:03:58.21 ID:94hARzyf0
数日後



少女「……凄い…  
    このアパートが私の家…」

男「おい、寝転がるな。践むぞ」

少女「男はそういう趣味があったのですね」

男「ねーよ。 ほらメイドなんだろ。 さっさと荷物広げろ」

少女「メイドの制服がないとやる気が出ません」

男「残念だが…  おまえがそう言うと思って、コスプレ衣装はもう用意済みだ!」

少女「そんな得意げに言われても…  変態をアピールしてるだけですよ?」

男「ほう、初めてあったとき、ニャーニャー 鳴いていたのは誰だったか…な?」

少女「//// うっさい」


107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:07:35.30 ID:94hARzyf0
男「ほら、これ着ろ」

少女「これ… メイド服ですか?  どう見ても巫女服なんじゃ….」

男「いいから、働く働く  もちろん語尾にはご主人様って付けてね」
男(霊夢の服装はやっぱり良いなぁ
  次は翠星石の服装を着させよう)

少女「なんかこの服、スースーします……ご主人様」

男「働いてたら暑くなるよ」

少女「人使いが荒いです…ご主人様」


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:10:15.64 ID:94hARzyf0
男「あぁ~! 終わった!」

少女「お疲れ様です。ご主人様」

男「やぶさかじゃ…ないな?」

少女「……それなり…です」


111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:14:50.43 ID:94hARzyf0
少女「以外と様になってませんか?」

男「ん~、 メイドぽいっちゃメイドっぽい」

少女「ん!」

男「メシでも食いに行くか」

少女「賛成。もうお腹ぺこぺこです」

男「近くにファミレスあったな」


少女「私ハンバーグ食べたいです」

男「いちいち、高い物を頼みやがって」


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:16:00.96 ID:94hARzyf0
少女「グァツ、グァツ」

男「もっと、ゆっくり食べろよ…」

少女「もががあ、もがあが」

男「はいはい」


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:19:20.23 ID:94hARzyf0

少女「布団が一つしかありません」

男「はい」

少女「ここに人間は2人います」

男「はい」

少女「あ、さっきの服貸して下さい」

男「はい?」

少女「それじゃなくて、さっき見せてくれた..」

男「あぁ、翠星石のか。 どうするんだ?」

少女「ちょっと待って下さい」

男「?


116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:20:54.47 ID:94hARzyf0
少女「人間。死にやがれです」

男「!?」

少女「おまえは本物の役立たずです」

男「何処でその口調を…」

少女「男の部屋に転がってた漫画を読んだです」

少女「私に布団を譲りやがれです
    それくらいの気遣いはしやがれです」


117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:21:37.34 ID:94hARzyf0
男「お前、髪黒いからそんなに似合わないな」

少女「っえ!?」

男「寝るまでに着替えとけよ。 俺は布団を占領するから」

少女「っえ!?」

男「おやすみ!」

少女「っえ! あ、ちょっと」



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:24:26.22 ID:94hARzyf0
男(で、結局一緒か)

男「なぜ、抱きついている?」

少女「あまりにもぎりぎりなので、掴まっていないと落ちてしまいます」

男「布団から落ちても、問題無いだろ
  ええい、離れろ!」

少女「こうしてた方が暖かいんですよ。
    知らなかったんですか?」

男「・・・・・・さっさと寝ろよ」


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:30:02.88 ID:94hARzyf0




少女「・・・男、 もう寝ましたか?」

男「あ? まだだけど、どうかしたか?」

少女「振り向かないで  そのまま聞いて」

男「・・・・・・」

少女「私、今の生活凄く楽しいよ。 ホームレスしてたときは酷かった。
   ゴミ箱漁って、空き缶拾って…」

男「・・・・・・」

少女「拾われたのが男でよかった… 優しい人でよかった…」


男「…少女」


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:32:45.93 ID:94hARzyf0





少女「...ありがとう。男」

男「・・・・・・」

少女「今、言ったことは明日になったら忘れて下さい///
   お休みなさい」

男「ん…」


男(やっぱり不思議なコだ。 今まで辛い生活をしてきだろうに、それを表に出さない。
   なぜだろう、一緒にいても良いと思ってしまう。 幸せになって欲しいと思ってしまう。 子供は嫌いなのに
   まぁ、ここまでこいつに誘導されてこうなっただけだけどな)

男「・・・・・・寝よう」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:36:23.19 ID:94hARzyf0
少女「おはようございます」

男「おぉ…おはよう  早いな」

少女「朝になったら、腰のあたりに何か違和感があったので目が覚めてしまいました」

男「   」

少女「何だろうと私は素朴な疑問を抱き、布団をめくってみたら…… 
    私はてっきりあなたが朝立ちをしているのかと思ってましたが……やっぱり朝立ちでした。」

男「   」


143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:40:07.28 ID:94hARzyf0
少女「私もそろそろ、自分の貞操を守らなければいけませんかね」

男「昨日の夜の感動を返せッ!」

少女「はて、何のことだか」

男「とぼけるなっ!」


少女「そんなことより、今日から男は働きに行くのですね」

男「あぁ、工事の仕事な。 人と話さなくて済みし...」

少女「何処の工事をするのです?」

男「あぁ….新しく河川敷に出来る橋の工事だ...」

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:43:53.85 ID:94hARzyf0
男「あぁ….新しく河川敷に出来る橋の工事だ...」

少女「・・・・・・皮肉ですね」

男「うん…思った….」

少女「では、責任を持って、私の今の家をちゃんと守り続けて下さい」

男「うん、頑張る. お前も家の家事をちゃんとやっとけよ」

少女「うん? 頑張る?」

男「なんで不思議そうなんだよ… 家にいるのお前だけなんだからしょうがないんだろ」

少女「ブーーー、人使いが荒いですーー 」

男「じゃぁ、頼んだぞメイドさん」

少女「ん、いってらっしゃい」


151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:45:34.42 ID:94hARzyf0
少女「さて、暇です」

少女「男は夕方まで帰ってきません」

少女「洗濯でもしますか…」

少女「・・・・・・・・・」

少女「あ、男のパンツ」

少女「・・・・・・・・・」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:46:26.00 ID:vg+mB3v80
少女メイドとか・・・ふぅ







いやしかし現実は・・・ふぅ





もうこのいらないんじゃ・・・ふぅ


続けろください


154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:46:57.17 ID:vBqlGykR0
>>153
お盛んだな…ふぅ


156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:48:33.34 ID:94hARzyf0
少女「・・・・・・」

少女「… … クンクン」

少女「うげぇ….変な臭い」

少女「・・・・・・・・・」

少女「ん….うん?  でも、なんかまた嗅ぎたくなる臭い」

少女「… … クンクン、クンクン」

少女「あ、男のシャツ」

少女「・・・・・・・・・」

少女「… … クンクン」

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:54:03.23 ID:94hARzyf0
少女「男の匂いだ  決して良い匂いではない…けど安心する匂い」

少女「っは!  いけません。これではまるで変態みたいです」

少女「布団でも干しましょう」

少女「・・・・・・・・・」

少女「枕カバーも洗っといた方が良いのかな?」

少女「そんなに汚れてないかな….クンクン」

少女「オゥ… 今までに嗅いだ事ないような香り…」

少女「男の匂い.. 強烈な」


167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/02/02(木) 11:59:15.77 ID:94hARzyf0
少女「匂い評論家の少女さん、これはどう思われますか?」

少女裏声「はい、少女は新たなる境地に辿り着いてしまったと言えます」

少女「と、言うと?」

少女裏声「少女はこれから、この匂いの虜になる可能性が十分あり得ると言うことです」

少女「なるほど、そんなことになっていたのですね」

少女「・・・・・・・・・」

少女「//////」カァァ

少女「バカか、私は…」


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[ 2012/02/21 21:03 ] 少女「」 | TB(0) | CM(0)
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