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少女「私も連れてって!お願い!」男「はあ!?」1/2



少女「私も連れてって!お願い!」男「はあ!?」



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 21:52:06.60 ID:Ro98Bu2L0
男「明日で2年か・・早いなあ・・・」

男「ほんっとつまんないとこだなーここ、何が花の東京だよ・・」

男「上京した頃はもっと・・こう、やる気まんまんだったのに・・・」

男「今やホステスだもんな・・ははっ、笑えねー」

~♪

男「ん?」





元スレ
少女「私も連れてって!お願い!」男「はあ!?」





2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 21:53:14.32 ID:XLx/cD290
ホステス…!?


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 21:54:46.23 ID:Ro98Bu2L0
すまん、ホストに脳内変換頼む
途中で性別入れ替えたんだった



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 21:55:17.89 ID:Ro98Bu2L0
男「げぇっ!またこいつかよ!しつこいなあ!」パカッ

自称彼女「私といっしょになってよ!」

男「ハッ、黙れ金目当てのガバマンが」パタン

男「んー、で親友も結婚しちゃったしなー。結局は高校の彼女とだもんな、あいつ」

男「・・・今の俺と、どっちが幸せなんだろ・・・」

男「寝よ寝よ!おいでミッコ!」

猫「ナーオ」

男「雨やまないな」

~♪


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 21:59:03.70 ID:Ro98Bu2L0
男「チッ、またかよ・・」パカッ

主婦「ねえ、次いつ空いてるかな?」

ビッチ「私、欲しいバッグあってさー」

男「死ね」パタン

男「金と体しか見てないんだよーこのクズ共」

猫「ナーオ」

男「心には何も無いのかねー?」

猫「・・・」

男「・・・もう、どっか行こうかな・・」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:02:52.04 ID:Ro98Bu2L0
______________
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少女「・・今日も帰ってこないんだ、お母さん」

少女「また一人で寝なきゃいけない・・・」

少女「嫌だな・・・」

少女「今日はあの夢見ませんように・・・」

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7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:06:07.31 ID:Ro98Bu2L0



父2「おじゃましまーす」

母「もう、ただいまでいいのよ」

父2「ははっ、それもそうか」

少女「あっ、お母さんおかえり・・・その人誰?」

母「今日からあなたのお父さんになる父2さんよ」

父2「よろしくね、少女。はい、これお小遣い」

少女「あ、ありがとう」

母「さ、入って入って」

父2「おおっ、なかなか広いじゃないか」

少女「・・・」

__________
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9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:08:02.61 ID:Ro98Bu2L0
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父2「おい、酒ねえぞ」

母「また昼間からお酒ばかり飲んで・・早くお仕事見つけてよ」

父2「うるせえぞ!お前もなつかねえ少女もよ!!」バキッ

母「うぅっ!」

父2「おらっ!てめえの躾がなってねえからだろーがよ!あ!?」ドカッ

母「ああっ!」

父2「だいたい、なんで俺がどこの誰が孕ましたかわかんねえガキを養わなくちゃなんねえんだ!!」バキッ ドカッ

母「や・・めて・・・お願い・・・」

男2「口答えすんなオラッ!」ドゴッ

母「あぅっ!!」

少女「・・うっ・・・・うっ・・」

_______
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10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:09:39.17 ID:Ro98Bu2L0
________
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__

父3「初めまして、はいこれプレイステーション」

母「まあ!よかったわね!」

少女「う、うん」

母「・・父3さんが買ってきてくれたんだから、もっと喜んだらどうなの!?」

少女「ッ!・・ごめんなさい・・・」

母「あんたって何でも謝って済まそうとするから嫌いよ」

少女「・・・・ごめんなさい」

母「黙って!・・・ごめんなさいね父3、行きましょ」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:10:04.47 ID:lKM3kPGJ0
とうさんwwwww


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:15:43.62 ID:Ro98Bu2L0
少女「また、どこか行くの?」

母「・・・ええ」

少女「早く帰ってきてね・・・」

母「今日は帰らないから」

少女「え・・そんな・・・」

父3「おいおい、そんな冷たくしなくてもいいだろう・・」

母「そ、そうね・・・はいこれお金、これで晩御飯済ませてね」

少女「・・・わかった」

母「じゃあおとなしくしてるのよ」

父3「ごめんね、少女ちゃん」

少女「・・・・・」

_________
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13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:19:23.99 ID:Ro98Bu2L0
学校の帰り道にて

少女「今日はお母さん早く帰るって言ってた」

少女「変な男の人も今日はいないって言ってた」

少女「・・・・」ワクワク

少女「早く帰ろっ」

小娘1「ねえちょっと!」

少女「?」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:24:31.50 ID:Ro98Bu2L0
小娘1「あんたのとこお父さんいないんだよねぇ」

少女「・・・うん」

小娘2「それなのになんであんたのとこ男の人が出入りしてるの?」

小娘3「しかも毎日違う人だし」

小娘2「何かあったの?」

少女「・・・」ピクッ

少女「もう・・しないって言ったもん」

小娘1「は?」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:30:40.34 ID:Ro98Bu2L0
少女「もう!お母さん再婚しないって言ったもん!」

小娘2「さ、さい・・・?」

小娘3「なに?サイコンって・・」

小娘1「結婚した人と別れてもう一度別の人と結婚することよ」

小娘2、3「あ、あ~」

小娘1「ま、こいつの母親の場合一度なんかじゃすまないけどね」

少女「・・・・・」

小娘1「あんたみたいな母親のこと、何ていうか知ってる?」

少女「・・・?」

小娘1「ア・バ・ズ・レって言うの」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:37:37.11 ID:Ro98Bu2L0
小娘2、3「アバズレ・・?」

小娘1「誰にでも股開く女・・・まぁ言っちゃ女のクズね」

少女「・・・・っ」

小娘2「女のクズ、は言い過ぎなんじゃ・・・」

小娘3「いーや!クズよクズ!あんたのお母さんはクズなの!」

小娘1「ふふ、そうよ、こいつの女の母親は何人も男をとっかえひっかえしてはSEXしてるようなクズよ」

少女「うぅぅ・・・」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:38:05.48 ID:Ro98Bu2L0
小娘1「だってそうでしょう?あんなに何回も違う男の人を家に入れて・・・」

小娘3「近所でも評判になってるよねー」

小娘2「う、うん・・・」

小娘1「あんたもああいう風になるのかしらね」

少女「あ・・う・・・」

小娘1、2、3「?」

少女「お、お母さんを馬鹿にするなあああああああ!!!!」グワッ



_______
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18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:38:40.40 ID:Ro98Bu2L0
少女「はあっ・・はあっ・・・」タッタッタッ

少女「早く・・帰らなきゃ・・・」

少女「今日は、お母さんと二人で・・」

少女「旅行の計画するんだから・・・!」タッタッタッ

少女「ただいま!お母さん!」ガチャッ


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:39:06.61 ID:Ro98Bu2L0
父4「初めましてー、この子が少女ちゃん?」

母「そうよー、おかえり、少女」

少女「え・・?お母さん、再婚はもu
母「早く入りなさい少女、今日からはこの3人で暮らしていくんだからね」

少女「そ・・んな・・・」

父4「よろしくねー、それにしてもかわいいなあ、お前に似て」

母「やめてよ、もう」

父4「まんざら嘘でも、ないんだぜ?」ボソッ

少女「ひっ・・・」

父4「ははははは!ま、楽しくやっていこうぜ!」








少女「・・・・・バイバイ、お母さん」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:39:37.54 ID:Ro98Bu2L0
________
_____
__

男「さて、とりあえず駅に着いた訳だが」

男「2年かあ・・早いようで長かったなあ・・・」

男「荷物も一つだけ・・俺意外となんも持ってなかったんだな」

男「・・・なーんも持ってねえや」

男「・・ん?あそこにいるのは?・・・女の子?」

男「見たところ小学生くらいか」

男「こんな時間になんでこんな場所に・・・」

少女「・・・・・」

男「なんか・・ほっとけねえな」




21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:40:01.92 ID:Ro98Bu2L0
男「おじょーちゃん」

少女「・・・なに?」

男「何してんの?」

少女「・・・なんにもしてない」

男「おいおい、こんな時間に駅にいるのにそんなことねえだろ」

少女「うるさいなあ、もうほっといてよ」

男「そう言われるほど、ほっとけなくなるのよ」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:41:00.35 ID:Ro98Bu2L0
少女(なんだろうこの人・・馴れ馴れしいなぁ・・・)

少女(さっきからずっと一人で喋ってる)

少女(暇、なのかな)

少女(それにしてもこの人はなんでここにいるんだろう)

少女(・・・聞いてみよう)


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:41:30.18 ID:Ro98Bu2L0
少女「ねえ」

男「おぉ、何?」

少女「どうして、こんな時間にこんなとこにいるの?」

男(このガキ・・俺の質問をそっくりそのまま・・・)

男「そうだな、俺はこの町を出ようと思ってる」

少女「・・・この町を出るの?」

男「うん、なんか飽きたし」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/01/30(月) 22:42:31.80 ID:fWJLWacD0
おう、続けな


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:43:07.27 ID:Ro98Bu2L0
________
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少女幼少期

少女「おかあさん!旅行行きたい!」

母「そうね、行けたらね」

少女「ほんと!?」

母「また暇な時にでもね」

少女「やったあ!!」

________
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26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:43:34.18 ID:Ro98Bu2L0
少女「ふうん・・・」

男(こいつ・・・)

少女「じゃあ旅行するの?」

男「旅行・・・ふむ、それもありだな」

男「予定を立てるつもりはなかったけど、当てもなくふらつくのもありだな」

少女「私も行く」

男「え?」

少女「私も連れてって、お願い!」

男「はあ!?」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:43:57.13 ID:Ro98Bu2L0
男「お前親は?」

少女「いない・・・・」

男「いないってそんな訳ねえだろ。誰がお前をここまで育てたんだよ」

少女「いないったらいないの!!!」

男「あーあーもうわかった、わかったから怒鳴らないで。」

少女「・・・連れてってくんないなら泣き叫ぶ」

男「はあ!?お前ほんっと・・・」

少女「う、うぅ・・・」

男「え?」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:44:26.22 ID:Ro98Bu2L0

少女「うわああああああん!!」

男「うわああああああああ!?」

少女「ひっぐ・・ぐすっ・・・うっ、うぅ、うわああああああああん!!」

男「ちょ!待てわかったから!行こうな!?いっしょに旅行な!?」

少女「うっ・・ぐすっ・・ほんとぉ・・・?」

男「ほんとほんと!誰かいた方が旅行も楽しいしな!」アセアセ

少女「うぅ、うわあああああああん!!」ダキッ

男「え?」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:44:52.93 ID:Ro98Bu2L0
少女「うううぅぅ・・・ふええぇぇん・・・」

男「(どうなってんだこりゃ・・・)ほら、大丈夫か?」サスサス

少女「ふええぇぇん・・・」フルフル

男「ほら、な?とりあえずここから出よう」

男「あそこの駅員さんに道を聞こう、な?」

少女「うっ、うぅ・・・」コクッ

男「すいませーん」


________
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30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:45:18.32 ID:Ro98Bu2L0
男「さて、どうしたもんか」ガタン ゴトン

少女「すぅすぅ」

男「名前も知らねえガキ連れて、どこ行きゃいいってんだよ」

男「俺、もしかしなくても誘拐犯?」

少女「すぅすぅ」

男「ま、そん時ゃこいつがなんとかしてくれんだろ」

少女「・・・・」

男「たぶん」


終わり


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 22:45:52.33 ID:Ro98Bu2L0
見てくれてた人はいたのか・・・?


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/01/30(月) 22:46:09.38 ID:fWJLWacD0
終わりだと
続けろ

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:01:31.29 ID:Ro98Bu2L0
少女「ん・・ふわぁ・・・」

男「お、起きたか」

少女「あれ、どこ行くの?」

男「さあなぁ、当てもなんにもないからなぁ・・・」

少女「ふぅん」

男「それよりお前、一体何があったんだよ」

少女「何が」

男「そのー・・ご家庭でなんかあったんですか?」

少女「・・・なんにもない」

男「はぁ・・・そんなんじゃ連れてってやんねえぞ?」

少女「わかった!言う!言うから!一人にしないでぇ!」ウルッ

男「お、おい、無理しなくていいからな・・」

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48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:10:13.94 ID:Ro98Bu2L0
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男「ほぉん、そんなことがねぇ・・・」

少女「・・気持ち悪いと思わないの?」

男「は?何を?」

少女「あたしとか・・あたしの親とか・・」

男「思わないよ」

少女「・・・どうして?」

男「んー?そんなガキこの国にゃ腐るほどいるよ。お前だけじゃないさ。だから気持ち悪いとも思わないし、かわいそうとも思わない」

少女「お母さんが、ア、アバズレでも・・・?」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:16:11.08 ID:Ro98Bu2L0
男「最近のガキはどこでそんな言葉を・・まぁ、お前よりもーっとひどい経験をしてる子供なんていっぱいいるよ」

男「でも、親がどうであれ子供は
関係ない。お前みたいに優しいガキだっているんだ」

少女「どうして私が優しいって思うの?」

男「お母さんのために戦う、それも目を狙うなんて並の奴じゃできねえよ。お前はすごいガキさ」

少女「・・・・」カアァ

男「ははっ、何照れてんだよ」

少女「照れてない!」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:20:56.48 ID:Ro98Bu2L0
男「ほら、着いたぞ」

少女「ここどこ?」

男「さあな、とりあえず降りよう」


男「さて・・・ここからどうするか」

男「もうこんな時間だし寝たいんだが・・・」チラッ

少女「?」

男「こいつ相手じゃホテルに泊まるわけにもいかねえし・・」




53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:25:22.72 ID:Ro98Bu2L0
少女「私、ラブホテルでもいいよ?」

男「」ブフォッ

男「何馬鹿な事言ってんのあんたは!!」

少女「別に、今時の子なら普通だよ。ラブホぐらい」

男「なんだと・・・」

男「お前も行ったこと・・あんのか?」

少女「まだない。でも今日行く」

男「おまっ・・」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:28:11.25 ID:Ro98Bu2L0
男「何するとこかわかってんのか?」

少女「・・・エ、エッチでしょ?」

男「ま、まぁそうだが・・」

少女「あなたは私を旅行に連れてってくれる、なら私も何かお返しをしないといけない」

男「いやまあ、気持ちはわからないでもないんだが」

少女「じゃあいいじゃん、行こ?」

男「うわっばかひっぱるな」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:31:26.42 ID:Ro98Bu2L0
男「来てしまった・・・」

少女「わあ・・すごいベッド」

男「誰かに見られてねえかな・・」

少女「じゃあ私・・シャワー浴びてくるね」

男「あっ、ちょ・・・行っちまった・・」

男「あーあ、何してんだろ俺。ガキンチョとラブホテルなんて」

男「まあ絶対ヤんねえけどな」



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:35:26.25 ID:Ro98Bu2L0
男「押し倒されてしまった・・・」

少女「ねえ、これからどうするの?」

男「そ、そうだなー・・山にでも行くか?綺麗だぞー」

少女「そうじゃなくて・・もう、意気地なし」

男「こいつ・・・」

男「あーもう!どけ!」ガバァッ

少女「きゃあ!」

男「おいガキ、お前みたいな知識だけババアでなんにもわかっちゃいない小娘に一つ教えてやるよ」

少女「・・・何?」




60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:39:44.35 ID:Ro98Bu2L0
男「いいか?これは道徳だ。こういうことは好きな人としかやっちゃいけないんだ。はい、復唱」

少女「・・・どうして?」

男「お前な・・お前は誰にでもこんなことするのか?」

少女「しない、あなただけ」

男「お、俺だけ?」

少女「そう、お礼に」

男「じゃあお前は、お前がしたいことを誰かがやってくれたらそのお礼として股開くんだな?」

少女「それは・・・」

男「よく考えろ、お前やってること母親と買わんないぞ」

少女「!!」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:40:42.00 ID:FlBuhfDA0
アバのこはアバ


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:46:11.82 ID:Ro98Bu2L0
男「はぁ・・ちょっとは反省したか?」

少女「ううぅ・・ごめんなさい、ごめんなさいぃ・・・うえぇ・・」

男「うわああああ!なんで!?」

少女「お願い・・嫌いにならないでぇ・・・お願い・・・ふえぇ」

男「あー!なんない!なんないから!な!?」ギュッ

少女「ぁうぅ・・うん・・ぐすっ・・・」ギュッ

男「ほら、大丈夫だから。お前のこと嫌いになったりなんかしないからな(こいつかわええ)」ナデナデ

少女「・・・うん」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:50:49.42 ID:Ro98Bu2L0
男「今日はもう寝ようぜ、明日には出るんだからな」

少女「ねえ、名前なんて言うの?」

男「俺?男っていいます」

少女「ふうん、あたしお兄ちゃんほしかったんだよね」

男「・・・それが?」

少女「だから男のこと、これからお兄ちゃんって呼ぶ。いいでしょ?」

男「!」

男「・・・いいよ」






70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:53:54.27 ID:Ro98Bu2L0
少女「じゃあ、あなたは私のこと少女様って呼んで」

男「なんでだろ」

少女「一度呼ばれてみたかったんだ」

男「絶対嫌だからな」

少女「ふふっ、わかってるよ」

男「・・・おやすみ、少女」

少女「うん・・おやすみお兄ちゃん」カァ



男「・・お兄ちゃんかぁ」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/30(月) 23:58:09.02 ID:Ro98Bu2L0
少女「むくっ」

少女「朝だ・・」

少女「テレビ点けよ」ピッ

テレビ「ワーワー」

少女「ニュースにもなんにもなってないや」

少女「・・・・」

少女「お兄ちゃん起こそ」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:02:01.39 ID:y7v+eMEO0
少女「お兄ちゃん、起きて、朝だよ」

男「んー?何がー?」

少女「朝だってば、起きてお兄ちゃん」

男「!」ガバッ

少女「うわあ!」

男「」ギュウウウウ

少女「わっ!ちょ!痛いって!お兄ちゃん!」

男「・・・ん?え?・・あ、悪い」パッ

少女「きゃあっ!」ァドッシーン

少女「もう、なんてことを・・お兄ちゃん・・・?泣いてるの?」




75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:05:51.54 ID:y7v+eMEO0
男「あっ、え・・いや」

少女「どうして?やっぱり私・・・邪魔?」

男「なっ!違うって!そうじゃないよ!」

少女「じゃあ、どうして泣いてるの?」

男「いや・・すごく怖い夢を見たんだよ」

少女「そ、それで泣いてるの?」

男「あぁ、あまりの恐怖にお前を抱きしめちまった」

少女「も、もう!痛かったんだよ!?」

男「あーすまんな、今度からもっと優しくする」

少女「そういう問題じゃない!」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:10:15.65 ID:y7v+eMEO0
コソコソ

男「今だ!」ピャッ

キョロキョロ

男「ふぅ、大丈夫そうだ」

少女「そんなに私とホテルから出てくるのが嫌?」

男「いや、そうじゃなくてだな。色々とダメなんだよ、社会的に」

少女「愛に年の差は関係ない」

男「お前ほんとはいくつだ」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:22:48.39 ID:y7v+eMEO0
男「さーて、どこ行きますか」

少女「適当に歩こう」

男「そうすっか」

ブラブラ

男「トランクひーとーつーだけーで」

少女「なにそれ」

男「浪漫飛行だよ、知らねーの?」

少女「知らない」

男「浪漫飛行へーインザスカイ!」

少女「歌下手だね」

男「ほっとけ」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:29:44.14 ID:y7v+eMEO0
少女「あ、公園」

男「君とでーあーあてからーいーくーつもーの」

少女「ねえ、遊んで行こうよ」

男「えー」

少女「ちょっとだけでいいから、ね?」

男「しゃーねーなぁ」

少女「やった・・」タタタッ

男「まだまだ糞ガキだな」


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:37:02.41 ID:y7v+eMEO0
男「おっ、ブランコか」

少女「昔お母さんによく押してもらったんだ」キーコキーコ

男「へえ」

少女「楽しかったなあ・・・」キーコ

男「・・おらっ」グッ

少女「きゃっ・・あははっすごーい」

男「これ、押してる方はただただ辛いだけなんだぜ」グッ

少女「ほら、頑張って」

男「おらよっ!」グイッ

少女「えっ、きゃあああ!」ポイーン

男「あっやべ!」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:42:10.74 ID:y7v+eMEO0
男「あっぶねえ・・大丈夫か?」

少女「もう!死ぬかと思った!」

男「ほんとに大丈夫か?怪我とかしてねえか?」

少女「大丈夫だから・・それよりお兄ちゃん、擦り傷できてる」

男「頭とか打ってないよな?死んだりしないよな?i
少女「大丈夫だってば!」

男「おわっ!びっくりした!」

少女「テンパりすぎだよ・・それよりお兄ちゃんの怪我」

男「はっ、こんなもん怪我のうちに入らねえよ」

少女「そう、よかった」

男「うん、ほんとすまんかった」

少女「もういいよ、いこう?」


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:48:08.22 ID:y7v+eMEO0
少女「私、海行きたい」

男「海ぃ?このくっそ寒い中ご苦労なこって」

少女「お兄ちゃんも行くんだよ?」

男「や だ」

少女「行くの」

男「はぁ、まあいっか行くとこねえし」

男「何時の電車があるかな」

少女「嫌だ」

男「はあ?」

少女「電車に乗るのは嫌」

男「なんだこいつ・・・」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:54:45.12 ID:y7v+eMEO0
少女「歩いて行きたいの」

男「よーし、行って来い」

少女「お兄ちゃんも来るの!」

男「わかってるよぉ・・」

少女「あそこの人に道を聞こう?」

男「おう・・・」



男「あのー、すいません。海に行きたいんですけど」

ジジイ「おや?こんにちわ。」

少女「こんにちわ」

男「こんちわ、あのー海に行きたいんですけど」

ジジイ「海は良いねぇ、心が洗われる」



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 00:59:39.33 ID:y7v+eMEO0
男「はぁ、あの」

ジジイ「私もね、若い頃はよくいったものだよ、ばあさんといっしょにね」

ジジイ「娘さんや、海は好きかい?」

少女「はい!大好きです」

ジジイ「そうか、この心はまだ若い世代に生きとったか」

ジジイ「よかったなぁばあさん、まだ海は綺麗だよ」

ジジイ「あんた達はどことなく、浮世離れしているなぁ」

男「はぁ・・・」



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 01:07:31.94 ID:y7v+eMEO0
ジジイ「いいかい若いの、大切にするんだぞ?この娘さんを」

男「え?」

ジジイ「はっはっ、わかっておるわかっておる。みなまで言うな」

男「いや、えっとなんか勘違いしてる?」

ジジイ「まだボケとらんわい!はっはっ!」

少女「おじいさん、ありがとう」

ジジイ「んん?なぁに私は何もしとらんよ」

少女「じゃあね、バイバイ」

ジジイ「あぁ、さようなら。達者でな」

ジジイ「それと、若いの」

男「ん?」

ジジイ「二度と失うんじゃないぞ」

男「・・・え」

少女「行くよ!お兄ちゃん!」

男「お、おぉ」


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/01/31(火) 01:10:33.86 ID:y7v+eMEO0
ジジイ「そうか、あの子はまだ生きとったか」

ジジイ「すまんなぁ、私には何もしてやる事ができんのだ」

ジジイ「ばあさんが死んで、私はもうどうでもよくなってしまった」

ジジイ「なあばあさんや?私はどうすればよかったんだろうねぇ」

ババア「あれでよかったんですよ」

ジジイ「・・・そんな」



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[ 2012/02/21 21:00 ] 少女「」 | TB(0) | CM(0)
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