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看守「王がお前との接見を求めている」
看守「王がお前との接見を求めている」
1
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:39:17.86 ID:rrbYV0vw0
真っ暗闇の監獄にぶち込まれてから、早八年。
初めは狼狽えていた自分も、今ではすっかりこの世界に順応している。
看守「おい」
耳障りな声がした。
幾度となく聞いた、あの無機質な男の声。
かつては、無性に話し相手が欲しかった時もあった。
だが何を問うても、結果的に返ってきたのは沈黙のみ。
2
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:40:22.69 ID:AuxZRcpD0
と容疑者は意味不明な言動を残しており、詳細は不明
4
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:41:22.25 ID:yY1F18yO0
詳しい情報が入り次第、追って報告する!
3
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:41:19.29 ID:B5A0CWtc0
看守「王がお前との接吻を求めている」に見えた
元スレ
看守「王がお前との接見を求めている」
6
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:42:59.43 ID:rrbYV0vw0
返答が永遠にこない未来を想像して初めて、
底知れぬ絶望を味わった。
そして、『話す』という行為そのものが、
人間の根本にあったのだと気が付く。
いつも陽気だった過去の自分。
そんな人格を大きく変容させるには十分だった。
いや、そうしなければ正気を保つことは出来なかったに違いない。
7
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:43:53.08 ID:rrbYV0vw0
男「…………」
語りかけることはなかった。またいつもの繰り返しだ。
看守は次に飯の刻を伝えるはず。
それが日常。死ぬまで続く……罪。
が──
看守「王がお前との接見を求めている」
ただ漠然と。
何かが変わる予感がした。
……………。
8
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:44:54.50 ID:rrbYV0vw0
連れてこられたのは、
過去、幾度となく見た、あの光景だった。
豪華な装飾で作られた大広間。
中央に伸びる紅色の絨毯が、一際存在感を示していた。
両側には、表情を強ばらした兵が列を成している。
王の間。謁見の間。
あー……そうか。
心の中で一つの答えが導き出された。
何故、今になって監獄から出されたのか。
何故、王が接見を求めたのか。
9
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:45:53.91 ID:rrbYV0vw0
簡単だ。
断罪するため。処刑するため。
この自分を……殺すため。
この後、王は死を宣告するだろう。
目の前で苦しみに悶える表情を見たいがために。
無意味に憎悪をまき散らす醜い姿を笑うために。
あいつは、あの男は……そういう輩だ。
非道、野蛮、下劣。そんな言葉が似合う男だった。
10
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:46:46.55 ID:rrbYV0vw0
男「……ふ」
笑える。
八年前、奴に仕えていたという事実が。
あまりにも滑稽。愚の骨頂。
だが、一つ。
あの男は勘違いをしている。
苦しめたいのなら。
憎しみを受けたいのなら。
牢獄から出さず、生き地獄にあわせればよい。
それも永遠に、老衰する時まで。
11
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:48:33.11 ID:rrbYV0vw0
既に、この世に未練などはない。
この身は、八年前に全て失っている。
自分にとって『死』は──
この腐った世界からの解放にすぎない。
声「面を上げよ」
聞いたことのない、女の声だった。
だが、自分が知る頃から既に八年も経っている。
きっと、その間に仕えた新しい重臣の一人に違いない。
ゆっくりと顔をあげた。
12
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:48:50.50 ID:AuxZRcpD0
しかし予想とはまるで違った。
俺は土木作業をしていた経験があるので体付きがいい。
王はその鍛えあげられた俺の体を見て、
あるいはひきしまった尻を見て・・・
通されたのは王の寝室だった
13
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:49:25.67 ID:rrbYV0vw0
男「……な」
王座には……見知らぬ女が一人座っていた。
豪勢な衣を着て、鋭い眼差しでこちらを射抜く。
女「どうかしたか?」
男「……は、はっ」
一体、どういうことだ……?
あの八年の間に何があったというのか?
あの男が玉座から転げ落ちたということは。
もしや、革命……?
男「……ま……まさか……」
女「…………」
14
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:50:13.42 ID:rrbYV0vw0
女「ふむ、なにやら怪訝な様子」
女「よい、申してみよ」
よく見ると、女は若かった。
20代ほどだろうか……。
男「はっ……」
予想だにしなかった事態のせいで、
いまいち頭の回転が悪い。
何から聞いたらよいものか……。
まず──
>>18
1. 国王はどこへ?
2. あなたは……
18
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:56:50.79 ID:FYeIqVYX0
3.おっぱい見せて
21
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:58:51.34 ID:rrbYV0vw0
再安価
>>22
22
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 13:59:32.50 ID:jhQGvsrOO
>>18
25
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:03:34.61 ID:rrbYV0vw0
なんだ……俺は一体どうしたんだ?
男「……お、……」
女「聞こえん。大きな声で申せ」
くっ……ここは言うしかないのか……。
男「……お、おっぱい見せて……?」
女「…………」
空気が凍っている……。
選択肢を間違えたに違いない……。
女「……どうやら、私の聞き間違いのようだ」
女「もう一度申せ。二度はないぞ」
男「…………」
予想だにしなかった事態のせいで、
いまいち頭の回転が悪い。
何から聞いたらよいものか……。
まず──
>>27
1. 国王はどこへ?
2. あなたは……
27
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:07:56.16 ID:0aFpe1gP0
2
28
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:08:40.77 ID:rrbYV0vw0
男「あなたは……」
目の前で玉座に座っているのは紛れもなく、この女。
つまり──
男「……女王陛下」
女「ん? どうした?」
男「………」
やはり……。
しかし、今だ現実を認められない自分がいた。
情報が少な過ぎる……。
男「陛下、申し訳ありませんが……」
女王「なんだ、申してみよ」
男「はっ……」
男「まずは、先ほどからの無礼な問答をお許し下さい」
男「ついさきほどまで牢に入っておりました身である故」
男「八年前のことしか分からず、正直、今の状況に狼狽えております」
女王「…………」
29
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:10:19.25 ID:rrbYV0vw0
沈黙が続いた。
少し経って、女王の口から言葉が発せられる。
女王「……ふむ」
女王「その様子だと、全く状況を知らされていないようだな」
男「はい……」
本当に分からなかった。
この八年の間に、何が起こった?
女王「四年前──」
男「…………」
女王「隣国のハレド王国が我が国へ侵攻を開始した」
男「なっ……」
ハレド王国。
山脈を挟んで、我が国と隣接する国家。
昔から小さな軋轢は存在していたが、
極めて良好な関係を今まで築いてきたはずだ。
それが戦争に至るとは……。
30
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:11:37.85 ID:rrbYV0vw0
その瞬間、脳裏に一つの懸念が過った。
ま、まさか……。
女王「事の発端は、ハレド王国にてクーデーターが起こったこと」
男「…………」
女王「そして、その主犯が我が国と内通していたスパイだったこと」
男「……ッ」
女王「この事件は、今までの良好な関係を一気に崩壊させた」
…………。
女王「我々は多くの犠牲を出した」
女王「多くの命を無意味に散らし、我が国は疲弊した」
女王「全ての悪因は、前国王の独断行動」
男「…………」
31
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:12:57.72 ID:rrbYV0vw0
女王「前国王に対する不満は次第に高まり……」
女王「そして、今、私がこの国を指揮している」
つまり──
男「……王女様……」
女王「……ッ」
女王「私はもう、王女ではない」
女王「あの頃のような……小娘ではないぞ」
男「…………」
な、なんてことだ……。
あの優しい娘が……こんな……。
目の前にいるのは、女として成熟した一人の女性。
八年の月日だ。人は変わる。
……この娘もまた……。
32
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:14:05.75 ID:rrbYV0vw0
女王「……もう理解したな」
男「……はっ」
そして、あの男は死んだ……。
あの卑劣で狡猾な男が……娘に殺されるとは……。
男「…………」
嬉しいか。 喜ばしいか。
いや……
もう既に、どうでもよい。
自らの人生は終わったも同然。
牢から出されたことで、何か変わることなどない。
女王「本題に入る」
まだ、何かあるというのか。
34
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:15:09.06 ID:rrbYV0vw0
女王「お前の罪は、あの男の独断で決まった」
女王「罪状についても、今では詳細な資料は残っておらず」
女王「ヤツが死んで二年も経っていることから、今日で釈放が決まった」
男「…………」
女王「……嬉しい……というわけではなさそうだな」
男「……申し訳ありません」
女王「まあよい。それで、今後の処遇について考えようと思うのだが……」
女王「お前自身、何か希望はあるか?」
>>37
1. 死にたい
2. 田舎でひっそりと暮らしたい
3. あなたに仕えたい
4. 今はまだ考えられない……
37
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:18:22.76 ID:aYifx4SU0
1
38
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:19:25.73 ID:rrbYV0vw0
男「もう……死なせて下さい……」
女王「…………」
女王は黙っている。
そのまま言葉を続ける。
男「生きることに疲れました……これ以上は無理です……」
女王「だが……」
男「生きることに何の意味もありません……」
男「お願いしますっ! 俺を……俺を殺して下さいっ!」
女王「……ッ」
40
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:20:20.45 ID:rrbYV0vw0
女王「そ、それはならんッ!」
女王「私はそんなことを断固として許さんぞッ!」
男「…………」
驚いた。
さきほどまでは落ち着いていた彼女の声に、
初めて感情が籠っていたからだ。
どうやら死刑になることは無理そうだ……。
こんなことになるのなら、
いっそあの男が国王のほうがましだった。
41
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:21:17.51 ID:rrbYV0vw0
女王「……一度、頭を冷やせ」
女王「少し経てば、お前も冷静な思考を取り戻せる」
男「…………」
違う……。
それは、嘘だ……。
お前には分からない……お前に分かるはずがあるかっ!
あの小さな小娘が、何を理解できるというのか!
孤独の中の絶望。
そして全てが失われた、あの八年前。
何も知らない……くせに……。
女王「……お、男?」
男「……ッ」
女王「な──」
42
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:22:23.81 ID:rrbYV0vw0
駆けた。
玉座に向かった、走り出した。
そして──
兵士「貴様っ! それ以上は──」
女王「や、やめろっ!」
目の前に立ち塞がる一人の兵士。
右手には鋭い剣が握られている。
男「はぁああああっ!」
女王「やめろぉぉぉぉっ!!」
…………。.
男「────」
男「……ごぼっ」
男「………ごほっ、ごほっ……」
43
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:23:19.35 ID:rrbYV0vw0
女王「……ぁ、ぁああ」
女王「な、なんてこと……」
自らの体を綺麗に銀色が貫く。
それをなぞるように赤の色が輝いた。
男「……はは、ははは」
死。
死ねる……。
やっと死ねる……。
目の前がゆっくりと真っ白になっていく。
音も既にほとんど聞き取ることができない。
そして──
最後に、誰かの泣き叫ぶ声が聞こえた気がした。
END
44
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:24:56.71 ID:aYifx4SU0
神の手が男の運命を決めてしまったようだ
46
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:26:10.11 ID:KhKaDuY2O
しんでしまうとはなさけない
47
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:27:19.46 ID:aYifx4SU0
普通のSSだと死にたい選んでも何かと理由つけてだらだら続かせるから
その点だけは
>>1
に好印象を持った
48
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:31:26.49 ID:4qAKjUyXO
もう全部のルート書いちゃえよ
51
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 14:54:24.70 ID:M5HNZuhMO
はやく書いてくれ
56
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 16:01:57.32 ID:j17tAkTz0
三点リーダー多すぎワロタ
57
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 16:20:00.17 ID:l9FyXH7i0
伝勇伝おもいだした
58
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 17:14:40.80 ID:c+savBgEP
面白いからちゃんと続けてくれ
59
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 17:16:52.53 ID:dYZ2y+7j0
同上
60
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 18:06:49.90 ID:yPli61eY0
私待つわ
61
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 18:38:59.85 ID:cueUY1N20
いつまでも待ーつわ
62
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 19:03:06.86 ID:DLB1l/tPO
ハヤーク
66
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 19:28:48.14 ID:DOc5I8he0
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/09(土) 13:39:17.86 ID:rrbYV0vw0
真っ暗闇の監獄にぶち込まれてから、早八年。
初めは狼狽えていた自分も、今ではすっかりこの世界に順応している。
看守「おい」
耳障りな声がした。
幾度となく聞いた、あの無機質な男の声。
かつては、無性に話し相手が欲しかった時もあった。
だが何を問うても、結果的に返ってきたのは沈黙のみ。
67
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 19:30:04.23 ID:DOc5I8he0
返答が永遠にこない未来を想像して初めて、
底知れぬ絶望を味わった。
そして、『話す』という行為そのものが、
人間の根本にあったのだと気が付く。
いつも陽気だった過去の自分。
そんな人格を大きく変容させるには十分だった。
いや、そうしなければ正気を保つことは出来なかったに違いない。
68
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 19:31:29.22 ID:DOc5I8he0
男「…………」
語りかけることはなかった。またいつもの繰り返しだ。
看守は次に飯の刻を伝えるはず。
それが日常。死ぬまで続く……罪。
が──
看守「王がお前との接見を求めている」
ただ漠然と。
何かが変わる予感がした。
……………。
69
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 19:32:42.75 ID:DOc5I8he0
連れてこられたのは、
過去、幾度となく見た、あの光景だった。
豪華な装飾で作られた大広間。
中央に伸びる紅色の絨毯が、一際存在感を示していた。
両側には、表情を強ばらした兵が列を成している。
王の間。謁見の間。
あー……そうか。
心の中で一つの答えが導き出された。
何故、今になって監獄から出されたのか。
何故、王が接見を求めたのか。
ーーーーーーーーーーーーー恐らく、自分を死刑にするため。
71
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 19:34:59.65 ID:DOc5I8he0
声「面を上げよ」
聞いたことのない、女の声だった。
だが、自分が知る頃から既に八年も経っている。
きっと、その間に仕えた新しい重臣の一人に違いない。
ゆっくりと顔をあげた。
声「そして下げよ」
…………。
「……ふ」
ゆっくりと顔を下げた。
72
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 19:36:55.57 ID:DOc5I8he0
声「もう一度あげよ」
男「……な」
王座には……見知らぬ女が一人座っていた。
豪勢な衣を着て、鋭い眼差しでこちらを射抜く。
女「どうかしたか?」
男「……は、はっ」
一体、どういうことだ……?
今の行動にどんな意味があったというのか?
あの男が玉座から転げ落ちたということは。
もしや、革命……?
男「……ま……まさか……」
女「…………」
女「面を下げよ」
73
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 19:38:42.17 ID:DOc5I8he0
女「ふむ、なにやら怪訝な様子」
女「よい、申してみよ」
よく見ると、女は若かった。
20代ほどだろうか……。
男「はっ……」
予想だにしなかった事態のせいで、
いまいち頭の回転が悪い。
何から聞いたらよいものか……。
まず──
>>78
1. 国王はどこへ?
2. あなたは……
78
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 20:15:53.81 ID:W+/ZH8pR0
18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ▼ New!2010/10/09(土) 13:56:50.79 ID:FYeIqVYX0 [1回目]
3.おっぱい見せて
81
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 20:33:18.37 ID:DOc5I8he0
駆けた。
玉座に向かった、走り出した。
そして──
兵士「貴様っ! それ以上は──」
女王「や、やめろっ!」
目の前に立ち塞がる一人の兵士。
右手には鋭い剣が握られている。
男「はぁああああっ!」
女王「やめろぉぉぉぉっ!!」
…………。.
男「────」
男「……ごぼっぱい」
男「………ごほっ、ごほっ……」
82
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 20:35:05.47 ID:DOc5I8he0
女王「……ぁ、ぁああ」
女王「な、なんてこと……」
自らの体を綺麗に銀色が貫く。
それをなぞるように赤の色が輝いた。
男「……おお、おおおっぱい」
死胸。
死ねる……。
女性の胸おっぱい……。
目の前がゆっくりと真っ白になっていく。
音も既にほとんど聞き取ることができない。
そして──
最後に、誰かの泣き叫ぶ声が聞こえた気がした。
おっぱい
83
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 20:35:42.43 ID:AX+irJzG0
よろしい
氏ね
84
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 20:39:08.08 ID:b1f47H2WO
うむ!見事な死にっぷりだ
あっぱれ!
85
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2010/10/09(土) 20:51:50.33 ID:yPli61eY0
男はどうあっても死ぬのか