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男「天然だけは許せん」1/2



男「天然だけは許せん」



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 07:55:52.56 ID:Q0kOBp1x0
代行

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 07:59:31.24 ID:E4d3BngL0
男(俺は完璧だ)

男(高校もトップで合格した。一年の時の成績も常にトップだった)

男(部活に入ってる訳ではないが、体育祭やクラスマッチでは活躍できるほどの運動能力はある)

男(クラスでの人付き合いも上手くやっている)

男(俺は完璧なのだ)

男(…だからこそ許せないものがある)



元スレ
男「天然だけは許せん」





7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:02:12.73 ID:E4d3BngL0
天然子「お、おはよう男君!」

男「…おはよう天然子さんだっけ?今朝は一番乗りなの?」

天然子「うん!四時に学校に来たの」

男「四時!?早すぎない!?」

天然子「時計見て夕方の四時かと思って急いできたんだよ」

男「…普通暗いから気付くよね」

天然子「慌ててたから気付かなかったの…それに学校開くまで外で待ってたんだよ」

男(こいつ頭大丈夫か…?)


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:04:17.72 ID:E4d3BngL0
友「おはよーっす」

男「おはよう友」

友「そういや新しいクラスになったばっかだし朝のHRは役員決めだっけ?」

男「それは今日の最後のLHRでやるんじゃないかな」

友「まあ委員長は一年の時もやってたしどうせ推薦でお前だろうけどな」

男「まあ…そうだけど」

友「去年一緒のクラスで思ったがまとめ役もしっかりできてからさ」

男「二年で初めて一緒になった人たちが知ってるとは限らないよ」

友「成績とか体育祭とかの噂は広まってるだろうよ。まあめんどくさい役だし皆やらんだろうしお前に任せる」

男「本音はそこなんだ…」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:10:39.65 ID:E4d3BngL0
友「あといい加減に彼女作れよ。去年もちょいちょい告白されてたじゃん」

男「はは…学生の仕事は勉強だよ」

友「まさか…お前俺のことを…」

男「友…ようやく俺の気持ちに気付いたんだね」

友「男…!」

女「朝っぱらから気持ち悪い会話しないでくれる?」

友「俺たちの迫真の演技を馬鹿にするなよ」

男「女さんが近くに居たから冗談でつい」

女「はいはい…ってあれ天然子?」

友「ん…?入口付近で何やってんだあの人」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:20:54.17 ID:E4d3BngL0
男「…どうたら転んだみたいだね」

友「最初の自己紹介の時に思ったけどあの人変わってるよな」

女「あー…天然子は結構ズレた発言するしドジな子だから多めに見てやってくれないかな」

男「知り合いなの?女さんは」

女「一緒の中学だったからね」

友「ふーん…まあ悪い人じゃないんでしょ?」

女「人によっては少々いらつくこともあるだろうけど根は良い子だから」

男「…」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:26:48.43 ID:E4d3BngL0
~昼休み~

女「天然子ーあんたもこっちでご飯たべない?」

天然子「うん!食べる」

女「あれ?昼ごはんもってきてないの?」

天然子「忘れたの!でもおなかすいてないからへーきだよ」

モブ「天然子ちゃん大丈夫?私のわけてあげようか」

天然子「大丈夫!大丈夫!朝ごはん抜いてきたから」

モブ「…?」

女「…」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:33:22.83 ID:E4d3BngL0
男「さて…掃除だな」

天然子「あ…お、男君も掃除場所ここなの?」

男「先週からここだったよ。ってか天然子さん前までいなかったよね」

天然子「あう…ちょっと間違えてて」

男「…そうなんだ」

天然子「でっ、でも今日から私頑張るから!」

男「じゃあよろしく頼むね。あとそこ今僕が掃いた場所」

天然子「あっ、ごっごめんなさい!ってきゃっ!」

ズデーン

男「うわっ!天然子さん大丈夫!?」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:37:08.49 ID:zBPKMLOe0
うーん…
物書きとして許せないんだが
何この稚拙な文章


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:41:35.04 ID:E4d3BngL0
天然子「いたた…」

男「ケガとかない…?」

天然子「だっ、大丈夫だよ!」

男「なら良かった」

男「…天然子さんってよく転ぶの?」

天然子「そんなことないよ!私運動神経いいもん!」

男「そっ、そう…」

天然子「料理も得意なんだよ!」

男(そこは聞いてない…)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:47:42.96 ID:E4d3BngL0
天然子「そっ、それよりはやく掃除しよ」

男「うん(誰のせいだと…)」

天然子「じゃあ私はこっちを担当…」

グゥー

男「…」

天然子「ちっ、違うの!今のはおなかがなったんじゃなくておならなの!」

男「そっちのほうがより恥ずかしいと思うけど」

天然子「じゃっ、じゃあ鳥の鳴き声っ!今さっき鳥が鳴いたのっ!」

男「ここ屋内だよ?」

天然子「そっ、それじゃあ…」

男「…お腹すいてるの?」

天然子「うん…」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:52:36.47 ID:E4d3BngL0
男「今日の昼に買ったパン余ってるからいる?」

天然子「…うん」

男「じゃあ掃除が終わったらあげるから」

天然子「…ありがとう男君」

男「どういたしましてってかさっきそこ自分で掃いてたよね」

天然子「あっ!ごっ、ごめん」

男「次から気をつけてね」

男(めんどくせえ…)


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 08:59:04.30 ID:E4d3BngL0
~LHR~

先生「じゃあ次委員長やりたい奴手を挙げろ」

先生「いないか…なら誰か推薦したい奴は」

友「はーい先生男が良いと思いまーす」

男(あの馬鹿がっ!)

先生「男か…お前去年もやってたが大丈夫か?」

男「はい…大丈夫です」

先生「なら決定だな。じゃあ次は副委員長決めたいんだができればバランス考えて女子が良いんだが」

天然子「はっ、はい!」

男「!?」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 09:05:42.38 ID:E4d3BngL0
先生「天然子か、じゃあ決定だな。次は他の委員を決めるぞー」

男(なっ…なぜだ)

男(委員長副委員長といったら普通出来る人間か糞真面目な馬鹿のどちらかだ)

男(なのになぜ天然子さんが…)

男(まさか仕事も天然子さんと一緒にする羽目になるんじゃ)

男(想像しただけでも胃が痛くなってきた…)

先生「…大体決まったか。じゃあ今日のLHRは早いけどこれで終わりな」

先生「あと男、天然子。ちょっと名簿とか色々やってほしいことがあるから残ってもらえないか」

天然子「はいっ!」

男「はい…」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 09:12:20.99 ID:E4d3BngL0
友「仕事あるみたいだし先帰ってるぞー」

男「うんじゃあね…」

女「二人とも頑張ってねー」

天然子「任せて!」

男「はあ…」

天然子「おっ、男君…その、これからよろしくね」

男「うん…天然子さんは去年こういう仕事やってたの?」

天然子「ううん…やろうとしたらなぜか周りに止められるんだよ」

男「そうなんだ(誰か止めろよ…!)」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 09:16:38.81 ID:E4d3BngL0
天然子「でっ、でもね」

男「?」

天然子「きょっ、今日男君にパンもらったからその…恩返ししたくて」

男「…それで副委員長になったの?」

天然子「うん!男君結構抜けてるとこありそうだから私がお手伝いしたあげるの!」

男「…」

天然子「じゃあ頑張って終わらそう!」

男「…うん」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 09:25:05.41 ID:E4d3BngL0
天然子「えーとここは…」

男「…天然子さんそこ間違ってる」

天然子「ごっ、ごめんねじゃあこっちやるから」

男「…そっちはもう終わった作業」

天然子「そっ、そうだよね!じゃあこれを…」

男「…それさっきも間違えたよね」

天然子「あう…」

男「天然子さん。あとは僕がやっておくから飲み物でも買ってきて休憩していいから」

天然子「うっ、うん。じゃあ行ってくるね!ってキャッ!」

ズデーン

天然子「いたた…」

男「…」

男「だあああああああああああああもうっ!」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 09:32:30.16 ID:E4d3BngL0
男「そこっ!座れっ!」

天然子「おっ、男君!?」

男「いーから座れっ!」

天然子「はっ、はいっ!」

男「わざとだよなっ!絶対今までのわざとやってきたんだよな!」

天然子「えっと何のことかな…?」

男「全部だっ!そのズレた発言やらすっ転ぶこと全部だっ!」

天然子「ちっ、違うよ!」

男「ならなんだ?天然かドジか何かか?」

天然子「そんなことないもんっ!」

男「いーやそうだ。お前はそれだ」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 09:41:40.73 ID:E4d3BngL0
天然子「違うもん…私はちゃんと出来るのに…」

男「なら今までの自分を振り返ってみろっ!」

天然子「あう…」

男「ちゃんと出来ないんなら副委員長やめてくれ」

天然子「やだよぉ…男君の力になれるもん…」

男「そうか。そんなに俺の力になりたいのか」

天然子「うん…」

男「なら完璧な俺が指導してやる。」

天然子「えっ、えと…」

男「まずは転ぶな。なにもないところで転ぶなんてアホすぎる」

天然子「うっ、うん」

男「あとの作業は俺がやっておくからお前は帰れ」

天然子「うん!私頑張るよ」

男「じゃあな」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 09:46:56.57 ID:E4d3BngL0
男(さて…遅くなったな)

男(明日からあいつを徹底的に改善してやる)

男(どれだけ凄い人間にしてやることか)

男(ふふ…ふふふふ…楽しみだな)

男(他人まで完璧に育てられるとは流石は完璧な俺だ)

男(んと…着いたか)

男「ただいま」

姉「遅かったのね」

男「…姉さん帰ってたんだ」

姉「ええ、大学が早く終わったからね。それで遅くなった理由は何かしら」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 09:54:53.77 ID:E4d3BngL0
男「…少し委員長としての雑務があったんだ」

姉「それでこの時間まで遅くなるの?相変わらず出来の悪い子ね」

男「…ごめんなさい姉さん。僕、次は頑張るから」

姉「それを何度聞いたことか…あなたの言う次はいつくるのかしら」

男「ごめんなさい」

姉「…何か言いたげな顔ね」

男「いえ、姉さん。なにもないよ」

姉「…まあいいわ。晩ごはんの用意はできてるから手を洗ってきなさい」

男「はい」

男「…」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:07:16.21 ID:E4d3BngL0
男「…」

姉「そういえばさっき言ってたけどまた委員長やってるの?」

男「うん!また推薦で選ばれたんだ」

姉「どうせ面倒な役割だからって誰かに押しつけられたんでしょう?本当に主体性のない子ね」

男「…」

姉「もう二年生なんだから少しは成長しなさい」

男「ごめんなさい姉さん…」

姉「ごめんなさいごめんなさいってそういえば済むと思ってるのかしら?」

男「…」

姉「ふん…ごちそうさま、皿洗いはお願いね」

男「…はい、姉さん」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:14:52.31 ID:E4d3BngL0
男(またクラスのまとめ役になったんだし姉さんが褒めてくれるのかと思ったのに…)

男(くっそ…!なんで姉さんに怒られなきゃなんねえんだよ…)

男(これももとはといえば天然子のせいだ…)

男(まあいい…明日からだ)

男(明日からちゃんと改善させてやる)

男(明日だ…明日だ…)

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:20:57.26 ID:E4d3BngL0
~翌日~
男「…ふわあ」

姉「だらしない顔ね」

男「姉さんおはよう…ってかなんでまた僕の部屋に居るの?」

姉「…もう出発するからあなたを起こしに来たのよ。不満かしら?」

男「ごめんなさい…」

姉「朝は作ってあるからちゃんと食べて行きなさい」

男「うん」

姉「じゃあもう出るから」

男「行ってらっしゃい」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:26:38.84 ID:E4d3BngL0
男(お…教室一番乗りか)

男(今日は天然子いないんだな)

男(さて、今日からビシバシやっていくか)

友「うーっす…ってせっかく早く来てみたのに一番乗りじゃないのかよ」

男「おはよう友、悪いけど僕が一番だよ」

友「毎朝はえーな。習慣付いてるのか?」

男「うちの姉が僕が早くに起きないと怒るんだ」

友「ふーん大変だな」

男「健康的だからいいんだけどね」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:32:10.36 ID:E4d3BngL0
女「おっはよー」

友「うーっす」

男「おはよう女さん」

女「男、昨日は天然子と大変じゃなかった?」

男「ははは、ちょっと大変だったけど上手くやっていけそうだよ」

女「そう…あの子が手をあげた時止めようかと思ったんだけど」

男「天然子さんもそんなにひどいって訳じゃないからね(止めろよっ…!)」

女「…そう、男は出来るやつだし面倒見もいいから大丈夫そうね」

友「なんだ?男を褒めにかかって好感度アップ狙いか?」

女「そっ、そんなんじゃないわよ!」

男「まあたぶん面倒見きれると思うから安心して」

女「うっ、うん…頑張ってね」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:38:14.16 ID:E4d3BngL0
先生「…、…、…、天然子」

先生「…ん?あいつ今日欠席か?連絡来てないんだがな」

男(何やってんだ…?あいつ)

先生「まああとで確認とっておくか次…、…、…」

男(まさか…昨日強く言いすぎたか…?)

男(そんなはずはない…あんなに嬉しそうに頑張るって言ってたのに…)

先生「以上だな。まあ今日は特に説明はないからHRはこれで終わりだから男、あとの時間は自習でもさせといてくれ」

男「分かりました先生」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:44:53.65 ID:E4d3BngL0
~昼休み~

友「天然子どうしたんだろーな?」

女「心配だね…道に迷ってたりしてないかしら」

友「…流石に一年もかよってる訳だしそれはないだろ」

女「あの子は私たちの想像のはるか上を行くから…」

男(ほんとに何してんだ…?)

男(まさか俺のことが嫌で学校に来なくなった訳じゃ…)

友「男?ぼーっとしてるが大丈夫か?」

男「うっ、うん!心配だね」

女「なにもなきゃいいけど…」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:49:39.25 ID:E4d3BngL0
先生「じゃあ次のとこ男、答えを板書してみろ」

男「はい」

カッカッカッ

男「以上です」

先生「…流石だな。正解だ」

男「ありがとうございます」

男(それにしても遅すぎる…やはり…)

ガラッ

天然子「男君っ!私やったよ!出来たんだよっ!」

男「てっ、天然子!?」


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:55:40.72 ID:E4d3BngL0
天然子「転ばなかったんだよ!今まで転ばずに学校これたの初めてだったんだよ!」

男「おっ、落ち着け!今は授業中だっ!」

天然子「意識するだけでこんなに変わるんだね!ありがとう男君っ!」

男「せっ、先生っ!天然子さんが気分悪いみたいなので保健室に連れて行きます!」

天然子「えっ!?私どこも悪くないよっ!」

男「いーから行くぞっ!」

先生「そんなに気分わるそうには見えないが…っておーい…行っちゃった。まあいいや授業続けるぞ」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 10:56:06.20 ID:KVdI3cJ80
なぜ俺以外支援しないのだ

47 名前:>>43人気なくてすまん[]投稿日:2012/04/17(火) 11:02:07.53 ID:E4d3BngL0
天然子「離して男君っ!私どこも悪くないってばぁ!」

男「まずはその頭をどうにかしろっ!」

天然子「えっ…!?わっ、私ねぐせついてる?」

男「違うっ!どうしたらそこまでアホみたいな登校時間をかけようって考えが生まれるんだってことだ!」

天然子「だっ、だって転ばないように気をつけろって言ったのは男君じゃ…」

男「そうは言った!だがそこまで普通かかるか!?」

天然子「かっ、かかったんだもん!」

男「…お前がどうしようもないバカなのは分かった」

天然子「違うもんっ!今日はちゃんと出来たんだもんっ!」


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 11:09:26.84 ID:E4d3BngL0
男「頭痛くなってきた…」

天然子「大丈夫?保健室にいこうよ」

男「誰のせいだと思ってんだっ!」

天然子「?」

男「まあいい…お前はこの時間まで保健室で休んでろ」

天然子「うんっ!」

男(甘く見ていた…想像以上のバカだった…)


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 11:16:30.12 ID:E4d3BngL0
友「男、天然子は大丈夫だったか?」

男「うん…次の授業には来れるみたい」

女「元気そうに見えたんだけど…」

男「そっ、そう?結構ぐったりしてたよ」

友「で、なんであんな大遅刻をしたんだ?」

男「…えーと、具合悪いのに午後からでも学校に行きたいって無理してきたらしい」

友「へえ、意外と根性あるんだな」

女「…男も凄い慌ててたよね」

男「いっ、委員長だからね」

女「…ふーん?」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 11:29:09.86 ID:E4d3BngL0
男「…おい天然子」

天然子「ぐー…」

男「起きろ天然子!」

天然子「んあ…おはようお父さん」

男「誰がお父さんだっ!」

天然子「…ん、男君?」

男「そうだ。お前が遅刻した理由を口裏合わせしないといけないから保健室に来た」

天然子「なんで!?私転ばないでこれたの皆に自慢したかったのにっ!」

男「そんなアホみたいなこと言ったらお前が変な目で見られるだけだろーが!」

天然子「うう…アホじゃないもん」

男「いいか…お前は具合悪くて午前中は来れなかったってことにしろ」

天然子「うん…」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 11:39:39.31 ID:E4d3BngL0
友「おっ、戻ってきた。天然子ちゃーん大丈夫?」

天然子「うっ、うん!大丈夫だよ」

モブ「なんで午後から来たの?」

天然子「ええと…確か…具が悪いから炊飯ができなくて…」

モブ「…ええと何の話かな?」

男「ごっ、午前中気分悪くて学校これなかったんだよね?」

天然子「うん!確かそう」

モブ「そうなんだ…でも午後から来るなんて天然子ちゃん偉いね」

天然子「えへへ…」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 11:44:30.35 ID:E4d3BngL0
男「…天然子さん」

天然子「なに?男君」

男「クラス委員の仕事があるから放課後残ってくれないかな」

天然子「うん!分かった」

友「大変だなお前らも」

天然子「うん!でも男君は凄い出来る人だから大丈夫だよ」

モブ「だよねー男君は万能だよね」

男「ははっ、そんなことないよ」


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 11:53:50.37 ID:E4d3BngL0
~放課後~

男「…まずは反省会からだ」

天然子「え?何の」

男「…転ばないことについてだ」

天然子「クっ、クラス委員の仕事は!?」

男「お前がアホやってる午前中に済ませておいた」

天然子「うう…」

男「確かに俺は転ぶなと言った。だがそこまで普通かかるか?」

天然子「だって…だって…!」

男「はあ…これじゃ何も進まんな」


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 12:00:23.48 ID:E4d3BngL0
男「一応今日一緒に帰ってどれだけひどいのかチェックする」

天然子「おっ、男君一緒に帰ってくれるの?」

男「ああ、ただしあんまり見られたくないから校門出てからな」

天然子「うんっ!ありがとう男君!」

男(とりあえずは転ばないようにすることからだな)

天然子「じゃあ帰ろう男君!」

男「先に行って校門で待ってるから少ししたら来い」

天然子「うん!」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 12:09:18.66 ID:E4d3BngL0
男「…少ししたら来いって言ったよな」

天然子「うん?」

男「なんでついてくるんだよっ!」

天然子「でも二人で帰るほうがたのしいよ?」

男「だからっ!…もういい」

天然子「うふふ~男君と一緒に帰れる~!」

男「はあ…」

男「…家までついてってやるから道案内は任せる」

天然子「うん!任せて」

男「迷わないだろうな…?」

天然子「大丈夫だよ!去年までは迷ってたけど今年はちゃんと来れるようになったから」

男「…去年までは迷ってたのか」

天然子「じゃっ、じゃあ行こう!」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2012/04/17(火) 12:11:37.93 ID:+2xzMFIf0
実際いたら池沼だぞ…


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 12:16:09.09 ID:E4d3BngL0
男(さて…そこそこ歩いてきたが)

男(一回も転んでない…なぜだ?)

天然子「こっちだよ!」

男「む…?こっちはうちの近くじゃないか」

天然子「あれ?男君ここらへんなの?」

男「天然子こそ女さんと同じ地区じゃないのか?」

天然子「去年引っ越したんだよ!男君んち見てみたいなぁ…」

男「死んでも家にはあげん」

天然子「…ケチ」

男「それから天然子…気になってたんだがお前一回も転んでないぞ」

天然子「あ…ホントだ!凄いっ!今日登下校で一回も転ばなかった!」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 12:20:19.88 ID:E4d3BngL0
天然子「なんでだろう…?特に気をつけていた訳じゃないのに」

男「これでもう大丈夫だな。じゃあ俺は帰るわ」

天然子「おっ、男君!」

男「なんだ?」

天然子「今日転ばなかったの…その…男君がいたおかげかもしれないから…」

男「だから?」

天然子「明日の朝も一緒に行ってもいいかな…?わっ、私が迎えに行くから!」

男「…」

天然子「…ダメ?」

男「…はあ、分かったよ」

天然子「本当!?ありがとう男君!」

男「一応家の場所くらいは教えておくから」

天然子「うん!」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 12:22:05.33 ID:E4d3BngL0
男「ここだ」

天然子「うわあ…結構大きいんだね」

男「まあな」

天然子「あがっちゃだめ?」

男「死んでもいやだ」

天然子「むー…」

男「じゃあまた明日な。時間は六時半くらいでいいか」

天然子「うん!また明日」

男「…めんどくさいことになったな」

男「まあいいか」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 12:26:59.04 ID:E4d3BngL0
男「…ただいま」

男「…姉さんはまだか」

ガチャッ

姉「随分と仲のいい女の子がいるみたいね」

男「ねっ、姉さん!」

姉「あなたを見かけたのだけれどイチャイチャしすぎて話す気にもなれなかったわ」

男「姉さん!違うんだっ!」

姉「出来の悪い癖に女の子のことに気を回す余裕があるのね」

男「…っ!」

姉「あの女の子は誰なの?答えなさい!」

男「同じクラスの…副委員長の人です」

姉「へえ…あなたが委員長になったのって下心が理由だったのね。見損なったわ」

男「…」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:00:30.13 ID:E4d3BngL0
男「…でも」

姉「言い訳なんて聞きたくないわ!」

男「…ごめんなさい」

姉「不純なあなたに用意する晩ごはんなんてないから」

男「…はい」

姉「…部屋で反省してなさい」

男「…分かったよ姉さん」

姉「…」


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:04:56.49 ID:E4d3BngL0
男(理不尽だ…)

男(何も下心があって近づいたわけではないのに…)

男(むしろあれはペットを躾けてるようなものであるというのに…)

男(なぜ俺が怒られなければいけないのだ…)

男(腹減ったが…家から抜けだそうとすると怒られるだろうし…)

コンコン

男「…?」

姉『…可哀そうだから晩ごはんくらいはここに置いておくから』

男「ありがとう姉さん…」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:08:13.06 ID:E4d3BngL0
男(明日からどうしたものか…)

男(一緒に帰るのだけは避けておこう)

男(とりあえず転ばなくなったみたいだし)

男(しかし姉さんの誤解はどうにか解けないだろうか…)

男(もういい…何もかもめんどくさい…予習済ませて寝るか)


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:11:11.32 ID:E4d3BngL0
~翌日~

男「…ん」

姉「おきなさい…例の子が来てるわよ」

男「なっ…!(しまった!完全に忘れていた…!)」

姉「聞こえなかったの?玄関にいるから早く相手してあげなさい」

男「はっ、はい!」

姉「それと後であなたに話があるから」

男「…分かったよ姉さん」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:15:16.29 ID:E4d3BngL0
男(思ったよりひどく言われなかったが…後でというのが気になる)

天然子「おはよー!男君!」

男「…今何時だと思ってるんだ」

天然子「ふえ…?六時だよ」

男「俺は六時半に来いっていったよな…」

天然子「うん!遅刻しないようにって思って五時半に男君の家の前に来たんだ」

男「なっ…」

天然子「そしたら途中で男君のお姉さんが出てきて話をしたんだよ」

男「それは本当かっ!何を…何を聞かれたんだ!」

天然子「えーと…私と男君の関係」

男「アホなこといってないだろうなっ!」


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:19:17.13 ID:E4d3BngL0
天然子「ええと…私がダメダメだから男君に手とり足とり教えてもらってるって言った」

男(事実だがそれもそれでまずい気がする…)

男「…姉さんは何か言っていたか?」

天然子「うーんと…特に何も言ってないけど嬉しそうだったよ?」

男「…?まあとりあえずあと三十分くらい待ってくれないか?準備してくる」

天然子「うん!全然へーきだよ!」

男(さて…姉さんと話してくるか)


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:26:58.82 ID:E4d3BngL0
男「姉さん、話って何?」

姉「あの子はもういいのかしら?一緒に登校するんじゃなかったの」

男「しばらく待ってもらうから大丈夫」

姉「ふうん…それであなたはいつから人に教えられるほど上の立場になったのかしら」

男(早速来たか…)

男「…天然子さんに頼まれて彼女の抜けたところを直そうとしたまでです」

姉「嘘は良くないわね。あの子はあなたが無理やりしてきたって言ってたわ」

男「っ…そんなことは(あのアホがぁっ!)」

姉「まあいいわ…今回は不純じゃないみたいだし許してあげる」

男「…え」

姉「…それにあの子は弟をたぶらかすようなことができるほどの頭はなさそうだったし」

男「…何か言った?」

姉「なんでもないわ。待たせ過ぎるといけないからご飯食べたら早くいきなさい」

男「はっ、はい」


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:31:31.28 ID:E4d3BngL0
男(なぜ許されたんだ…?)

天然子「あっ、男君もう大丈夫なの?」

男(あまりのこいつのアホっぷりに毒気を抜かれてしまったのか…)

天然子「むー…なんかひどいこと想像してない?」

男「その通りだ。行くぞ」

天然子「男君ひどい…」

男「お前の頭よりはマシだ」

天然子「むう…」


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:33:23.57 ID:KVdI3cJ80
このスレタイで姉は所詮モブ


97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:36:31.38 ID:MbI+ngT9O
姉の歪んだ愛情のせいで歪んだ弟の話ってことでいいのか?


98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:37:10.61 ID:E4d3BngL0
男「どうしたんだ?学校に着いたぞ」

天然子「いや…二日連続で転ばないで学校に来れたことが嬉しくて…グスッ」

男「アホか、はやく教室行くぞ」

天然子「アホってひどいよ男君!せっかくの私の感動を返して!」

男「転ばない方が普通なんだよ」

天然子「私は普通の女ん子だもん!」

男「どこがだよ…」


99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:41:20.85 ID:E4d3BngL0
女「おはよう男!」

男「おはよう女さん、今朝も早いね」

女「でっしょ~いっつも男に勝とうと思ってるんだけどねーこれが負けるんだわ」

天然子「おはよう女ちゃん」

女「あ…天然子もいたんだ」

天然子「うん!男君と学校一緒に来たんだよ!」

男「とっ、途中で会ってさ!一緒に来たんだ!」

天然子「えー!違うよー私が男くんのもがもが」

男(黙ってろバカがっ!)

女「ふーん…一緒に来たんだ」

男「ほんっと!偶然だよね!」

天然子「もがもが」



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:45:56.67 ID:E4d3BngL0
友「ちーっす」

男「友っ!ちょうどいいところに来た!」

友「ん?どうした」

男「えーと…今日の授業の予習のとこなんだけどさ!

友「お前、俺との成績の差分かって言ってるのか…?」

男「たっ、たまには僕にも分からないこともあるんだって!」

女「…逃げられた」

天然子「もがもが」



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:50:38.89 ID:E4d3BngL0
~昼休み~
男「…いいか、昨日も言ったが俺とお前が一緒に登下校してるのを誰かに言うのはなしだ」

天然子「んー?なんで」

男「もし言ってみろ…」

『えー?男君って天然子ちゃんと付き合ってるのー?』

『ああいうアホっぽい子がタイプだったんだーなんかショックー』

『なんかイメージ崩れたねー』

男「俺が完璧じゃなくなる…!」

天然子「私と帰るのが嫌なの…?」

男「そこはいいんだ。むしろお前を改善させることで俺の完璧人間ぶりに磨きがかかる」

天然子「…?良く分からないんだけど誰にもいわなきゃいいんだよね」

男「ああそうだ」


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 15:56:25.16 ID:E4d3BngL0
天然子「でも完璧なんて人間なれるわけないと思うよ?」

男「お前にだけは言われたくない」

天然子「むー…でもでも」

男「?」

天然子「完璧なんて人によって基準が違うんじゃないの?」

男「だからこそ俺は誰が見ても完璧な人間だと思えるような存在になるのだ」

天然子「そうなんだ…流石男君だね」

男(いつかは姉さんを認めさせることができるのだろうか…)

天然子「じゃあ転ばなくなった私は完璧だね!」

男「それはないな」

天然子「むー…」

男「だが次のステップに移ろうと思うからまた放課後にな」

天然子「うんっ!…ってきゃっ!」

ズデーン

男「…」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 16:07:35.64 ID:E4d3BngL0
~放課後~

男「…転ばないようにすることは登下校が完璧だから今のところは良しとする」

天然子「…うん」

男「次は良くミスをすることだ。ここ数日一緒に居て凄く気になった」

天然子「しないもん!」

男「…掃除で何度も同じところを掃く痴呆症は誰だ」

天然子「あっ、あれは丁寧にやろうとして…」

男「…人が説明してるのに同じことを質問し直すバカは誰だ」

天然子「かっ、確認だよ!念には念を…ね?」

男「挙句の果てには箸と間違えてストローを持ってくる天然子とかいうアホはどこのどいつだ」

天然子「あう…」

男「今後しばらくはそういったミスをなくすためのレクチャーをしていくから」

天然子「はい…」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 16:17:19.79 ID:E4d3BngL0
姉「…最近なんだか楽しそうね」

男「そう見える?姉さん」

姉「ええ、そう見えるわ」

男「ならそうかもしれない」

姉「あの頭のねじが抜けた人懐っこい犬みたいなあの子のおかげかしら?」

男「絶対にそれだけはないから」

姉「あらそうかしら。最近のあなたの寝顔は凄くにやけてて気持ち悪いくらいだわ」

男「…どうして僕の寝顔を知ってるの?」

姉「毎朝起こしに行ってるからに決まってるじゃない」

男「…でも姉さんの声で起きた記憶があんまりないんだけど」

姉「気のせいよ」


110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 16:21:11.10 ID:E4d3BngL0
男(しかし…無意識のうちににやけていたのか)

男(特にいいことがあった記憶はないんだが)

男(…天然子への指導がたのしいんだろうか)

男(まあ完璧になるためだと思えば確かに楽しいことに違いない)

男(…そうと決まれば明日からもっと気合い入れてやっていくか!)




 
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2012/04/17(火) 16:27:02.28 ID:E4d3BngL0
~一カ月後~

友「最近天然子ちゃん変わったよな」

男「そう?あんまり気にしてないから気付かなかったんだけど」

友「なんというか…前よりドジじゃなくなったような…」

男「ふーん…そうかなぁ…」

友「まあ人間成長していくんだなって天然子ちゃん見てたらすげえ思うよ」

男(ふ、ふふ…ふははははは!俺の指導の成果が表れているということか!)

友「おっ、噂をすれば天然子ちゃん。おーい」

天然子「友さん!おーい…ってきゃっ!」

ズデーン

友「…前言撤回」

男「…」

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