2ntブログ

↑アローズ速報↓/SSまとめ

VIPなどのSSまとめInアロ速

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

少女「いつもここで会いますよね?」2/3



少女「いつもここで会いますよね?」



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:08:48.09 ID:KK/x9cxo0
―――土曜日 高校前

少女「今日も会えなかった……」

少女「二日も会えないのは……喋りかけてから初めてかも……」

女子高生「おっす!どしたの?」

少女「あ、ううん。なんでもないよ?」

女子高生「そう?」

少女「うん」

女子高生「さてと、部活にいきますかぁ!」

少女「そうだね」

女子高生「はぁ……でもさ。毎日部活ばっかりだと干からびそうだよね?」

少女「どういうこと?」

女子高生「いや、やっぱりさ。高校生なんだから恋愛の一つはしたいでしょ?」

少女「う、うん……そうだね。でも、好きな人なんていないし」

女子高生「馬鹿ねえ。好きな相手なんて、付き合ってから判断したらいいの。とりあえず付き合う。デートする。で、あ、好きかもって思うわけ」

少女「そ、そうなの?」





元スレ
少女「いつもここで会いますよね?」




90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:13:33.76 ID:KK/x9cxo0
―――女子更衣室

女子高生「そんなもんだって。恋愛小説みたいな恋は出来ないんだしさ」

少女「それはそうだけど……」

女子高生「とりあえず告白するっていうのも手だね」

少女「とりあえずって……そんなの相手に悪いんじゃない?」

女子高生「男っていうのは好きですって言えば勝手に惚れてくれるんだって」

少女「えー?」

女子高生「男は馬鹿だからね。その言葉だけでホイホイついてきちゃうもんよ」

少女「ふうん」

女子高生「アンタは結構ルックスいいんだから、もっと高望みしたら?」

少女「え?」

女子高生「例えば……先輩に告るとかさ!」

少女「や、やめてよ!!」

女子高生「もうそんなんじゃあ、高校生活が灰色になるよ?」

少女「うぅ……そうかなぁ?」


91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:19:08.54 ID:KK/x9cxo0
女子高生「あ、そうだ。一回、先輩とデートしてみたら?」

少女「えぇ!?」

女子高生「うん!そうした方がいいよ。そんな奥手じゃいつまでたっても彼氏なんて出来なしさ」

少女「それは……そうかも」

女子高生「先輩って今はフリーみたいだしさ。デートぐらいなら受けてくれるって!」

少女「でも……私は別に……」

女子高生「デートしたら好きになるかもしれないでしょ?」

少女「そうかなぁ?」

女子高生「そうだって!言いにくいなら、私が取り持ってあげるよ!」

少女「ええ!?やめてよ!」

女子高生「大丈夫だって。先輩、優しいし。それになによりイケメンじゃーん!」

少女「いや、だから……」

女子高生「じゃあ、今日言ってみよ?ね?」

少女「あ、いや……でも」

女子高生「はいはい!デートぐらいで尻ごみしないの!―――さて、練習にいこっか」


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:23:49.17 ID:KK/x9cxo0
―――夕方

女子部員「おつかれー」

男子部員「マック行こうぜ」

男子部員「いいねー」

女子高生「あ、せんぱーい!!」

少女「ホントにやるの!?」

先輩「ん?なんだ?」

女子高生「あ、先輩。明日、暇ですか?」

先輩「え?うん。別に予定はないけど?」

女子高生「じゃあ、この子と部活の後でデートしてくださいよぉ」

少女「ちょっとぉ!!」

先輩「え……どうして?」

女子高生「この子、1回もデートしたことないらしくて……それでまあ、社会勉強をかねて」

少女「だからぁ!!」

先輩「ふうん……俺は構わないけど?」


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:28:46.60 ID:KK/x9cxo0
女子高生「やったじゃん!」

少女「えぇ!?」

先輩「でも……俺とデートしたいの?」

少女「え……それは……その」

女子高生「もう……別に固く考えないで二人で遊ぶって思えばいいでしょ?」

少女「でも……」

女子高生「別にさ、付き合うわけじゃないじゃん」

少女「そうだけど……」

女子高生「何事も経験だって。それに好きな人、いないんでしょ?」

少女「そ、そうだけど」

女子高生「ならいいじゃない。ほら、自分でいいなって」

先輩「……」

少女「……あの、じゃあ、明日……」

先輩「……うん。わかった。じゃあ、明日な」

少女(なんだろう……胸の奥がズキズキする……嫌な気分……)


98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:33:14.45 ID:KK/x9cxo0
―――日曜日 バス停

男「ふー……3連休も今日で最後か……金曜日は友達とも会えたし……ま、よかったかな」

男(でも……なんか虚しかったなぁ)

男(物足りないっていうか……)

男(あの子……どうしてるかな……)

男(って……何を言ってんだ……別にあの子は俺のことなんて……)

男(俺のことなんて……俺のこと……どう思ってんのかな……)

少女「あ……」

男「あ……お、おはよう」

少女「おはよう、ございます……」

男「今日も部活?」

少女「はい」

男「そっか。大変だね」

少女「……いえ」

男(なんだ?なんかよそよそしいな……)


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/09/01(木) 15:35:04.21 ID:iLdX0Mbw0
人生やり直したい
こんな甘酸っぱい経験してみたい


101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:39:15.08 ID:KK/x9cxo0
―――バス 車内

少女(なんでだろう……すごく嬉しかったのに……今は会いたくなかった……)


少女(苦しい……)

男(あれから結局一言も話してくれなかったな……)

男(なんかあったのかな……?)

男(まあ、年頃だし色々あるんだろうけど……なんかなぁ)

少女(はぁ……どうしたらいいのかなぁ……何か話したかったのに)

少女(今日はどこで降りるんだろう……?)

男「あ……」

少女(あ……!!目が合っちゃった!?)

男(俺のこと気にしてるのかな……?それとも……)

少女(はぁ……もういや……なんでこんな気持ちにならなきゃいけないの……?)

少女「早く降りたい……」

男(俺、嫌われたのか?)

運転手「ここから道路が荒れているため、少し揺れます。お立ち上がりなさいませんよう、お願いいたします」


107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:45:26.40 ID:KK/x9cxo0
運転手「次は、高校前―――」

少女「……」

男(あ……)

少女(いってらっしゃいって言ってくれないのかな?)

男(なんて声をかけたら……)

運転手「……」

少女(馬鹿……)

少女「すいません、降ります」

運転手「停車いたします。ご注意ください」

少女(いってきます……って言いたかったのに)

男(いってらっしゃいって言えなかった……)

運転手「ドアが閉まります」

少女「……」

男「……」

運転手「発車します。ご注意ください」


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:49:43.14 ID:KK/x9cxo0
―――女子更衣室

女子高生「今日だね!やったね!!」

少女「う、うん……」

女子高生「なに?嬉しくないの?先輩ってかなり競争率高いから自慢になるよ?」

少女「いや……別に自慢したいわけじゃ」

女子高生「もう可愛いんだから、もっと自信もたなきゃ、ね?」

少女「う……うん」

女子高生「ほらほら、もういくよ?」

少女「あ、待ってよ」

少女(嫌なわけじゃない……先輩は面倒見もいいし……優しいし……きっと彼氏になってくれたら嬉しいと思う)

少女(だけど……なんだろう……違う……先輩はなんか違う……)

少女「もう……わかんない」



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:54:41.25 ID:KK/x9cxo0
―――街

男「さてと……どこに行こうか……」

男「今日は雑貨とかそういうお店を探してみるか」

男「本とか電化製品もいるときがあるだろうしなぁ」

男(ふう……はぁ……やっぱり俺、あの子になんか言ったんだろうな)

男(ああいう年頃は、何気ない一言で傷つくし……・)

男(俺もそうだったしなぁ)

男(はぁ……まあ、いいか)

男(彼女いない歴が人生とイコールで童貞の俺が、高校生の女の子と仲良くなれるわけねえんだし)

男(そうだよ……どうせ無理だったんだ)

男(変な期待してたんだな……俺)

男(はぁ……すげえ泣きたい……)


112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 15:59:03.01 ID:KK/x9cxo0
―――正午 高校 体育館

部員「「お疲れさまでしたー」」

先輩「あ、ちょっと」

少女「あ、はい?」

女子高生「おお。ガンバ!」

少女「もう……」

先輩「校門のところで待ってるから」

少女「は、はい」

先輩「バスに乗り過ごすと大変だから、遅れないようにな」

少女「わかり、ました」

先輩「……」

少女「……なにか?」

先輩「いや。じゃあ、楽しみにしてるから」

少女「あ、はい」

少女(私は……どうなんだろう?楽しみ、なのかな?)


114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:03:34.97 ID:KK/x9cxo0
―――校門

少女「お、お待たせしました」

先輩「じゃあ、行こうか。そろそろバスも来るし」

少女「は、はい」

先輩「どこか行きたいところってある?」

少女「え、いえ……別に……」

先輩「そっか。じゃあ、俺が行きたいところで構わない?」

少女「あ、はい。勿論です!」

先輩「そっか……じゃあ、そうだなぁ」

少女(はぁ……なんでこんなにも悪いことしているような気分に……)

先輩「とりあえず駅前まで行こう」

少女「は、はい」

先輩「……」

少女「な、なにか?」

先輩「なんでもないよ。ほら、行こう」


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:07:53.48 ID:KK/x9cxo0
―――街

先輩「喉乾かない?」

少女「はい。少し」

先輩「じゃあ、喫茶店にでも行こうか」

少女「はい」

先輩「確かこっちにスタバがあった気がするけど……」

少女「……」


男「はぁ……なんか目的なく歩くのって疲れるな……」

男「お……スタバがある……」

男「田舎でもあるもんなんだな……」

男(ここで休憩してから帰るか)

店員「いらっしゃいませー」

男「すいません、えっと―――」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:13:10.68 ID:KK/x9cxo0
―――スタバ

先輩「どれにする?奢ってあげるよ」

少女「え……そんな悪いですよ」

先輩「これぐらいはいいって。ほら」

少女「えー、でも」

男(あ……あの子だ……)

男(そっか……今日はデートか……)

男(はは……モテない男ってこういう場面に遭遇しやすいよな……笑えないけど)

少女「えっと……」

先輩「うん」

男(アイツ……かっこいいな。可愛いあの子にはピッタリだ……)

男(もう出ようか……)

少女「じゃあ―――あ」

男(まずい……見つかった!?……って、別にいいか。関係ないない)

少女(な、んで……こんなときに……こんなところで……あの人が……?!)



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:18:09.40 ID:KK/x9cxo0
先輩「どうかした?」

少女「あの!ここ出ましょう!!」

先輩「どうして?」

少女「そ、れは……」

先輩「どうかしたの?」

少女「だって……」

男(はぁ……帰ろう……まだ半分残ってるけど……もういいや)

男(あんなカッコいい奴を彼氏にできるなんて……あの子はやっぱり性格もいいんだろうなぁ)

少女「あ……」

先輩「どうしたの?」

少女「い、え……」

先輩「場所、変えようか?」

少女「あ、こ、こで、いいです……すいませんでした」

先輩「そう」

少女(別に……あの人に見られても……関係ないよ……うん……だって、あの人は私のことなんて……なんとも思ってないんだから)


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:23:22.66 ID:KK/x9cxo0
先輩「はい、お待たせ」

少女「あ、すいません」

先輩「さてと……これからどうしようか?」

少女「えっと……そうですね……」

先輩「……どこか行きたい?」

少女「え?いえ……別に、ないです」

先輩「―――嘘でしょ?」

少女「―――え?」

先輩「行きたいところ、あるんだろ?」

少女「で、ですから……別に」

先輩「でも、行きたくてうずうずしてる。俺のことなんてどうでもいいって思ってる。違う?」

少女「そんなことありません!!」

先輩「本当に?」

少女「だって……先輩とデートなんて……光栄というか……」

先輩「でも……全然、楽しそうじゃないよね?」


125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/09/01(木) 16:25:31.72 ID:o9WjJrLD0
この先輩本当のイケメンじゃねぇか
少しでもNTRを心配した俺を許してくれ


126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/09/01(木) 16:25:47.97 ID:Mtpb+JCB0
先輩イケメンすぎる


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:26:33.98 ID:BLsyMNmv0
これが本物のイケメンだよな


128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:28:39.72 ID:KK/x9cxo0
少女「いえ!楽しいです!」

先輩「どうして俺とデートしようって思ったの?」

少女「え、それは……」

先輩「どうせ、あの子に無理矢理なんだろ?」

少女「……」

先輩「はぁ……そういうの迷惑なんだけどな」

少女「すいません」

先輩「もういいよ。―――帰る」

少女「あ……」

先輩「まだ何か飲むなら、奢るけど?」

少女「いえ……」

先輩「あっそ。じゃあ、また明日。部活で」

少女「は、い……」

先輩「……ふん」

少女(私って……本当にだめだな……)



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:34:49.11 ID:KK/x9cxo0
―――駅前 バス停

男「えっと……帰りのバスは……うへぇ……・1時間以上もあるな」

男(まあ、しょうがないか……休憩時間が大幅に減ったしな)

男「あー!!もうなんか、どうでもよくなったぁ!!」

男(本当に……どうでもいい……)

先輩「……帰りのバスは……あと10分か」

男(あ……こいつ……は!?)

先輩「丁度いいな」

男(なんであの子と一緒じゃないんだ……!?)

男(この野郎……って、今日はもうデートが終わりってだけだろうな……)

男(デートしたことないからわかんねーや、あははははは)

男「はぁ……」

先輩「―――何か、飲みます?」

男「え?」

先輩「コーヒー飲み損なってたでしょ?実は見てました」



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:40:10.60 ID:KK/x9cxo0
先輩「すいません。奢って頂いて。頂きます」

男「どーぞ」

先輩「……失礼ですけど。あの子とお知り合い、ですか?」

男「え?い、いや……別に」

先輩「でも、貴方を見たとたんに店を出たいって言いだしたんですよ」

男「そうなのか……偶然じゃないか?」

先輩「で、貴方が出た後に彼女は諦観した……まるで浮気現場を見られたかのように」

男「だから……他にも客はいただろう」

先輩「でも、あの子の視線は貴方しか見てなかった。俺には一切、向けてくれなかったんです」

男「そんなバカな……」

先輩「本当ですよ」

男「……」

先輩「きっと貴方のことが好きなんですね。彼女は」

男「そんなわけない。俺と彼女は……毎朝、バス停で会うだけで……なにもない」

先輩「会うだけ?へえ……そうですか」


145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:44:50.94 ID:KK/x9cxo0
男「な、なんだ?」

先輩「会うだけ……毎朝会うだけ……」

男「そうだ」

先輩「それがどれだけ俺にとって羨ましいかわかりますか?」

男「え……?」

先輩「……ずっと、期待してた」

男「お、い……」

先輩「いつかデートできたらいいなって……ずっと……」

男「……」

先輩「俺、貴方のこと大嫌いです」

男「な!?」

先輩「すいません。初対面なのに。でも、今、俺は凄く怒ってますから」

男「君は……もしかして……」

先輩「1時間と言わず、彼女がここにくるまで何時間でも待っていてください。―――絶対に彼女を泣かせるな」

男「君……」



154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:50:14.70 ID:fkFY3RbO0
でも絶対に彼女を泣かせるなとか言われる筋合いはなくね?
もし、男に別の好きな人がいたらとか考えないの


155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:50:28.81 ID:KK/x9cxo0
先輩「バスが来ましたね―――では、失礼します」

男「待ってくれ」

先輩「なんですか?」

男「俺は……彼女に相応しくないって思うんだ……君みたいなカッコいい同年代の男のほうが」

先輩「―――おい」

男「ぐ……!?な、胸倉をつかむ……ぐぇ?!」

先輩「それ以上、俺を馬鹿にしてみろ。殴るぞ」

男「ぐ……だが……」

先輩「同じ学校、同じ部活……あんたよりも時間はいっぱいあった」

男「……!?」

先輩「それでも負けたんだ……今更……どうやって彼女の心を向けさせられるんですか……」

男「あ……」

先輩「教えてくださいよ!!どうやったら、彼女は俺に振り向いてくれるんですか!?」

男「……それは」

先輩「失礼しました……。―――でも、彼女は貴方を待っている。だから、貴方はここで彼女を待つべきです」


165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:57:06.83 ID:KK/x9cxo0
男「分かった……待つよ。待って、どうするかは分からないけど」

先輩「……大丈夫ですよ」

男「え?」

先輩「何もしなくても、勝手に言葉はでてきます」

男「……」

先輩「深く考えないほうがいいと思います」

男「そ、そうなのか?」

先輩「ひょっとして……彼女、できたことないんですか?」

男「え!?い、いや……学生のときに一人だけいたしなー」

先輩「はいはい」

男(見透かされた!?)

先輩「貴方はいい人だ。そして、彼女も優しい。だから、何もしなくても自然と上手くいきます」

男「そ、そうか?」

先輩「ええ。隣にいるだけで大丈夫ですよ。二人なら。……それでは。コーヒー、ごちそうさまでした」

男「あ、ああ……」



169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 16:59:38.14 ID:qOSGK+Wi0
先輩は厨二全開だな

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/09/01(木) 17:02:38.42 ID:1LgNgNMT0
先輩かっこいいけど冷静に考えたらただの厨二


関連記事
[ 2012/03/14 01:41 ] 少女「」 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
http://yajirusiss.blog.2nt.com/tb.php/500-bd4e5b8e

プロフィール

LACK

Author:LACK
うーっす
当ブログはノンアフィリエイトです
何か(不満、ご希望、相互リンク・RSS、記事削除、まとめ依頼)等はコメント及びメールフォームまでオナシャス!
SSよみたいかきたい!!!1
不定期更新で申し訳ない

カテゴリ

アクセスランキング ブログパーツ