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男「お、流れ星か。理想の幼馴染くださいっと」2/3


男「お、流れ星か。理想の幼馴染くださいっと」



79 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:02:07.87 ID:LygFtZNg0

京都

先生「で、言い訳は?」

4人「全部この人がやりました」

男友「ぴえええぇぇ」

先生「そうか。じゃあ男友は今晩、私の部屋に来なさい」

男「ついに食われるか」

女友「だ、ダメです!先生がいくら処女でも男友くんの童貞だけは渡せません!」

留学生「始まったねー。カップルはいいもんだ」

男「度はもう過ぎてるけどな」

幼馴染「それにしても驚きましたわ。朝起きたら男が横で寝てるんですもの」

男「あー、誤解される前に言っとくけど、お前の方が侵入して来たんだぞ?」

留学生「ちょっと屋上行こうよ」

男「ほらもう!」




元スレ
男「お、流れ星か。理想の幼馴染くださいっと」
[SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServise掲示板]


前スレ
1男「お、流れ星か。理想の妹をくださいっと」1/7
2男「お、流れ星か。理想の彼女くださいっと」1/5



80 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:02:56.28 ID:LygFtZNg0
先生「ふむ生徒指導シチュで・・・・・・3Pもイイな」

男「俺も食われそう!?」

幼馴染「本日の予定はお茶の教室ですか」

男「助けてよ!おーい、幼馴染さーん!?」

先生「留学生も含めて、よよよ4P・・・・・・!!」

男「いい加減妄想世界から帰って来いよ」

委員長「せんせー、他のクラスもう出発してまーす」

先生「なにっ!?お前ら、すぐ行くぞ!」



81 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:03:55.99 ID:LygFtZNg0

茶の教室

男友「すでに足が限界を迎えようとしているわけなんだが……」

留学生「く。これは体験しなくてもいいジャパニーズかも……」

男「ふ、情けないな空手部主将が聞いて呆れるぜ。俺は正座は鍛えられてるんだ……」

幼馴染「おや、こんなところに虫が」

ツン

男「よおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」

茶の先生「シャラップ!!ここは日本の伝統文化を学ぶ場です。喚き騒ぐスペースではありません!」

女友「その割には英語使ってますね」

男「お、幼馴染さん……そりゃないぜ」

幼馴染「うふふ。虫がいたので仕方ありませんわ」カンラカンラ

男友「へーん。結局はお前も痛みには逆らえない人間ってこった」

男「くそぉ」



82 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:04:34.83 ID:LygFtZNg0
留学生「ちょ、2人ともしゃべらないで。足に響く」

男友「そうか。仕方ないな」

ツン

留学生「ホワァァァァァァァァァァァァァァイ!!?」

男友「いや、押すなよパターンだろ?」

留学生「何それ!?」

男友「え、知らないの?日本ではな、『押すなよ』って言われたら、それは『押せ』って意味なんだ」

留学生「へ、へぇ。日本人はあまのじゃく、だね……」

男友「ハハハ。めっちゃ食らってやんの」

男「食らってないのはお前だけだよ」

ツン

男友「ホギャァァァァァァオオォォォォォォ!!!」

茶の先生「こいつらキライ」

幼馴染「結構なお点前で」

茶の先生「あら。ここにまじめな人がいましたね」

幼馴染「正直、抹茶の良さが分かりませんが、なんとなく言ってみただけですわ」

茶の先生「やっぱりキライ」



83 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:05:10.56 ID:LygFtZNg0
間。

茶の先生「そうです。それから右に回して下さい」

男友「なるほどな。なんとなく飲み方がわかったきた」

男「え?回し方が分かんないんだけど」

茶の先生「それはです……」

幼馴染「それはですね、茶碗の淵と足を持ってゆっくり手前に引くように回すのですよ」

男「おー、そういうことか」

幼馴染「こうやって底に溜まっている粉の抹茶を溶かすことができるのです」

男「幼馴染、お前よく知ってるな」

幼馴染「常識ですわ」

男「なんだよ。俺は常識欠如って言いたいのかー?」

幼馴染「当たらずとも遠からじ、といったところでしょうか?」

男「ひどいっ!?」

茶の先生「お湯かけていいですか?」



84 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:05:48.80 ID:LygFtZNg0

夜、部屋

男「案の定、俺、男友、留学生で1部屋だな」

男友「まあ仕方ない」

留学生「なぜ女子の部屋に行くことができないんだ・・・・・・!?」

男「不順異性交遊なんてことがあっちゃいけないけないからね」

男友「その通りだ」

男「お!男友の割りにまともなこと言った!」

男友「たりめぇよ。俺が女友以外と不順異性交遊なんてすると思うか?」

男・留学生「「思いませ~ん」」

男「いつも通りで安心しましたー」

男友「考えただけで・・・・・・吐き気がする」

男「もうここまで来たら病気だよね」



85 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:07:14.13 ID:LygFtZNg0

留学生「とは言いましたが」

男友「言いましたが?」

留学生「修学旅行の夜は・・・・・・やっぱ恋バナでしょ!明かりを消してヒソヒソ声で話す事に意義がある!」

男「よく知ってるじゃん」

男友「賛成!だが、このメンツでそれしても面白くないだろ」

留学生「なんで?」

男友「俺は女友だし、こいつは幼馴染じゃん?」

男「え、お、俺は別に」

留学生「ほら。こう言ってるし。じゃあ僕の好きな子から話すねー!」

男「ノリノリだなオイ」

留学生「僕ねー、幼馴染ちゃんの事がー、好きなんだー!きゃ!言っちゃった!」

男友「俺はー、実は女友の事が好き」

留学生「へー!意外だね!」

男友「そ、そうか?」

留学生「ほら、次は男の番だよ!」

男「以上。ザ・修学旅行~夜の男子の部屋編~でした」



86 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:08:14.49 ID:LygFtZNg0
留学生「ちょちょちょ、止めないでっ!」

男「何が悲しくて野郎同士で変な演技しないといけないんだよ」

男友「お前、アレだろ」

男「なに?」

男友「幼馴染を話の掛け合いに出したくないからだろ」ププッ

留学生「あー、ズルいぞー!」

男「や、別に・・・・・・」

男友「・・・・・・?やけに歯切れが悪いな」

男「・・・・・・実際さ、俺は幼馴染のこと好きなのかわかんないし」

男友「何でさ?朝はお前を起こして朝飯と弁当作って、登下校はいつも一緒、週末は2人で趣味の映画鑑賞。日常の行動の9割一緒にいるなんて、もう付き合ってるとしか言いようが無いじゃないか」

男「(あ、そんなことしてたんだ)」

留学生「許さ・・・・・・ない・・・・・・!!」

男友「殺意の衝動は抑え給え、留学生くん」

留学生「へーい」ムスッ



87 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:09:08.43 ID:LygFtZNg0
男「留学生は、何で幼馴染のことが好きなんだよ」

留学生「だって胸デカイじゃん?」

バキッ

男「死ねっ!お前は3度死ねっ!!」

留学生「グッハー!ちょ、ま、グーはマジで痛い!!」

男友「あっはっはっはっは!!」

留学生「大爆笑してないで止めてよー!」

男「この不純物が!」

留学生「で、でもさ・・・・・・何となく惹かれるものがあるじゃん幼馴染ちゃん!分かるだろ!?」

男「・・・・・・わからんでも、ない」

男友「ぬっほっほ。いい感じに修学旅行の夜になってきましたなー」



88 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:09:39.86 ID:LygFtZNg0
男「仮にさ、俺と幼馴染が出会ってまだ2日しか経ってなかったとしたら、俺はあいつに惚れてると思う?」

留学生「変な言い方だね。でも、惚れてるんじゃない?だって、僕は一目惚れだし」

男友「ただの女好きなだけじゃないのかにゃー?」

留学生「失礼な!」プンプン

男「・・・・・・・・・・・・」

男「(実際、まだ幼馴染と出会って2日しか経ってないし、あいつが何なのかよくわかんないし・・・・・・でも、なんか幼馴染といると落ち着くし)」

男「(これって恋したって事か、な?)」

男「いやいやいや!違う!俺の理想の幼馴染はあんなビジョンじゃないから!」ウガー

男友「ど、どうした?」

留学生「じゃあやっぱり僕がもらうね」

男「それはダメー!」

留学生「ワガママか!」

男「ああもう!少しは考える時間をくれー!!」



89 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:10:32.12 ID:LygFtZNg0

3日目、八ツ橋工場

先生「じゃあ班に分かれて、それぞれ八ツ橋の作り方を教えてもらえー」

生徒達「はーい」

男「八ツ橋ってこの柔らかいタイプだけじゃないんだな」

幼馴染「ええ。むしろ、この固いタイプの方が元祖ですわ」

男「いっただきまーす・・・・・・って何この味」><;

幼馴染「それはニッキですね。香料系の香りでしょう?」

男「ん~、あんまり好きじゃないかも・・・・・・」

幼馴染「好みが分かれる味ですものね」


留学生「うっひゃー!ジャパニーズ八ツ橋うめええええええ!!」


男「うん。あいつすげーわ」

幼馴染「ジャパニーズが付けばなんでもいいのでしょうね」



90 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:11:09.84 ID:LygFtZNg0
おばちゃん「あんた達が私のの担当の生徒かい?」

男「あ、はい。よろしくお願いします」

幼馴染「お願いしますわ」

おばちゃん「あら、いい男ね。私もあと1週間若ければねぇ」

男「最近すぎる。お断りですよ」

おばちゃん「え?男割り?それはどんな競技だい?・・・・・・まさか、屈強な男達で私を囲って・・・・・・!!」///

男「自意識過剰ですよ!」

おばちゃん「何言っているのよ。私は京都の松田聖子って呼ばれてるのよ」

男「あー、じゃあ早く八ツ橋の作り方を教えてください、松平健さん」

幼馴染「うふふ。松しかあってませんわ」

おばちゃん「まずは、生地だけどね」

男「あ、始めるのね」



91 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:12:01.75 ID:LygFtZNg0
間。

おばちゃん「で、こうして出来上がりよ」

男「出来た!」

幼馴染「出来ましたわ!」

男「ぷぷぷ。幼馴染の、あんが飛び出してんじゃん」

幼馴染「男の八ツ橋も端が破れてますわ」

男「だって生地が柔らかいんだもん・・・・・・」

幼馴染「しかし、どんな物であろうと私が食べて差し上げるのですがね」

男「幼馴染はん・・・・・・!!」

おばちゃん「あんたら付き合ってんのかい?」

男「あ、いや、特には」

幼馴染「付き合ってはおりませんが、いずれ突き合う予定ですわ」

男「アウトー!どーしてお前は清楚な感じをしてるのに、下ネタ女王なんだよ!」

幼馴染「仕方ありませんわ。神々も含めて、生物の原初はエロスですの」

男「そうですけれども!それを抑えるのが理性ではないのですか!?」



92 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:12:58.67 ID:LygFtZNg0
幼馴染「男!」

男「え、は、はい?」

幼馴染「口調が被っていますわ」

男「どんな心配してんだよ・・・・・・」

おばちゃん「まあ私のエロスで男どもはメロメ・・・・・・」

男「言うな!頼むからその体型と年齢で言わないでくれ!」

おばちゃん「まったく。とんだシャイボーイだね」

男「わーお。ポジティブシンキング!敵わないよ」

幼馴染「おばさま」

おばちゃん「どうしたんだい?」

幼馴染「自覚してください」ニコッ

おばちゃん「・・・・・・私はもうすぐ還暦の孫がいるババァです」ort

男「急にネガティブ!?一体何をしたんだ!?」



93 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/21(火) 23:13:24.10 ID:LygFtZNg0
幼馴染「こういう方には、笑顔が1番ですわよ」

男「人を殺せる程度の笑顔ってことか・・・・・・」

幼馴染「男も見たいですか?」

男「めっそうもございません!」

幼馴染「ですから、キャラが被っていますの」ニコッ

男「・・・・・・幼馴染さま万歳」ort



100 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/23(木) 23:21:53.56 ID:w+e6q9u30

先生「というわけで4日目、最終日だ」

男「誰に言ってるんですか?」

先生「私には画面の外にも108の生徒がいてね」

男友「と言っても、八坂神社に参って帰るだけなんだけどな」

先生「飛行機の関係でな、そんな時間がないんだよ。さ、キビキビ出発だ」

幼馴染「先生」

先生「どうした、幼馴染?」

幼馴染「気分が悪いので、坂の下で待っていてもイイでしょうか?」

先生「そうか?ゆっくり休めよ」

留学生「先生、僕も気分が悪くなりそうです」

先生「お前は先生と熱々参詣だ。絵馬に『将来の夢、先生の旦那さん』と書くまでが予定だろう?」

留学生「いやーーーーーー!!」

男友「ははは。ご退場ー」



101 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/23(木) 23:24:57.35 ID:w+e6q9u30
女友「さ、男友くん、行きましょう」

男「幼馴染、大丈夫か?」

幼馴染「ええ。神社は少し・・・・・・」

男「?神社が苦手って変わってるな」

幼馴染「私に気にせずどうぞ行ってください」

男「ん、悪いな」

幼馴染「いえ、こちらこそ気を使わせてしまい申し訳ございません」

男「いや、構わないさ。じゃあ後で」テクテク

幼馴染「はい」

幼馴染「・・・・・・・・・・・・」

幼馴染「さすがに、人前でケンカは出来ませんものね」



102 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/23(木) 23:26:18.69 ID:w+e6q9u30
間。

女友「八坂神社とはどういう場所なんでしょうね」

男友「実は寺とか」

男「本末転倒だよ」

留学生「ジャパニーズ神社は、アメリカで言うところの協会のような場所なの?」

男「似てるけど、違うような」

先生「神社ってのは字の通り神の社、まあ神様の住むところだな。八坂神社は祇園さんと呼ばれていて、素戔嗚尊、櫛稲田姫命、蛇毒気神、八柱御子神の四神を祀ってるんだ」

男友「すげー。先生みたいですね」

先生「先生は先生だ。そうか、そんなに私に構いたいか男友は」ウフフフフフ

男友「すいましぇんでした」

留学生「他にどんなインフォメーションが?」

先生「素戔嗚尊と櫛稲田姫命は夫婦なんだ」

男友「なるほど。俺が素戔嗚尊で、女友が櫛稲田姫命か」

女友「うふふ」

男「いつもの夫婦漫才(ツッコミなし)」



103 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/23(木) 23:26:55.66 ID:w+e6q9u30
先生「素戔嗚尊はたしか荒ぶる神だったよーな。いや違うか」

留学生「どういうことですか?」

先生「まあどちらにしてもケンカっ早いって事だ」

男「建御名方神と国譲りしたとか」

先生「それは大国主だ」

留学生「SSでまさかお勉強できるとは思いませんでした」

先生「まあメタだが」(作者は神道が好き)

<ギャハハハハハハ

<カミサマだぜーカミサマ!

男友「ふむ。せっかくいい感じになってきたのにマナーの悪い学校もあるもんだ」

女友「男友さん、静かにさせてください」

男友「無理だよ」

先生「頑張れ空手部主将」

男友「頑張って空手部顧問」



104 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/23(木) 23:27:32.64 ID:w+e6q9u30
留学生「変な格好してるね」

女友「あれは特攻服と言って、あの手の人種のカッコいいファッションの1つなんですよ」

留学生「100年経ってもかっこイイとは思わないな」

男「・・・・・・・・・・・・」

留学生「どうしたの?」

男「ちょっと漏れそうだからトイレ」ダッ

先生「早く戻ってこいよー」

女友「大でしょうか」

男友「小でしょう」

留学生「じゃあ間とって中だね」

先生「なるほど。ツッコミ役の大切さを知った」



105 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/23(木) 23:28:03.22 ID:w+e6q9u30
間。

幼馴染「」ゴクゴク

幼馴染「プハァ!コーラという物はなかなか美味ですわね」

幼馴染「ほほぅ。これはニッキに砂糖と炭酸をいれた物ですか。物は使いようですわね」

不良A「ヘイカノジョ」

幼馴染「陛下の序?何かの小説のタイトルでしょうね」

不良A「おい無視すんなよ」

幼馴染「?私ですか?」

不良A「そーそー君」

幼馴染「あぁ・・・・・・」

不良B「どうした、彼女?」

幼馴染「ふふ。変な服ですわね」

不良B「へ、変とか言うんじゃねえ!特攻服って言うんだよ、カッコイイだろうが」

幼馴染「ええ、個人の衣服の好みは口出し出来ませんわ」

不良A「それ地味に否定してない!?」



106 名前:私が1です[saga]投稿日:2012/02/23(木) 23:31:22.51 ID:w+e6q9u30
不良B「まあ服装なんてどうでもイイからさ。彼女、1人?」

幼馴染「私はノーマルですので、彼女などいませんわ。まして数人も彼女などいません」

不良B「違う違う。君に彼女が1人いる?って聞いてるんじゃなくて、君が今1人でいるのって意味!」

幼馴染「そうでしたか。始めからそう言ってもらいませんと」

不良A「はは、君オモシロイね。どう?俺らとちょっと遊ばね?」

幼馴染「せっかくのご好意ですが、申し訳ありません。みなさんを待っていますので」

不良B「つれねーな。イイじゃん。ちょっとだけ、な?」

幼馴染「お手洗い行ってきますね」

不良B「オオイ!?」

不良A「はっはっは。やべぇ。俺この子に惚れたわ。もうお持ち帰りするね」

不良B「怒られるぞ」

不良A「もともとヤる目的だったんだ。そんな変わんねーよ」

幼馴染「戦術的撤退を試みます!」ダッ



107 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:33:00.38 ID:w+e6q9u30
不良A「おっと、逃げられると思うななよ」ガシッ

幼馴染「まあ・・・・・・ピンチでしょうか」

不良A「いんや。キモチイイ世界へ行くチャンスだぜ」

不良B「俺にもヤらせろよ」

不良A「やだね」

幼馴染「あの・・・・・・やめた方がいいですよ」

不良A「説教?残念だけど意味ないよ。俺の意志は固まってんだ」

幼馴染「別の場面で使えばカッコの良いセリフなのでしょうが。私は、あなた方のためを思って申しました言葉ですわ」

不良A「俺らはワルなんだよ。ちょっとやそっとの偽善ぶった言葉に惑わされっか!」

幼馴染「そう・・・・・・ですか。では仕方ありません」

不良A「ああん?」

幼馴染「都合が悪くなってはいけませんので・・・・・・」

不良A「何言ってんだよ?」

幼馴染「私はまごうことなきか・・・・・・」

男「幼馴染ー!!」

幼馴染「!!」



108 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:36:01.45 ID:w+e6q9u30
不良A「誰だテメェ?」

男「う。こ、こいつは俺の・・・・・・幼馴染だ」

不良A「・・・・・・で?」

男「だ、だからその手を幼馴染から離してくれ」

不良A「」

不良B「」

不良’s「「ギャハハハハハ」」

不良B「幼馴染だって!このご時世にだよ!」

不良A「ひぃー!腹いてぇ!だからって感じだよな!」

不良B「なになに?幼馴染だから渡さないって?マンガかよ!幼馴染どうしはくっ付くってのは幻想なんだよ!(作者談)」

男「関係ね・・・・・・関係ないよ。とにかく好きでもな人とするなんてダメだって」

不良A「あー、大丈夫大丈夫。ヤればこの子も俺の事好きになるから」

幼馴染「その粗チンでその言い草とは・・・・・・ふふ」

不良A「誰が粗チンだっ!」

男「あぁ・・・・・・幼馴染のイメージがどんどん崩れて行いく」



109 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:36:49.55 ID:w+e6q9u30
不良A「はっ。イイぜ。俺のでヒィヒィ言わせてやんよ!!」

男「だからやめてって!」

不良A「聞こえねぇ。さ、行こうか」グイッ

幼馴染「きゃ!」

男「幼馴染!」

不良B「おっと」

男「うおっ」ドンッ

不良B「いててー。あーこりゃ骨折れたかもなー。治療費100万払えよ」

男「詐欺の常套句・・・・・・そんなの持ってるわけないだろ」

不良B「じゃあ、体で払ってもらうしかねーなっ!!」

ゴッ

バキッ



110 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:37:17.34 ID:w+e6q9u30
男「い、いでぇ!!」

幼馴染「男っ!!」

不良A「おっとっと。逃げちゃやーよ」

男「ああもう!学力小学生以下が!」

不良B「」ブチッ

不良B「あー・・・・・・チッ。ぶっ殺す」ギロッ

男「・・・・・・マズい。地雷踏んだ」



111 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:37:50.73 ID:w+e6q9u30

男友「もっと仰々しい物かと思ってたけど、体した事なかったな」

留学生「僕はジャパニーズ神社を見れて大興奮だけどね」

女友「結局男さんは帰ってきませんでしたね」

男友「男の小は30分以上かかるのか」

留学生「枯れるな」

女友「枯れますね」

先生「そろそろバスに着くぞー・・・・・・って何だ?人だかり?」

男友「どーしたんですか?」

通行人「ケンカみたいですね」

留学生「おお!ジャパニーズケンカ!河川敷じゃなくて夕陽が出てないのが残念だけど」

先生「まったく。誰だよこんな傍迷惑な・・・・・・」

<男っ!

全員「!!」



112 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:39:56.06 ID:w+e6q9u30
男友「ま、まさか・・・・・・!!先生!」

先生「落ち着け!お前らはここにいろ!」

<やめてくださいっ!!男が・・・・・・男が!!

男友「くっ。ヤバイんじゃん!」ダッ

先生「くそっ!男友!」ダッ

留学生「お、オイオイ。冗談だろ?もっとこうドラマティックな感じだよね?」

女友「・・・・・・大丈夫ですよ。きっと」



113 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:40:30.58 ID:w+e6q9u30

不良B「クソッ!クソッ!いい加減くたばれよっ!!」

男「ハァ・・・・・・ゼェ・・・・・・ゲボッ、ゲボッ」

不良B「き、汚ねぇ!血ぃ吐きやがった!」

男「お、さ、なな・・・・・・じ、み・・・・・・」

不良A「そいつ、ゾンビかなんかじゃねーの?」

不良B「マジで気持ち悪ぃよ!」

男「(あ、れ?・・・・・・なんで、こんなに、必死、に、な、ってん・・・・・・だ?)」

男「(イテェ。身体中が・・・・・・イテェ・・・・・・)」

男「(あ・・・・・・幼馴染が、誰かの手の中にいる・・・・・・)」

男「(何か・・・・・・嫌だ)」

男「か、返せ、よ・・・・・・」ゼェゼェ

男「返せよおおおおおおおおおおお!!!」

不良B「クソがッ!!」バキッィ

男「・・・・・・ゴホッ」



114 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:40:58.43 ID:w+e6q9u30
男「」パタッ

不良A「死んだ?」

幼馴染「男ーーーっ!!」

不良B「はぁ、はぁ。やっとくたばったか」

幼馴染「嫌っ!!男っ!男ぉ!!」

不良A「あー、ハイハイ。早くベッドに行きましょうねー」

不良B「チッ。気持ち悪い。便所行ってくるわ」

不良A「いってらー」

ガシッ

不良B「!!?」

男「」グググ…

不良A「こいつ、無意識に掴んでやがる」

不良B「クソッタレが!死ねよ、クソゾンビがあああああああ!!」

バキッ



115 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:41:36.26 ID:w+e6q9u30
不良B「オアッ!?」

男友「ゾンビは死んでるから死なねーんだよ!!」

不良B「な、何だテメェ!」

男友「こいつのダチだ」

幼馴染「男友さん!」

不良A「新キャラ登場だよ。加勢しよっか?」

不良B「いや、イライラしてるからこいつで晴らす」

不良A「オッケー」

男友「いっぺんにかかって来いよ。久々にキレてんだよ、こっちは」

不良B「だから?お前も口から出まかせの・・・・・・」

ゴズッ

不良B「・・・・・・・・・・・・」カクッ



116 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:42:10.95 ID:w+e6q9u30
男友「次はお前」

不良A「え・・・・・・」

男友「俺のダチに手ぇ出した事思いしれえええええ!!」

パシッ

先生「大会近いんだ。落ち着けバカ!」

男友「くっ。離してくれ先生!こいつら男を・・・・・・!」

先生「大丈夫だ。もう、戦意は喪失してる」

不良A「あ、あぁ・・・・・・」

先生「君が今抱きかかえてる少女を離して、そこに転がっている少年を連れて行ってくれれば嬉しいんだが」

不良A「あ、うわああああああ!!」ダッ

先生「ふぅ。行ったか」

幼馴染「男っ!!」

男友「男っ!」



117 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:42:48.01 ID:w+e6q9u30
先生「もしもし。救急車をお願いしたいんですが。ええ、場所は八坂神社下の駐車場まで」

幼馴染「ゴメンなさい!私があの2人をもっとハッキリ断っておけば、こんなことには・・・・・・」

男友「揺らしちゃダメだ!安静に!」

幼馴染「す、すみません」

男友「とにかく、お前は男を見ててくれ」

幼馴染「は、はい!」

男友「・・・・・・オイ先公」

先生「先生は敬う存在だろう」

男友「何であいつらを見逃した!?男がこんなされたんだぞ!?傷害罪でも・・・・・・」

先生「黙れっ!!」

男友「」ビクッ

先生「血走りやがって。主将の名が廃る。確かにあいつらは傷害罪が適応されてもおかしくはない」



118 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/23(木) 23:43:40.75 ID:w+e6q9u30
男友「じゃ、じゃあ何で」

先生「お前が女友のために戦って付いた傷を、相手の傷害罪という括りで慰めたいか?」

男友「・・・・・・いや」

先生「それと一緒だ。学校の体裁とかのためじゃない。男と、幼馴染のためだ」

男友「でも、男は・・・・・・」

先生「弱いからとか言うんじゃないだろうな?そりゃお前に比べたら弱いさ。だけど、勝てもしない相手に挑む無謀さはお前よりも、ある」

男友「無謀って・・・・・・勇気と無謀は違うんだぞ!」

先生「無謀がなければ、勇気も生まれはしない。敵わないからこそ、追いかけるもんもあるだろ」

男友「・・・・・・・・・・・・」

先生「私は救急車の対応をする。お前は男についていてあげろ」

男友「・・・・・・わかり、ました。すみません」

先生「ああ」

先生「・・・・・・結局は、自分の感情を押し殺して、他人に説教なんて」

先生「とんだ偽善者だな、私は・・・・・・・・・・・・」

ピーポーピーポー・・・・・・



120 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage]投稿日:2012/02/24(金) 01:22:52.85 ID:RQSYM3o7o

先生の気持ちもわかるけど、人だかりの誰か警察呼んでくれても…



121 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]投稿日:2012/02/24(金) 22:54:28.41 ID:4ccxfAz70
>>120
それが日本クオリティー



126 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:05:48.82 ID:Y3jNEU7p0

数日後、病院

男友「しかしよかったよ。こっちの病院に移れる事になって」

男「京都の病院だと誰もお見舞いに来てくれないしね」

男友「俺は行くぜ?」

男「ありがとう」

男友「調子はどうだ?」

男「折れた右手の痛みは慣れたけど、内臓がね。夜中とかキシキシと言い様もない痛みが襲う」

女友「りんごを剥きましたけど、食べれますか?」

男「ああ、もらう」



127 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:06:22.48 ID:Y3jNEU7p0
男友「幼馴染は・・・・・・」

男「やっぱり、塞ぎ込んでる?」

男友「ああ。あれから学校に登校してない」

男「それは重症だ。俺は大丈夫だから、勉強しろって言ってくれ」

男友「無茶言うよお前は」

男「無茶は承知だって」

女友「こちらへは来たんですか?」

男「いや。顔合わせづらいんだろうな」

男友「ま、とにかく俺たちは幼馴染の家に行ってみるから、お前はゆっくり休んどけ。学校の方は心配すんな」

男「ありがとうございます」

男友「堅くなるなって。友達じゃん!」

男「じゃあついでに、シュークリーム食べたいなー、友達よ」

男友「はは。調子のんなっ」ツンツン

男「うわあああ。内臓はダメー!」



128 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:07:05.15 ID:Y3jNEU7p0
女友「それでは帰りますね。あ、もうすぐしたら留学生さんが来るはずです」

男「あ、そうなの?」

男友「ああ。プリントやら持ってね。じゃ、帰るわ。じゃあな」

男「バイバーイ」

バタン

男「・・・・・・はぁ」

男「あの時、カッとなって勝てないケンカしちゃったけど、やっぱり少し後悔だよなー」

男「結局は男友と先生が片付けてくれたらしいし」

男「ダメじゃん、俺」



129 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:07:39.59 ID:Y3jNEU7p0
バターン

留学生「そんな事ないぞ!!」

男「うおおおお!?ビックリした!!・・・・・・うっ、腹部が」ゲホッゲホッ

留学生「あわわわわわ。ご、ごめん!すぐにナースコール呼ぶね!!」

男「いやナースコール呼ぶっておかしいよ」

留学生「えいっ」ポチッ

男「あ、押さなくていいのに!」

ナースコール<はい。どうしました?

留学生「男が・・・・・・苦しんでます!」

ナースコール<すぐ行きますね

男「あ、別にこなくてイイですから!ただ驚いて軋んだだけですから!」



130 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:08:17.53 ID:Y3jNEU7p0
間。

留学生「いやー、思いのほか元気でよかったよかった」

男「だから言ったのに」

留学生「それにしてもカッコいいねー!大切な者を守るために必死になる姿・・・・・・くぅ~カッコイイ!!」

男「じゃあこの傷もお前に任せて俺の代わりにカッコ良くなる?」

留学生「すみませんでした」

男「プリントとか持って来てくれたの?」

留学生「あ、そうそう。ちょっと濡れちゃったけど」

男「・・・・・・おま、トイレで手を拭かなかったろ?」

留学生「ハンカチ忘れてさー」

男「プリントに濡れた手形がクッキリ」

留学生「あ、ジュース飲む?持って来たんだけど」

男「ジュースはイイや。胃に優しい物がイイかも」



131 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:08:51.56 ID:Y3jNEU7p0
留学生「じゃあジャパニーズ日本茶がいい?」

男「それは持ってるー」

留学生「じゃあジュース僕が飲むね」

ゴキュゴキュ

男「コーラかよ」

留学生「ぷっはー!」

男「そういや、お前んちってどこ?」

留学生「アメリカ?」

男「今の!」

留学生「ああ、そっちか」

男「そっち以外何があるんだよ」



132 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:09:18.39 ID:Y3jNEU7p0
留学生「××ってところだけど」

男「案外近所?」

留学生「あ、男もそこに住んでるんだ」

男「幼馴染は俺の家の2つ横に住んでるんだ。すまないけど、訪ねてやってくれない?」

留学生「いいの!?」

男「男友と女友が今行ってるはずだから」

留学生「・・・・・・チッ」

男「殴るぞテメェ」

留学生「大丈夫、大丈夫。つまみ食い程度で済ますから」

男「退場」

留学生「男~」



133 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:09:53.47 ID:Y3jNEU7p0
男「はぁ。まあでもお見舞いに来てくれてありがとう」

留学生「構わないよ」

男「じゃあ頼んだよ」

留学生「オッケー。慰めといてあげるから」

男「う、うん。なんか障りのある言い方・・・・・・」

留学生「じゃあね」

男「バイバーイ」

留学生「ああそうだ。男、スッゲーカッコイイよ!」

バタン



134 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:10:28.19 ID:Y3jNEU7p0

幼馴染の家

男友「ピンポーン」

女友「男友さん、口で言ってはしょうがありませんよ」

男友「なあ女友」

女友「はい、何でしょう?」

男友「ここに、人がいる気配がしないんだけど」

女友「奇遇ですね、私もです」

男友「幼馴染の家を間違えた?」

女友「ですが、以前遊びに来た時はここで間違いなかったですよ」

男友「まさか・・・・・・」

女友「考えられますね。しかし、幼馴染さんが本当に男さんを想っているなら自ら・・・・・・というのは考えにくいです」

男友「ちっ。どうしちまったかなー」

女友「今は、ゆっくり待ちましょう。時が癒してくれるか、それとも自分たちで解決するかは私たちにはわかりませんから」

男友「そう、だな」



135 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:10:59.84 ID:Y3jNEU7p0
間。

留学生「ピンポーン」

留学生「・・・・・・・・・・・・」

留学生「・・・・・・・・・・・・」

留学生「出てこない。買い物にでも行ってるのかな?」

留学生「しかし静かだなー」

留学生「寝てるみたいだね。帰ろうっと」




136 名前:私が1です[saga sage]投稿日:2012/02/27(月) 23:12:47.54 ID:Y3jNEU7p0















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