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幼女「ヴァンパイアなのー!!」1/2

<span style="font-size:x-large;">幼女「ヴァンパイアなのー!!」</span>


幼女「ヴァンパイアなのー!!」



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:37:24.05 ID:nnUfba3p0
男「そういえば、そんな設定があったね」

幼女「設定違う!本物のヴァンパイア!」

幼女「だからちゅーちゅーさせろ!」

男「…えー、今日のおやつはパイの実です」

幼女「っ!?」

男「チョコのお菓子だよ。食べたい?」

幼女「た、食べたい!食べたいです!」


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:37:56.96 ID:nnUfba3p0
幼女「……パイの実すごくおいしかった」

男「幼女のお姉さんと友達のサキュバスは何処行ったんだ?」

幼女「あの二人なら買い物に行くと言っていたぞ」

男「買い物か。何買いに行ったんだろ」

幼女「さぁなー。お菓子じゃないか?」

男「そもそも金持ってるのか」

幼女「ママからいくらか貰ったみたいだ」

男「そうか、ならいいんだけど」

幼女「…ところで男」

男「んー?」

幼女「二人は今出かけている…この家に私とおまえしかいないぞ…」

男「そうだね」

幼女「…だから、な」




元スレ
幼女「ヴァンパイアなのー!!」



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:38:19.08 ID:nnUfba3p0
男「…な、なんだよ(胸を触れとか、またエッチなことじゃないだろうな)」

幼女「ほんとは分かってるんだろ?」

男「……」

幼女「女に皆まで言わせるとは、おまえも意地の悪いやつだ」

男「まさか…」

幼女「もう我慢できんのだ…」

男「…っ!?」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:38:48.46 ID:0RPDa0SRP

 ま た お 前 か


サキュバスちゃんも出て来るんだろ?



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:38:52.51 ID:nnUfba3p0
幼女「だからさっさとパイの実を出せ!」

男「パイの実?」

幼女「そーだ!あれは私が全部食べる!」

男「(お菓子か…)」

幼女「早くしろ!二人が帰ってきてしまうではないかー!」

男「だめだ、これは二人にとっておかないと」

幼女「お、男が黙っていれば分からないぞ?だから…ぬふふ…」

男「よだれよだれ」

幼女「じゃあ少し!少しだけでいいから!」

男「仕方ない、少しだけだぞ?」

幼女「あーん♪」

男「気の早いやつだな」

幼女「あ~♪」



 
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:39:21.49 ID:nnUfba3p0
男「(小動物に餌付けしてるみたいで面白い)」

幼女「まーだー?」

男「こいつがほしーのかー?ほれほれー」

幼女「むぅ~……。がぶりっ!」

男「あっぶね!今指ごと食いにきたろ!?」

幼女「がぶっ!」

男「と、とりあえず落ち着け!」

幼女「はやくしろー」

男「じゃあ放り込むぞ。しっかり味わえー」




 
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:39:50.06 ID:nnUfba3p0
姉「おまえら何をしている!?」

男「あ、お姉さんお帰りなさい」

姉「白昼堂々、またいかがわしいことをしていたろう!」

男「いかがわしいこと?」

幼女「な、なぜそれをー!?」

姉「私はしっかりこの耳で聞いたのだ。あれを…するとか…」

男「はい?」

姉「しゃ、しゃぶるとか!くわえるとか!」

男「(何か勘違いをしていらっしゃる)」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:40:11.16 ID:nnUfba3p0
幼女「むぅ、まさか全部聞かれていたとは…」

男「(どうやったらそんな風に聞き間違えるんだ)」

姉「そういうことはだな、もっと大人になってから…」

幼女「ごめんなさい!」

男「幼女?」

幼女「そもそも、私が1人締めしようとしたのが悪かったのだ」

幼女「我慢できなくてつい。ごめんなさい」

姉「う、うむ、分かればいい」

幼女「だから一緒に食べさせてもらおう」

姉「っ!?」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:40:32.15 ID:nnUfba3p0
幼女「二人でな、ここに座ってあーんってして食べさせてもらお?」

姉「な、な、な……!!」

幼女「お姉ちゃん?」

姉「なぜ私がこんな貧弱なやつの、あ、あれを!」

幼女「せいどれーによく(食事の)世話をさせていると言ったではないか」

姉「たしかに(性欲の)世話をさせていると(大嘘)言ったが…でも…」

幼女「顔が赤いようだが……」

姉「違う!恥ずかしくなんかない!顔が赤いのだって日の下を歩いたからだ!」

男「……」

姉「おい、なんだその目は!ほんとだ、ほんとのほんとだぞ!?」

男「分かりましたから、少し落ち着きましょう」

姉「私はいたって冷静だっ!」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:40:53.15 ID:nnUfba3p0
サキュバス「只今戻りましたー」

男「お帰り」

サキュバス「ひどいですよ、お姉様。自分だけ転移魔法で帰っちゃうなんて」

姉「す、すまん…」

サキュバス「ところで皆さん何をしてるんですか?」

男「これはだな」

幼女「男に(パイの実を)食べさせてもらうんだ!」

サキュバス「わぁ、旦那様にですか?私も食べさせてほしーですー」

男「しょうがないなぁ」

サキュバス「ありがとうございます、旦那様!いっぱい食べさせてもらおうね、幼女ちゃん」

幼女「うむ!」

姉「……」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:41:14.32 ID:nnUfba3p0
姉「ま、待て」

幼女「どうしたのだ?」

姉「あまり気はすすまんが、その…」

男「その?」

姉「私も食べてやってもいい、かな」

幼女「おー!」

姉「勘違いするなよ、人間!私は普段からこういことしてるんだ!」

男「そいつはすげーですね」

姉「だからおまえが特別というわけではないし…エッチなことに興味があるとかではなく…」

男「性奴隷相手によくやってるんですよね?」

姉「そ、そうだとも!とにかく変な勘違いはするな!分かったか!?」

男「分かりました」

姉「わ、分かればいい…」

男「(顔が真っ赤ですよってツッコんだらダメなんだろうな)」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:43:14.87 ID:nnUfba3p0
幼女「男ー早くほしー。はやくちょーだい!」

男「(幼女は小動物かわいいなぁ)」

サキュバス「旦那様ぁ、私の舌にいっぱいいっぱい出してくださいね…」

男「(この子はわざと言ってる気がする)」

姉「す、するなら早くしろ」

男「(お姉様はお姉様で変な勘違いしてる)」

男「(せっかくだからいたずらしちゃおうかな)」

男「あー、みんなさん。今から食べさせるからそこに正座してくれないか?」

幼女「むー?わかったー」

男「それで目を閉じてね。こぼすといけないから両手は顎の下で」

サキュバス「ふふ、なんだかドキドキしてきちゃいますー」

姉「なぜこのようなことせねばならんのだ」

男「恥ずかしいんですか?」

姉「恥ずかしくなんかない!!さぁ、これでどうするんだ?」

男「それから大きく口を開けてください。舌もべーっと出すとさらによいです」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:43:38.15 ID:nnUfba3p0
幼女「べ~」

サキュバス「は、恥ずかしいです~」

姉「うぅ…」

男「(これはかなりエロいんじゃないだろうか…いかん、少し立ってきた…)」

幼女「まーふぁー?」

男「ああ、今やるよ。(幼女は3つぐらいでいいかな)」

幼女「ん~!おいしー♪」

サキュバス「旦那様ぁ、私にもぉ~」

男「さ、サキュバスは舌が長いね(とてもムラムラします)」

サキュバス「えへへ、ちょっとした自慢なんですー。レロレロ~」

男「(なんてエッチな動きをする舌なんだっ!)」

サキュバス「私は旦那様のうまい棒でもいいんですよー?ふふ…」

男「…っ!」



 
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:44:01.32 ID:nnUfba3p0
サキュバス「みんな目をつむってるから大丈夫です」

男「…ドキドキ」

サキュバス「欲しいんです」

男「はぁ…はぁ…」

サキュバス「熱くて大きな…」

男「せいっ!」

サキュバス「むぐぅっ!?」

男「(サキュバスには口いっぱいに突っ込んでおきました。パイの実を)」



 
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:44:39.68 ID:nnUfba3p0
男「(後はお姉さんだけか)」

姉「ま、まだか?」

男「すみません、今あげますよ」

姉「うむ…」

男「……お姉さん、もっと大きく口を開けないと入らないです」

姉「分かった」

男「(お姉さんはサキュバスと違って舌が短いな。これはこれで…)」

男「お姉さんは好きそうだからいっぱいあげますね」

姉「待ってくれ!」

男「はい?」

姉「本当のことを言うとだな、アレはあまり好きじゃないというか…」

男「そうなんですか」

姉「……そもそも経験がないというか」

男「え?」

姉「な、なんでもないっ!やるなら早くしろ!!」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:44:58.80 ID:nnUfba3p0
男「(目じりに涙を溜めて震えてるよ…かわいそうになってきたな…)」

姉「さ、さっさと出せっ!」

男「はいはい、どーぞ」

姉「んむっ!!」

男「どうですか?」

姉「(あれ?これは…)」

男「パイの実って言うんですよ」

姉「ん…おいし…」

男「もっと食べます?」

姉「…うん」

男「はい、あーん」

姉「…あーん」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:45:23.98 ID:nnUfba3p0
姉「モシャモシャ♪」

男「気に入ってもらえよかったです」

幼女「お姉ちゃん私より多く食べてる!ずーるーいー!」

サキュバス「わ、私ももっと食べさせてほしーですぅ!!」

男「わ、分かったよ」

幼女「やった~♪」

男「じゃあそこに座って」

サキュバス「はーい!」

姉「なぁ男…」

男「はい?お姉さんももっと食べますか?」

姉「あ、うん…欲しい…」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:45:43.72 ID:nnUfba3p0
男「はい、どうぞ」

姉「……え?」

男「どうしました?」

姉「食べさせてくれるんじゃないの…?」

男「えっと、どうしてもというのなら…(食べさせられるのは嫌だと思ったんだけど)」

姉「……」

幼女「まーだー?」

サキュバス「お口が寂しいですー」

男「はいはい、分かったから引っ張るなよ。お姉さんはどうしますか?」

姉「……誰が」

男「はい?」

姉「誰が人間などに食べさせられるか!馬鹿者がっ!!」



 
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:46:04.27 ID:nnUfba3p0
男「怒って出行っちゃった…(何か気に障ることでも言ったかな)」

幼女「あむあむ」

男「いたっ!なんでおまえは首噛んでんだ」

幼女「そーいえば血を飲むのを忘れていたと思ってな!」

男「(忘れてていいのに)」

幼女「思ったのだが、お菓子に血をつけて食べたらさいきょーじゃないかっ!?」

男「怖いだろ」

サキュバス「私もこっちをいただく予定でした」

男「パンツ下ろそうとしないで!!」

お姉さんはというと、夕食の時間には帰ってきました



 
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:46:21.34 ID:nnUfba3p0
~次の日~

サキュバス「お早うございます、旦那様」

男「おはよう。サキュバスは起きるのが早いな」

サキュバス「ええ、朝食の準備もありますから」

男「いつもありがとう」

サキュバス「…あ、あの」

男「よしよし」

サキュバス「はぅ」

男「サキュバスはいい奥さんになるなー」

サキュバス「旦那様…」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:46:42.70 ID:nnUfba3p0
姉「今帰ったぞ。腹が減ったな、朝食はできているか?」

姉「……あ、お姉様」

男「おはようございます。朝の散歩ですか?」

姉「そんなところだ。それより朝食はどうした、サキュバス?」

サキュバス「間もなくできますので少々お待ちください」

姉「うむ」

幼女「…んー、イイ匂いするー」

男「おはよう、幼女」

姉「寝ぼけているな」

幼女「子供じゃないもん。大人だもん~」

姉「おい、しっかりしろ。それでも私の妹か」

幼女「うにゃー…zzz…」

男「ヴァンパイアは立ちながら眠れるんですね」

姉「こいつだけだ!」




 
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:47:08.82 ID:nnUfba3p0



男「ご馳走様でした。やっぱりサキュバスの作った飯はうまいなー」

幼女「なー!」

姉「見事なものだ」

サキュバス「ありがとうございます。じゃあ食器片付けちゃいますね」

男「俺も手伝うよ」

サキュバス「ふふ、その気持ちだけで十分ですよ~」

男「なんだか悪いな」

サキュバス「そ、その変わり夜に……」

男「よし、さっさと洗っちゃおうか!」



 
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:47:26.93 ID:nnUfba3p0
男「これで全部洗い終わったね」

サキュバス「ありがとうございました、旦那様」

男「いつも飯作ってもらってるから、これぐらいはしないと」

サキュバス「えへへ、とても嬉しいです」

男「(…連休も終わって、今日から大学か)」

幼女「あ、お姉ちゃんビスコ食べてる!」

姉「これは私が見つけたのだ。おまえも食いたかったら自分で探せ」

幼女「むぅー!何処にあったのかヒント!ヒントちょうだい!」

姉「ヒントは男の尻ポケットだ」

幼女「むむ……。あったー!」

姉「し、しまった!答えを言ってしまった!!」

男「(この方たちを家に置いて行くのは不安だなぁ…)」

男「(今日はサボって…だけどいつまでもサボってられないし…)」

サキュバス「……あの、旦那様?」

男「ごめん、考えごとしてた。ちょっとトイレ行ってくるね」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:47:43.16 ID:nnUfba3p0
ブブ!ブブ!

幼女「な、なんだこの音は!?」

サキュバス「お姉様……」

姉「違う!」

幼女「どうやらこの小さい箱が震えている音のよーだ」

幼女「むぅ、まだブルブル震えておるなー。これは何なのだ?」

姉「それはだな…」

サキュバス「わ、私知ってます!」

姉「そうか、なら幼女に説明してやってくれ」

サキュバス「バイブです!」

姉「……」



 
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 01:47:58.66 ID:nnUfba3p0
幼女「ばいぶとは何だ?」

サキュバス「これはね…寂しいときにね…ゴニョゴニョ…」

幼女「む?よく聞こえん」

サキュバス「さ、寂しいときに旦那様を思いながら、こうやって……モソモソ……」

姉「やめろ!おまえは何を考えているんだ!?」

サキュバス「きゃっ!」

姉「これはそんないかがわしいものではない!」

幼女「では何をするためのものなのだ?」

姉「これは人間同士が連絡を取り合うための機械だ」

サキュバス「バイブではないのですか…」

姉「これはポケベルと言うんだ」

幼女「ぽけべるか。可愛い名前だな!」

サキュバス「はぅ、とんだ勘違いを……」



 
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:06:23.53 ID:nnUfba3p0
幼女「しかしお姉ちゃんはさすがだな」

サキュバス「博識ですよね」

姉「全くおまえらは…。これくらい知っておかないと恥をかくぞ?」

男「なんだ、なんの話だ?」

幼女「あ、男!今な、このぽけべるがブルブル震えていたぞ!」

男「ポケベル?」

幼女「うむ!これは人間同士が連絡を取り合うためのものなんだろ?」

男「ああ、携帯電話のことか」

姉「……え」

幼女「けいたい…?この箱はぽけべると言うのではないのか?」

男「これは携帯電話って言うんだよ。ポケベルと間違えるのはおじいちゃんおばあちゃんくらいだぞ」

姉「……」

男「幼女もかわいいこと言いますね。これがポケベルですって、はは」

姉「死ね人間っ!!」

男「おぐぅ!?」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:07:24.99 ID:nnUfba3p0



男「いてて」

サキュバス「だ、大丈夫ですか、旦那様?」

男「なんとか…」

幼女「お姉ちゃんもだいぶ手加減して殴ったみたいだからな。本気出せば首ちょんぱだったぞ」

男「ちょんぱかよ」

幼女「ぱちょーんだ」

男「恐ろしい…」

サキュバス「出て行かれてしまいましたが、どうしましょう」

幼女「心配するな。お腹がすけば戻ってくると思うぞ」

男「(昨日もそうだったな)」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:08:30.18 ID:nnUfba3p0
男「(メールか。誰からかな…)」

男「……げ」

サキュバス「旦那様?」

男「(大学行かないとまたあいつにエロ…ひどいことされそうだ…)」

幼女「どうかしたのか?」

男「知り合いが大学に来いとさ」

サキュバス「大学とは何でしょう?」

男「人間の学校だよ。まいったな…」

幼女「そこに行くのか?」

男「ああ」

サキュバス「なら私もご一緒します!」

男「さすがに大学まで来るのはまずいよ。できればお留守番をお願いしたいんだけど」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:09:33.13 ID:nnUfba3p0
女「お留守番か…。退屈そうだな」

男「(そうだ、ケーキで釣って…)」

男「お留守番はとても重要な仕事だ。ちゃんとできたらご褒美にケーキを買ってきてやるぞ」

幼女「お留守番は得意だ!ママにも褒められたことがあるくらい!!」

サキュバス「でも、私は旦那様と…」

男「頼りにしてるぞ、サキュバス」

サキュバス「お、お任せください!!」

男「(お姉さんは…まぁいいか…)」

男「それじゃ行ってくる。二人とも頼んだぞー」

幼女「チーズケーキな!レアじゃないやつ!」

サキュバス「いってらっしゃいませ、旦那様~」



 
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:29:08.75 ID:nnUfba3p0
~大学~

男「(なんだか気分が重いな。休み明けってのもあるけど)」

男「……次の講義はなんだったかな」

?「久しぶりだね、男」

男「よ、元気そうだな」

?「ふふ、まぁね。どうだい?休日はとても楽しかったんじゃないかな?」

男「それなりに」

?「私を思って自家発電にはげむのは恥ずかしくもあるが…」

?「それほど私を愛しているんだと思うと嬉しくもあるよ」

男「してないからな、女」

女「君は相変らず照れ屋だね」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:29:56.02 ID:nnUfba3p0
男「女は口を閉じていれば、とても魅力的だと思う」

女「いきなりかい?初めてが公衆の面前というのはさすがの私も緊張してしまう」

男「(話が噛みあわない)」

女「……」

男「どうしたんだ?」

女「いや、気のせいかもしれないんだが…」

男「なんだよ」

女「君から他の女の臭いがする」

男「…っ!」

女「おや、その反応を見るに当たったみたいだね」

男「ちがっ…違うんだ…」

女「そう怯えられると私も悲しいよ。ところで、少し話しがあるから付き合ってもらおう」

男「ご、ごめん。でも…!」

女「付き合ってくれるね?」

男「……はい」


56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:30:54.19 ID:nnUfba3p0
~少し前~

幼女「スピー…スピー…ふごっ!…zzz」

サキュバス「ふふ、かわいいなぁ幼女ちゃん…つんつん…」

幼女「んー、そこはダメだと言っているだろ…おとこぉ…」

サキュバス「……」

幼女「それはアポロじゃなくてちく……zzz」

サキュバス「わ、私は部屋のお掃除でもしようかな。きっと旦那様も喜んでくれるよね」

サキュバス「ご褒美にいっぱいなでなでしてくれるかも。もしかしたらその先も…えへへ…」

サキュバス「(わわっ!何考えてるんだろ、私。いやらしいな…)」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:32:05.86 ID:nnUfba3p0



サキュバス「うん、だいぶ綺麗になったなぁ」

サキュバス「……旦那様、褒めてくれるかな」

母「むしろ私のお嫁さんになって欲しいわね」

サキュバス「えぇ!?」

母「なんちゃって。こんにちは、サキュバスちゃん」

サキュバス「幼女ちゃんのお母様!いらしてたんですか」

母「ついさっきね。それにしても、ふふ」

サキュバス「…なんでしょうか」

母「さっきの独り言、とってもかわいかったわよ?」

サキュバス「うう、あまりいじめないでください…」

母「ふふ、ごめんなさいね」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:32:46.04 ID:nnUfba3p0
サキュバス「その、今日はどういったご用件でいらしたのでしょうか?」

母「さっきね、お姉ちゃんがうちに戻ってきたのだけど」

サキュバス「お姉様が?」

母「戻るなり自室に引篭っちゃったのよ。男君と喧嘩でもしたのかしら?」

サキュバス「実は……」





59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:38:22.50 ID:nnUfba3p0
母「そんなことがあったの。あの子らしいわね」

サキュバス「お姉様は、もうお戻りにならないのでしょうか」

母「大丈夫大丈夫、明日にはケロっと戻ってくるわ」

母「それにしても、男君もすみにおけないわね。あの子相当へこんでたわよ」

サキュバス「そうなんですか?」

母「ちょっと泣いてたし。あれはかなり惚れこんでるわね」

サキュバス「……」

母「肝心の男君はいないみたいだけれど、学校にでも行ってるのかしら?」

サキュバス「はい、大学に行くとおっしゃってました」

母「そっか、もうお休みも終わったしね。夜まで暇ね、サキュバスちゃん」

サキュバス「お昼ご飯までに帰ってくるのではないのですか?」

母「学校は一日中なのよ」

サキュバス「そう、ですか…」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:38:58.21 ID:nnUfba3p0
母「そうだ!せっかくだから男君にお弁当作ってあげたら?」

サキュバス「で、でも旦那様の大学の場所が分かりませんし」

母「そんなの私がどうとでもしてあげるわよ。移動だって魔法で一瞬よ」

サキュバス「迷惑ではないでしょうか…」

母「そんなわけないでしょう?こーんなかわいい子が作ったお弁当だもの、喜ばないはずがないわ」

サキュバス「え、えへへ…」

母「ふふ、恋する乙女の顔ね」

サキュバス「お母様?」

母「なんでもないわ。作るならパパっと作っちゃいなさい。早くしないとお昼に間に合わないわよー?」

サキュバス「はいっ!」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:39:30.16 ID:nnUfba3p0



サキュバス「ここが旦那様の大学かぁ。旦那様は何処だろう……」

サキュバス「(お母様は、旦那様の近くに転移させるっておっしゃってましたけど)」

サキュバス「あ、旦那様……っ!?」

サキュバス「(一緒にいる方はどなたでしょう。もしかして旦那様の…)」

サキュバス「(……何処に行くのかな)」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:40:16.07 ID:nnUfba3p0
~図書室~

男「こんなところまで連れてきて何するんだよ」

女「分かってるくせに」

男「くっ!」

女「ふふ、相変らずいい声で鳴くね。それに少し固くなってきてるじゃないか。期待してたのかい?」

男「や、やめ…人が来るぞ…っ!」

女「ここは死角だからね、君が変な声を出さなければ平気さ」

男「ふぅっ!」

女「はは、服の上から軽くなでているだけなのになんてだらしないんだ」

男「軽くじゃ…あぁ!」

女「君はちょっと痛いくらいのが好きだったろう?これぐらいが丁度いいんじゃないかと思ってね」

男「はぁ…はぁ…」

女「さて、そろそろ教えてもらおうかな。なんで君から他の女の臭いがするのか」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:41:02.49 ID:nnUfba3p0
男「連休中に知りあって…友達になったんだよ…」

女「それだけかい?」

男「うぁあ!」

女「そんな大きな声を出したら見つかってしまうよ?それとも君は見せ付けたいのかな?」

男「そんなわけ、ないだろ…ぐっ!」

女「いいよ、その顔。ゾクゾクしてしまう」

男「と、とにかく…ただの友達だから…」

女「ふーん、友達ねぇ」

男「だから、もう離してくれないか」

女「しかし、君のここはカチカチじゃないか。出したいのだろう?」

男「っ!!」



 
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:48:33.98 ID:nnUfba3p0
女「ビュビュッって、臭い精子をぶちまけたいのだろう?」

男「うぅ…!」

女「ふふ、否定しないんだね。せっかくだ、私の口に出すといい」

男「……口に」

女「私の舌に口内に思いっきり吐き出すんだ」

男「(女の舌に……っ!)」

女「君は分かりやすいなぁ。そういうところも大好きだよ」

男「でも…」

女「いいんだ、いっぱい出してくれ」


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:48:59.09 ID:nnUfba3p0
サキュバス「(あれって旦那様の触ってるよね…)」

サキュバス「(旦那様も気持ちよさそうにしてる。けどなんだろう…この気持ち…)」

サキュバス「(私以外の人が旦那様とするなんて絶対嫌なのに)」

サキュバス「(胸がドキドキする。私、興奮してるの…?)」

男「うぁあ!」

サキュバス「(っ!!)」

サキュバス「(だ、旦那様あんな苦しそうにして。いけないことなのに、すごく嫌はなはずなのに)」

サキュバス「はぁ……はぁ……旦那様ぁ……」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:49:21.59 ID:nnUfba3p0
女「……(あの物陰に隠れているのは誰だ?)」

サキュバス「旦那様ぁ…旦那様ぁ…」

女「(もしかしてあれが連休中に友達になった女性か?しかし…)」

サキュバス「ふぅん…あっ…んんっ…」

女「(男をオカズにしてやりだすとはとんだ変態だな。ま、人のことは言えないのだけど)」

女「(これはこれで面白いことになりそうだ。どうせなら、もっと見せつけてやろう)」

女「さぁ、そろそろ口でしてあげよう。自分で脱いでごらん」

男「あ、あ…」


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:49:48.41 ID:nnUfba3p0
サキュバス「(旦那様が…服を…)」

サキュバス「(やだ、旦那様のは私が!……私が)」

サキュバス「……」

サキュバス「(旦那様のどんな味がするのかな。しょっぱいのかな。もしかしたら甘いのかも)」

サキュバス「(臭いはどうだろう。臭いのかな。もしかしたらクセになっちゃうくらいいい臭いかも)」

サキュバス「(旦那様Hだから、私の頭を両手で押さえつけて喉の奥まで犯されちゃうんだ)」

サキュバス「(だけど、私は涎をたらしながら喜んでおしゃぶりして……)」

サキュバス「(おしゃぶりしたいよぉ、旦那様のお口で舌でいっぱいいっぱい味わいたいよぉ…)」

サキュバス「旦那様ぁ……」

 ガシャン!!

サキュバス「(お弁当がっ!)」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:50:09.64 ID:nnUfba3p0
男「サキュバス…?」

サキュバス「ご、ごめんなさい!!」

男「待って!」

女「……行ってしまったね」

男「知ってたのか?」

女「彼女、君のことをオカズに頑張っていたよ」

男「そんな…」

女「それよりもだ。続きをしようじゃないか」

男「……」

女「どうしたんだい?」

男「悪いけど、話はまた後で!」

女「あ、おい!」

女「……」




 
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:56:32.01 ID:nnUfba3p0
サキュバス「……」

男「やっと見つけた。大学に来てたんだね」

サキュバス「旦那様…」

男「さっきのことだけど」

サキュバス「軽蔑しましたよね」

男「……」

サキュバス「当然ですよね。あんなことしているのをご覧になったら」

サキュバス「私だって嫌だったんです!でも、旦那様のエッチな声を聞いたら自然に指が」

サキュバス「こんないやらしい奥さん嫌ですよね……」

男「サキュバス……」

サキュバス「…うぅ…ひっく…!」

男「そんなことはないよ」

サキュバス「気休めはやめてくださいっ!」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:57:56.43 ID:nnUfba3p0
サキュバス「私はエッチで最低な奥さんなんです!だから…!」

男「サキュバス!」

サキュバス「っ!?」

男「俺もある…」

サキュバス「…?」

男「俺もサキュバスでオナニーしたことある!!」

サキュバス「……へ?」

男「つ、つまり何が言いたいかっていうとだな。その…」

サキュバス「……」

男「えーと、お相子っていうか……お互い様っていうか……」

サキュバス「ふふ…」

男「サキュバス?」

サキュバス「ふふっ…あははは!!」


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:58:18.61 ID:nnUfba3p0
サキュバス「はぁはぁ…、笑いすぎてお腹痛いです」

男「そんなに笑わなくてもいいじゃないか」

サキュバス「俺もサキュバスでオナニーしたことあるっ!」

男「お、おいっ!?」

サキュバス「さすがにあの台詞はないですよー。ダメダメですー」

男「す、すみません」

サキュバス「さっきのはかっこよくなかったですね。むしろかっこ悪かったです!」

男「はい…」

サキュバス「でもでも、旦那様の優しさはすごく伝わりました」



 
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:58:48.91 ID:nnUfba3p0
キュバス「そんな嘘ついてまで私のことを気遣ってくれたんですよね」

男「え?」

サキュバス「分かってます。でも、もうちょっとかっこいいこと言ってほしかったです」

男「ごめん(本当にしたことあるんだけど)」

サキュバス「次はビシッっと慰めてくださいね?」

男「頑張ります」

サキュバス「えへへ~」

男「(丸く収まった…?)」

サキュバス「……ところで先ほどの女性は誰でしょうか」

男「…っ!」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 04:59:29.46 ID:nnUfba3p0
男「あれは幼馴染で、子供の頃からの付き合いなんだ」

サキュバス「実際にお付き合いされてるんですか?」

男「付き合ってないよ。ただの幼馴染」

サキュバス「……でも、エッチなことしてました」

男「いたずら好きなんだよ。だからその延長で…」

サキュバス「ほほー?」

男「ほんとだってば」

サキュバス「怪しいですが、いいでしょう。旦那様を信じます」

男「ありがとう」

サキュバス「今度するときは私も混ぜてくださいね?」

男「はいっ!?」

サキュバス「ふふ、冗談ですよー」

男「(その手の冗談は心臓に悪いな)」



 
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:08:38.26 ID:nnUfba3p0
男「あー、そうだ。せっかくだから一緒にお弁当食べよう」

サキュバス「それは……」

男「さっきサキュバスが落としたの拾ったんだ。わざわざ作ってきてくれたんだろ?」

サキュバス「はい」

男「ありがとう。すごい嬉しい」

サキュバス「わ、私も喜んでいただけて嬉しいです…」

男「じゃあ食べようか」

サキュバス「はいっ!今日は私が食べさせてあげますね♪」

男「え?」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:08:59.05 ID:nnUfba3p0
男「あーん。むぐむぐ」

サキュバス「どうでしょう?」

男「うん、おいしいよ」

サキュバス「よかったですー。次はどれになさいますか?」

男「いや、もういいよ。自分で食べるから」

サキュバス「そ、そうですか……」

男「と、思ったけど食べさせてもらおうかな!次はその小さいハンバーグで」

サキュバス「かしこまりました!」

男「うんうん、おいしーなー(そして周りの目が痛い)」

サキュバス「次は!?」

男「ご飯で」

サキュバス「はい、あーん……」

男「あー……」

サキュバス「っ!!」


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:10:45.65 ID:nnUfba3p0
男「どうしたの?」

サキュバス「だ、旦那様が大きく口を開けているところ見たら…ゴニョゴニョ…」

男「うん?」

サキュバス「……え、エッチなこと考えちゃったんです!」

男「えっと」

サキュバス「す、すみません…」

男「いや、気にしないでいいよ(気になるけど)」

サキュバス「旦那様……」

男「なんでしょう?(膝に手が!!)」

サキュバス「食後にデザートはいかがでしょうか」

男「そのデザートってのは」

サキュバス「……私です」



 
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:11:10.69 ID:nnUfba3p0
女「実にいい。私もつい食べたくなってしまうよ」

男「お、女!」

サキュバス「ひっ!?」

女「はは、そう構えないでくれ。私はこいつの幼馴染で女という。よろしく」

サキュバス「……ど、どうも」

男「おまえいつからいたんだ」

女「デザートのくだりあたりかな」

サキュバス「~~っ!」

女「ふふ、照れる顔もまたいいね。よければあなたの名前も教えてくれないかな?」

サキュバス「サキュバスと申します」

女「…サキュバス?」


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:11:36.71 ID:nnUfba3p0
女「まさか、淫魔のサキュバスとでも言うのかい?」

サキュバス「そ、そうです」

女「にわかに信じがたいが…そうかなるほど…」

男「俺も最初は信じられなかったぜ」

女「でも本当なんだろうな。いや、驚いたよ」

男「えらくあっさり信じたな」

女「君には私以外の女性とは一生縁がない呪いをかけてあるからね」

女「どうやら人間の女性にしか効果はないようだ」

男「いますぐ呪いをとけ」

女「冗談だよ。君が今も童貞なのは一切合財君の才能さ」

男「てめぇ」

サキュバス「……ふふ」


 
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:20:14.45 ID:nnUfba3p0
サキュバス「女様は面白い方ですね」

女「そうかい?自分ではよく分からないな」

男「ただの変わり者だろ」

女「おやおや、どの口が言ったのかなぁ?」

男「ひぎぃ!やめてぁくらふぁい!(ほっぺが!ほっぺが千切れるっ!!)」

女「サキュバスさんも思いっきりつねってあげるといい」

サキュバス「で、ですが」

男「やめふぇー!」

女「なに、これもコミュニケーションの一つさ」

サキュバス「分かりました!」

男「のぉおお!!」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:20:30.58 ID:nnUfba3p0
男「……うぅ(まだほっぺがひりひりする)」

女「ずいぶんと愛嬌のある顔になったじゃないか」

サキュバス「旦那様かわいーですよぉ」

男「嬉しくないっ!」

女「二人の乙女をたぶらかしたんだ。これぐらいは当然だろう」

男「おまえは無理矢理…」

女「何か言ったかい?」

男「いえ何も」

サキュバス「旦那様と女様はとても仲がいいのですね。羨ましいです」

女「付き合いが長いからね。私から言えばサキュバスさんだってそうさ」

サキュバス「だといいのですが」

女「まるで夫婦のようだよ。それに、あなたは私が嫉妬するぐらいいい女だ」

サキュバス「あ、ありがとうございます……」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:22:30.46 ID:nnUfba3p0
女「しかしなんだな、こんなかわいい子と知り合うぐらいなら連休は家族と旅行なんて行かなければよかったよ」

女「君を監禁して甘美な連休を過ごすべきだったね」

サキュバス「旦那様を監禁……ポッ」

男「ふざけるな」

女「よく夕食を作りに行ってあげてるだろう?その対価さ」

男「頼んだ覚えはない」

女「……」

男「いつもおいしいご飯をありがとうございます」

女「物分りのいい君はとくに好きだ。ところでサキュバスさんは何処で男と知り合ったんだい?」

サキュバス「それはですね、幼女ちゃんが旦那様の家に…」

男「(まずい!)」

女「幼女?その子も男の家に住んでいるのかい?」

サキュバス「はい。それから幼女ちゃんのお姉様も一緒に住んでるんですよ」

女「ほぉ……」


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:22:51.73 ID:nnUfba3p0
女「連休中に君の家も随分と賑やかになったね」

男「恐縮です」

サキュバス「よろしかったら遊びにいらっしゃいませんか?」

男「(俺の家なんだけど)」

女「そうだね、その幼女ちゃんとお姉さんにも会ってみたい」

サキュバス「きっと二人も喜びますよー」

女「いい友達になれそうだ」

サキュバス「楽しみにお待ちしております」

女「君はビスコでも用意して待っていてくれ。ふふ」

男「仕方ない…」



 
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:23:35.28 ID:nnUfba3p0



男「買い物してたらすっかり遅くなっちゃったな」

サキュバス「そうですね。でも旦那様といーっぱい一緒にいれたから嬉しかったです」

男「そ、そっか」

サキュバス「旦那様もしかして照れてますか?」

男「照れてないよ」

サキュバス「私どもは夜目がききますからねー。旦那様の顔が赤いのはバレバレなのです」

男「サキュバスもずいぶんと言うようになったよな」

サキュバス「愛の力が私を成長させるのです」

男「愛か」

サキュバス「愛です」

男「今夜はカレーかー」

サキュバス「もー!誤魔化す旦那様はかっこよくないですよ~?」


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:29:21.04 ID:nnUfba3p0
サキュバス「あっ…」

男「どうした?」

サキュバス「ジャガイモ買うの忘れてました」

男「カレーはジャガイモ入れないとなぁ。買いに戻るか」

サキュバス「私の不手際ですので私が行きますよ」

サキュバス「それに幼女ちゃんも旦那様の帰りを待っていると思いますし……」

男「そっか。じゃあお願い」

サキュバス「はい。それでは行ってきますね」

男「気をつけてなー」


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:29:42.42 ID:nnUfba3p0
~男の家~

男「ただいまー」

幼女「おかえりなさいませ!お風呂にする?」

母「ご飯にする?」

幼女&母「「それとも、ワ・タ・シ??」」

男「なんで裸エプロンなんですか」

母「私もまだまだいけるんじゃないかと思ったのよ!どうかしら?どうなのかしら!?」

男「(ムラムラします)」

母「うふふ、男君はほんと分かりやすいわねー」

幼女「なぁなぁ!私はどーだ男!ムラムラするか!?」

男「ムラムラするー」

幼女「なんだその言い草は!?もっと感情こめろー!!」

男「買い物袋で両手ふさがってんだから飛びつくなっ!」

母「あらあらまぁまぁ。玄関でなんてお盛んね」

男「助けてください!」


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:30:13.51 ID:nnUfba3p0
幼女「この甲斐性なしめー」

男「意味分かっていってるのか」

幼女「この包茎野郎めー」

男「お母様が吹き込んだんですか…」

母「ばれちゃった?」

男「(なんで知ってるのか問い詰めたいけど、聞かないほうがいい気もする)」

母「こないだ男君がお風呂入ってるのを覗いたときの話なんだけど」

男「……」

母「意外と大きいのね」

男「お、お母様?」

母「何かしら?」

男「目がぎらぎらしてて怖いです」

母「それは今からおまえ食べるからさ~!」

男「ひぃっ!」


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:30:34.63 ID:nnUfba3p0
男「(む、胸が押し当てられて……!)」

母「ねぇ、何処見てるの?」

男「ご、ごめんなさい」

母「うふふ、いいのよ。男の子だものね」

幼女「私のおっぱいも夢中で触ってたしな」

母「男君また触りたくなっちゃみたい。幼女ちゃんどうすればいいと思う?」

幼女「わ、私はまた触らせてあげてもいい…」

母「でも男君は私のおっぱいも触りたいんですって」

幼女「そうなのか?」

男「へ?いや、えーと……」

幼女「……それはちょっとやだ」

母「ママは男君におっぱい触って欲しーなー」

幼女「…むー、今回は特別だよ?」

母「お許しが出たわよ、男君。せっかくだから幼女ちゃんのも触ってあげてね」


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:30:58.74 ID:nnUfba3p0
幼女「遠慮するな。モニュモニュしたいのだろう?」

母「さぁさ、どうぞ?」

男「(エプロンの薄い布一枚挟んだ向こうにおっぱいが…おっぱいが…!)」

母「やだ、男君鼻息荒い。興奮してるの?」

幼女「胸がざわざわしてきた…はやく触って…」

男「し、失礼します…(どうにでもなれー)」

サキュバス「ただいま戻りました~……へ?」

男「…あっ」

幼女「…お?」

母「あら♪」




サキュバスのお説教は30分にもおよびました



 
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:37:15.25 ID:nnUfba3p0
母「サキュバスちゃん怒らせちゃったわねぇ」

幼女「ちょっと怖かったな」

男「(やっぱり俺が悪いんだろうなぁ…)」

母「一番の悪者は当然男君ね!」

男「言い訳もできません」

母「このままずるずるいくと男君死亡ルート確定かしら」

幼女「それは困るぞ!おい、今すぐ私と結婚しろ!」

男「それも困るなぁ」

幼女「私は困らない!結婚~!」

母「積極的ねぇ」

サキュバス「だーんーなーさーまー?」

男「ひっ!?包丁持って背後にたたないでくれ…」

サキュバス「愛ゆえに手元が狂うかもしれません」

男「どういう意味でしょう?」

サキュバス「言葉通りです。では、私はお料理に戻りますね」


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/06/11(土) 05:37:37.70 ID:nnUfba3p0
母「サキュバスちゃんも大変よね。男君は自分の行動に責任持たないとだめよ」

男「はい(軽はずみな行動は控えないとだめだよなぁ…)」

幼女「そういえばケーキはどうしたのだ?」

男「ケーキ?」

幼女「お留守番頑張ったらケーキ買ってくれるって言った」

男「(すっかり忘れてた)」

幼女「……楽しみにしてたのにぃ」

男「忘れてごめんな。今から買ってくるから、晩飯の後にみんなで食べよう」

幼女「ほんと?」

男「ああ、だから楽しみにして待ってろ」

幼女「うん!」

母「よかったわね、幼女ちゃん」

男「(お姉さんも探しに行かないとだしな)」




幼女「ヴァンパイアだぞー!!」
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[ 2012/02/02 00:56 ] 人外系,生き物系SS | TB(0) | CM(0)
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