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幼女「ヴァンパイアなのー!!」2/2
幼女「ヴァンパイアなのー!!」
幼女「ヴァンパイアなのー!!」
101
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 05:38:24.34 ID:nnUfba3p0
・
・
・
男「(コンビニでケーキは買えたけど、肝心のお姉さんが見つからない)」
男「(何処行っちゃったんだろ…)」
子犬「くぅん…」
男「迷子か?」
子犬「はっ…はっ…」
男「腹減ってるのか?んー、ケーキあげるのはまずいしな。となるとビスコぐらいしかない」
子犬「わんわん!」
男「食べたそうだな。ほれ食うか?小麦胚芽入りだぞー」
子犬「はむはむ!」
男「(食べてるよ…)」
元スレ
幼女「ヴァンパイアなのー!!」
102
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 05:38:43.94 ID:nnUfba3p0
男「(そういえば、幼女と初めて会ったのもここだっけか)」
子犬「はぐはぐ!」
男「よっぽど腹が減ってたんだな。よしよし」
母「こんなところにいたのね」
男「お母様。どうかしたんですか?」
母「二人きりのときはママって呼んでいいのよ?」
男「嫌ですよ、恥ずかしい」
母「いけずー」
男「はは…」
母「帰りが遅いから、幼女ちゃんもサキュバスちゃんも心配してるわ」
母「……ひょっとしてお姉ちゃんを探してたのかしら?」
男「ええ」
母「…そう」
103
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 05:40:13.89 ID:nnUfba3p0
母「男君は優しいのね」
男「そんなことないです。優柔不断だし、雰囲気に流されやすいし」
母「そうかもね」
男「ところでお姉さんの行きそうなところに心当たりないですか?見つからなくて困ってたんです」
母「お姉ちゃんなら私のうちに戻ってるから安心して」
男「お母様のうちに?」
母「今朝泣きながら戻ってきたのよ。男君が何か意地悪したんじゃないかしら?」
男「心あたりがあるような、ないような…」
母「あんなこと初めてよ。あれはもう男君にぞっこんラブね!」
男「まさか」
母「分かるもの。親子だしね。それに……」
男「…?」
母「私が初めて好きになったのも人間だったから」
105
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 05:44:43.65 ID:nnUfba3p0
男「もしかしてお姉さんや幼女のお父様もその人なんですか?」
母「どうかしらね~?」
男「あの、その人は今……」
母「もうこの世にはいないわ」
男「そう…ですか…」
母「まさか娘まで人間を好きになるなんてね。親子なんだなってつくづく思う」
男「お母様に似て二人とも美人ですよね」
母「ふふ、ありがと。男君ね、私が好きになった人間に似てるわ。いいえ、似ている気がする」
男「……」
母「500年近く前の話だから、顔もおぼろげにしか覚えてないの。歳はとりたくないものね」
男「あの、お母様?」
母「ごめんなさい、少しこのままでいさせて」
男「…分かりました」
母「……あの人も男君みたいにあたたかい人だった」
106
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 05:45:05.15 ID:nnUfba3p0
母「ね、男君……」
男「はい?」
母「エッチしよっか」
男「はいぃ!?」
母「男君と抱き合ってたら、エッチな気分になってきちゃった」
男「いやいや、できませんって」
母「しようよ」
男「……っ!(胸を押し付けるのは反則だろ!!)」
母「やっぱりおばさんとじゃ嫌?」
男「そういうわけでは」
母「じゃあ、なんでかしら?うりうりー」
男「(ムネガッ!オッパイガッ!)」
114
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:05:44.44 ID:nnUfba3p0
母「……うふふ、立っちゃったわね」
男「これは…」
母「実はこう見えてテクニックすごいのよ、私」
男「……」
母「……それに」
男「お母様?」
母「心がね、寂しいの。抱いて忘れさせて」
男「っ!」
母「男君……」
115
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:06:06.61 ID:nnUfba3p0
男「ご、ごめんなさいっ!!」
母「男君?」
男「やっぱりできません」
母「…どうして?」
男「きっと後悔すると思うんです」
母「そう?私そんなに魅力ないかしら?」
男「ありありですよ!」
母「うふふ、ありがと」
男「後悔するのは、お母様の方です」
母「…私?」
男「一瞬は忘れることができるかもしれない。でもまたすぐに寂しくなって」
母「……」
男「悲しい気持ちになって後悔しちゃうと思うんです」
母「……そう」
116
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:06:28.70 ID:nnUfba3p0
男「恋愛経験もない俺が言っても説得力ないんですけどね」
母「ここをカチカチにさせて言うところがまた説得力に欠けるわね」
男「さ、触らないでくださいよっ!」
母「うふふ、かわいいんだから」
男「それに中途半端な気持ちでするのはいけないと思います」
母「そう」
男「お母様とするなら結婚するぐらいの気持ちでいかないと」
母「あらあら、それは口説いてるのかしら?」
男「い、今のは言葉のあやです…」
母「あなたってつくづく面白い人間ね。ほんとにしたくなってきちゃった」
男「え?」
母「うんうん、男君の気持ちはよーく分かったわ!私男君と結婚する!」
男「えぇ!?」
母「あなた~♪」
男「離れてくださいっ!!」
117
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:06:56.08 ID:nnUfba3p0
母「…さて、おふざけはこのくらいにしてそろそろ帰ろうかな」
男「(この人が分からない……)」
母「お姉ちゃんには私がよろしく言っておくから心配しないで」
男「はい、よろしくお願いします」
母「それじゃあね」
男「また遊びにきてください」
母「今度くるときは婚姻届を持ってくるわ」
男「お母様!!」
母「うふふ、またね」
男「……(俺も帰ろう)」
119
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:12:00.72 ID:nnUfba3p0
男「(お母様の言ってたこと、どこまで本当なんだろ)」
男「(からかわれてただけかもな…)」
「……」
男「(ん?あそこの街灯の下にいるのは……)」
姉「……」
男「お姉さん」
姉「う、うむ」
男「お母様ならついさっき帰りましたよ」
姉「……人間」
男「はい?」
姉「私を探していたのか?」
男「ええ」
姉「先ほどお母様から聞いたのだ。おまえが心配して私を探していると」
男「そうだったんですか」
120
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:12:14.00 ID:nnUfba3p0
姉「…迷惑をかけたな」
男「元々俺が悪いんですから。今朝はすみませんでした」
姉「私もやり過ぎたと反省している」
男「ならこれで仲直りですね」
姉「……うん」
男「帰りましょうか。幼女とサキュバスも心配してます」
姉「お、おい」
男「何ですか?」
姉「私と…手を繋げ…」
男「え?」
姉「……頼む」
男「分かりました」
121
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:12:44.79 ID:nnUfba3p0
姉「……」
男「(思ったよりお姉さんの手小さいな。それに変に緊張してきた)」
姉「……」
男「(何か話さなくちゃ……でも何を……?)」
姉「……」
男「(話題が見つからん。ちくしょう、余計に緊張してきた…)」
姉「……」
・
・
・
122
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:13:11.06 ID:nnUfba3p0
~そのちょっと前~
母「たっだいまー」
姉「…お母様」
母「あら、ようやく部屋から出てきたのね。そろそろ男君のところへ帰るのかしら?」
姉「だ、誰があんなやつのところ」
母「男君ね、お姉ちゃんのこと心配して探してたわよ」
姉「男が…」
母「男君と少し話しをしたのだけど、彼は本当に面白い人間ね」
姉「……」
母「だからお母さん男君と結婚しようと思うの!」
姉「っ!」
123
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:13:33.77 ID:nnUfba3p0
母「お母さん年甲斐もなくときめいちゃった」
姉「で、ですが相手は人間ですよ!?」
母「心のそこから好きだと思えるなら、種族の違いなんて関係ないわ」
姉「……」
母「あなたは男君のこと嫌い?」
姉「私は……」
母「素直になりなさいな。じゃないとほんとに結婚しちゃうんだから」
姉「……」
・
・
・
125
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:19:28.26 ID:nnUfba3p0
男「お姉さん?」
姉「す、すまん。ぼーっとしていた」
男「珍しいですね。何を考えてたんですか?」
姉「……」
男「言いにくいことならいいんです」
姉「おまえのことだ」
男「俺?」
姉「なぁ、私と手を繋ぐのは嫌か?」
男「そんなことないですよ」
姉「そ、そうか……」
男「え、ええ」
姉「……私は」
男「……?」
姉「私は男と手が繋げて嬉しいぞ」
男「っ!」
126
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:19:46.49 ID:nnUfba3p0
姉「男?」
男「あ、えっと、お姉さんかわいいなーなんて…」
姉「か、からかうんじゃない…」
男「本当にそう思ったんですよ」
姉「ふん!」
男「ひょっとして照れてます?」
姉「……少し」
男「(うつむいてモジモジしてるお姉さんかわいい)」
姉「と、ところで人間!今日の夕食はなんだ!?」
男「今日はカレーですよ。デザートにケーキ買ったんでみんなで食べましょう」
姉「ケーキか。悪くないな」
男「食べさせてあげましょうか?」
姉「う、うるさい馬鹿者っ!」
男「あはは」
127
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:19:59.40 ID:nnUfba3p0
女「やぁ」
男「なんでいる」
女「遊びにこいと言ったろう?早速遊びにきたわけだ」
男「なにも今日こなくたって…」
幼女「あ!男、お姉ちゃんお帰りなさい!モシャモシャ」
サキュバス「お帰りなさいませー。モグモグ」
姉「おまえら何を食べているんだ?」
幼女「チョコパイ!これはやばいぞ!激やばだぞ!?」
サキュバス「そうです!激やばですぅ~」
男「食べ物で釣ったのか」
女「気に入ってもらえてなによりだよ」
128
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:20:15.47 ID:nnUfba3p0
姉「わ、私はそんなものに興味はないぞっ」
女「お姉さんですね。初めまして、女です。これをどうぞ」
姉「だから私は……」
女「そうおっしゃらず。とてもおいしいのですよ」
姉「……ゴクリ」
女「周りはチョコでコーティング。中はクリームがたっぷりサンドされてます」
姉「チョコでクリームがたっぷり…!」
女「ささ、遠慮なさらずがぶりといっちゃってください」
姉「し、仕方ないな。捨てるのは勿体ないからな、頂くとしよう」
男「(すごい嬉しそう…)」
女「…いかがでしょう?」
姉「おいしい!これはとてつもなくうまいぞ!?男も食べてみろ!!」
男「どうも」
女「ふふ……」
129
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:20:30.75 ID:nnUfba3p0
・
・
・
女「ご馳走様。サキュバスさんのカレーは絶品だったよ」
サキュバス「ありがとうございます~」
幼女「女が持ってきたチョコパイもすっごーくおいしかったぞ!」
サキュバス「私あんなおいしいお菓子初めて食べました」
姉「うむ、あれはいいものだ」
女「ふふ、それは良かった」
男「(すっかり馴染んでるな)」
幼女「さて、お腹も膨れたことだしそろそろ…」
男「寝るのか」
幼女「デザートに決まっているだろ!ケーキだケーキ!!」
女「おや、ケーキまであるのかい?なんだか悪いな」
男「おまえのはない」
女「……」
男「俺の分をどうぞ」
131
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:26:23.26 ID:nnUfba3p0
姉「ふむ、初めて食べるがこのケーキも悪くないな」
サキュバス「濃厚でおいしーですー」
女「チーズケーキはベイクドに限るねぇ」
男「(俺のケーキ…)」
幼女「……」
男「どうした幼女。うまくないか?」
幼女「すごーくおいしい!だから男も一緒に食べるの!」
男「(膝の上に座ったと思ったら、そういうことか)」
幼女「私が食べさせてあげるからな!ほれほれ、口を開け」
男「あーん」
幼女「…どうだ?」
男「うまい」
幼女「そうかそうか!もう一口だ、あ~」
男「あ~…」
女「……」
132
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:26:56.94 ID:nnUfba3p0
幼女「ぬふふ♪」
男「膝の上で暴れるなよ」
幼女「よいではないか~。私と男の中だろう!」
男「甘えんぼさんめ」
幼女「男にしかしないも~ん」
姉「(私も甘えたいなぁ……)」
サキュバス「(だ、旦那様のお膝の上で…えへへ…)」
女「男……」
男「ん?なん……っ!!」
女「……チュ」
姉「なっ!!」
サキュバス「(お、女様と旦那様がキスを!!)」
133
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:27:13.95 ID:nnUfba3p0
男「ん……。いきなり何すんだ!」
女「何って口移して食べさせてあげたんだ。私のフォークを使ったら間接キスになってしまうからね」
男「間接もなにも直接じゃないか!」
女「おや、気付かなかったよ。ふふ」
幼女「今なにをしたのだー?」
男「な、なんでもない」
女「私のチーズケーキ、おいしくなかったかい??」
男「っ!!」
幼女「むむ?なんかお尻にかたいものがあたるぞー」
姉「(そ、それって……)」
サキュバス「(わ、私だって!!)」
134
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:27:35.24 ID:nnUfba3p0
サキュバス「だ、旦那様……」
男「な、なに?…ってなんだ服脱いでるんだよ、サキュバス!」
サキュバス「実は胸の間にチーズケーキが落ちてしまって」
男「(おかしいだろ!絶対おかしいだろ!!)」
サキュバス「捨てるのも勿体無いので、旦那様に召し上がっていただきたいのですが」
男「(サキュバスの大きな胸に包まれてるチーズケーキが憎い)」
サキュバス「んぁ…冷たくて気持ち悪いです…どうか、どうか早く召し上がってください」
男「(もうこのままサキュバスごと食っちまうか。サキュバスのたゆんたゆんのスイカップごとを…!)」
サキュバス「旦那様ぁ……」
135
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:27:48.59 ID:nnUfba3p0
幼女「私が食べるー♪」
サキュバス「ひゃん!」
男「っ!!」
幼女「んむ…ペロペロ…はむはむ…」
サキュバス「やん!ペロペロしちゃだめだよぉ、幼女ちゃん」
幼女「こうしないと…全部食べられない…チュプ…」
サキュバス「はぁ…はぁ…んん!」
男「(食べ損ねたけど、これは…)」
サキュバス「んぁあ!そこだめぇええ!!」
男「(イイ!)」
136
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:28:05.89 ID:nnUfba3p0
女「消極的かと思いましたがサキュバスさんは意外と大胆なのですね、お姉さん」
姉「……」
女「……?」
姉「(私の胸じゃ挟めない)」
女「(胸を触りながらうつむいてる。小さいのを気にしてるのかな?)」
姉「……ぐすん」
女「……(お姉さんもかわいいところがあるのだな、ふふ)」
サキュバス「そこだめぇえ!!」
138
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:33:13.51 ID:nnUfba3p0
~その夜~
男「(女のお陰でいつもの倍疲れた気がする)」
女「ん……zzz…」
男「(結局泊まっていくことになっちゃったし。寝込みを襲われそうで怖い)」
男「(何もないことを祈って寝よう。さすがに眠気が限界だ……)」
男「……zz」
・
・
・
139
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:33:32.07 ID:nnUfba3p0
男「(ん……?なんだか、身体が重い…)」
「……っ」
男「(ま、まさか金縛り!?)」
「男……」
男「(この声は…)」
姉「男ぉ」
男「お、お姉さん?」
姉「ん…ようやく起きたか…」
男「どうしたんですか」
姉「だって、ずるいじゃないか。私だって男に甘えたかったんだ」
男「(ケーキ食べてたときのことか)」
姉「男の身体はとてもあたたかいのだな。こうしてくっついていると心もポカポカする」
140
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:33:45.31 ID:nnUfba3p0
姉「なぁ……」
男「なんでしょう?」
姉「お願いがあるんだ」
男「……(どきどき)」
姉「男の血が飲みたい」
男「俺の?」
姉「だめだろうか…」
男「……しょうがないですね(断ったら後が大変だしなぁ)」
姉「ほ、本当か?」
男「ただし、飲んだらすぐ寝るんですよ」
姉「わ、分かった。約束する」
男「…どうぞ」
姉「…ああ」
141
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:34:06.45 ID:nnUfba3p0
姉「はぷっ!」
男「っつ!!」
姉「……ん…ん」
男「(しがみついて、夢中で吸ってる。やっぱりお姉さんかわいいな…)」
姉「んっんっ!」
男「くっ!」
姉「ぷはぁ!す、すまん。おいしかったからつい飲みすぎてしまった」
男「俺の血はそんなにおいしいんですか?」
姉「…うん」
男「お菓子ばっかり食べるからですかね?はは」
姉「口開けて」
男「はい?……っ!?」
姉「ん……おいしいだろう?」
男「(お姉さんの唾液と俺の血で口内が満たされていく……)」
142
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:34:24.33 ID:nnUfba3p0
男「ゴホッ!ゴホッ!」
姉「人間には分からないか。あぁ、舌が血で真っ赤になってしまったな」
男「はぁ…はぁ…」
姉「私がきれいにしてやる」
男「……っんむ!?」
姉「ジュブ!ジュジュ!ヌチュ…クチュ…」
男「っ!!(ぐっ!舌がお姉さんに吸い上げられて食べられちゃうみたいだ)」
姉「ふふ、おいしいぞ男の舌」
男「お、おねえさ…」
姉「さっきの約束だけどな…すまないが守れない…」
男「え?」
姉「このまま寝られない。私を抱いてくれ」
143
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:34:38.13 ID:nnUfba3p0
男「お姉さん…」
姉「おまえが好きなんだ。もう意地を張って我慢なんてしたくない」
男「で、でも…」
姉「じ、実を言うとな。わ、わ、私は…その…なんだ」
男「え?」
姉「しょ、処女なんだ。今まで見栄を張ってた…」
男「そうだったんですか」
姉「だからおまえにやる。…いや…も、もらって欲しい」
男「……」
姉「お願い、男……」
145
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:39:20.42 ID:nnUfba3p0
男「お、俺はその…」
姉「……」
男「うまくは言えないんですが……(あれ?)」
姉「……ん…男ぉ…zzz」
男「(寝てる…。血を吸ってお腹一杯になったからかな。さすが幼女のお姉さん)」
姉「…むにゃむにゃ」
男「(……トイレで抜いてくるか)」
146
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:39:44.48 ID:nnUfba3p0
男「ふぅ、トイレだけが安息の空間だぜ」
男「すっきりしたところでそろそろ寝るかな」
女「やぁ」
男「なんで…トレイの前に…」
サキュバス「こんばんはーですー」
男「サキュバスまで」
女「あんな濃厚な物を見せ付けられたらねぇ?」
サキュバス「興奮して寝ていられないですよー」
男「(お姉さんとの見てたのかよ)」
女「本番まで行くのはお姉さんにも忍びないから、そこまではしないよ」
サキュバス「でもでもちょっとエッチな目にあってもらいます」
女「君の睡眠時間をこれ以上削るのもあれだからね、二人いっぺんに相手してもらおう」
サキュバス「覚悟してくださいね、旦那様♪」
148
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:39:59.50 ID:nnUfba3p0
~次の日~
母「おっはー!早速遊びに来ちゃったわよ、男く~ん♪」
男「…………」
母「あら?」
幼女「おはよー!」
母「幼女ちゃんお早う。男君げっそりしてるんだけど、何かあったのかしら?」
幼女「朝起きたらこうだったぞ」
姉「わ、私も知りません」
サキュバス「私もです~」
女「お早うございます、お母様。私は男の幼馴染で女と言います」
母「あらあら、よろしくね。うふふ、女さんてとびきりの美人ね」
女「いえ、お母様には負けますよ」
母「やだわ、もう~。こんないい子が多いと油断してたら男君取られちゃうわね!」
女「それはどういう意味でしょう…」
149
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:40:21.59 ID:nnUfba3p0
母「ジャジャーン!私と男君の婚姻届でーす!私たち結婚します!」
姉「えぇ!?」
サキュバス「そんな!いくらお母様でもだめです!!」
母「種族と年齢の壁を突き抜けて、いくとまでいっちゃうの~♪」
幼女「やぁ!男は私と結婚するの~!!」
姉「わ、私とするのです!」
母「うふふ、今さら素直になっても遅いのよ!」
サキュバス「うぅ!私も結婚したいですぅ~!!」
女「……はは、これはまた騒がしくなるね」
大家さんが静かにしろと怒鳴り込んでくるのはこのすぐ後
俺に初めての彼女ができるのはもう少し後の話だ
……続きはまたの機会に
150
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:40:55.01 ID:nnUfba3p0
「男!!」
151
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/06/11(土) 06:41:22.98 ID:nnUfba3p0
男「……ん?」
幼女「今日は海に行く約束だろう!?みんな支度が終わって外で待っているのだぞ!」
男「ああ、すまん少しぼーっとしてた」
幼女「全く、おまえはだらしのないやつだな。何を考えていたのだ?」
男「おまえと出会ったときのことだよ」
幼女「むぅ…、昔に思いを馳せるのもいいが今は海だ!海!!」
男「分かってるって。近くで夏祭りもやるらしいからな、それも見よう」
幼女「祭りか~。おいしいものいっぱいあるといいな~」
男「いっぱいあるぞー。それに、楽しいこともいっぱいだ」
幼女「ぬふふ、今から楽しみだな♪」
男「ああ……」
こんな日常がこれからも続いていくのだけど……
さすがにもう語る必要はないように思う。色々とごたごたはあるだろうが
最終的には予想通りの結末に落ち着くに違いない。だからこの話はここでおしまいだ
ハッピーエンドで終わると分かっている物語ほどつまらないものはないのだから
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
: 2011/06/11(土) 06:45:17.70 ID:
nnUfba3p0
めでたしめでたし
規制もあったけど、なんとか終わらせることができたよかった
まだ続きそうな感じですがこれにておしまいでございます
もう続きません