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幼馴染「喘ぎ声を録音したからあげるねwww」1/2


幼馴染「喘ぎ声を録音したからあげるねwww」



1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:28:21.53 ID:l6/pIbnf0
少年「え?」

幼「はい、これメディア。聴けるやつ持って来てたよね?」

少年「え? 何が入ってるの?」

幼「だからぁ、私の喘ぎ声だってばww」




元スレ
幼馴染「喘ぎ声を録音したからあげるねwww」
この人の他の作品
兄「すまん妹。実は俺、おっぱい星人なんだ」1/2



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:29:52.48 ID:l6/pIbnf0
幼「あ。信じて無いでしょー? ひどーい」

少年「そりゃあ……っていうか、ホントに入ってても困るけど」

幼「だってさ、少君、叔母さんの家に居候中なんじゃん?」

少年「? うん。夏休みの間はお世話になる予定」

幼「こっちが地元なんだから、今年もみんなで来れば良かったのに」

少年「うん……でも忙しいみたいなんだ。ところで、それがどうしたの?」

幼「うひひww 居候だし。こんな田舎だし。ひとりエッチのオカズに苦労してるんじゃないのぉ?」

少年「ブッ!? お、女の子がそーいうこと言うなよ!―――で、まさかこれ、本気で入ってるんじゃ」

幼「帰って聴いてみれば分かるって。あっ、それと!」

少年「ん?」

幼「オカズにしたらちゃんと報告してね?wwww」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:33:18.90 ID:l6/pIbnf0
―叔母の家

少年「ただいま」ガチャ

叔母「おかえりっ。お菓子あるけど、おやつ食べる?」

少年「……ごめんなさい。今食べると、夕ご飯入らなくなっちゃいそうだから」

叔母「そっか残念。じゃあ、夕食の用意できたら呼ぶから、ゆっくりしててね」

少年「はい。お世話になります」

トタトタトタ…バタン

少年「……」

少年(携帯プレーヤー持ってきてて良かったな。外に漏れずに聴ける)

少年(あ、喘ぎ声ってのは……さすがに冗談だとは思うけど……)ドキドキ

ポチッ

『――――――ンっ』

少年「!?」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:37:04.83 ID:l6/pIbnf0
『ん、ぅっ……えへ……やっと盛り上がってきたから、ここから録音しまぁす』

『あ。ちなみにオカズは、女子二人の間でフラフラしちゃう、優柔不断男子のちょいエロな漫画だよ』

『ぁ、ぁン、くぅ……んっ、聴こえてる?』

少年(こ、、、これって! 本当に!?)

『今ぁ、私……タンクトップとパンツだけで、ベッドに転がってるから……ンン、ぁ……想像してね?』

『私が自分の指で、胸とかアソコとかいっぱい……イジってるぅ、とこ♥ ハァ、ハァ……ぁ、ぁっぁ!』

少年「……ゴクッ」

『ハァ、くぁ。オナニー、気持ちいいよぉ……ンっ』

『ぁぁ、ん、ハァ、ぁン! ぁ、ぅぅっ、ふぁっん』


少年「はぁ、はぁ、はぁ」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:37:30.93 ID:l6/pIbnf0
―幼馴染の家

少年「幼ちゃん!」

幼「やっほー。 ゆうべはおたのしみでしたねww」

少年「なんでドラクエ風なの? いや、そんなことより、これっ!」カタッ

幼「そっちできちんと聴けた? 少し心配だったんだ」

少年「途中でなんかちょっと、音が途切れてたけど―――そうじゃなくてっ」

幼「ウソっなんでだろ。あ、でも、ってことはじっくり聴いてくれたんだwww」

少年「あぐっ……ま、まぁその……じっくりってわけじゃ……」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/12/14(水) 19:38:53.12 ID:4Opyb8E20
録音してうpしないとみんな信じてくれないよ。



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:41:23.11 ID:l6/pIbnf0
少年「と、、とにかく! よくないよ、こういう事するの」

幼「少君って真面目だよねww 相変わらず。でもやっぱりオナニーはしちゃった?」

少年「え」

幼「『え』じゃなくて。私の喘いでる声でぇ、少君もオナニーしたかなーって質問してるの」

少年「ぁ、う ///」

幼「使うだけ使っておいて、白状せずにお説教はズルイと思いまーすwww」

少年「…………ごめん。しちゃった」

幼「うひひww 謝んなくていいよ。その為に渡したんだもん」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:42:21.71 ID:l6/pIbnf0
少年「だけど、僕のプレーヤーに移したデータはちゃんと消しておいたから」

幼「えー。つまんない」

少年「あとさ、うひひって笑うのはやめたほうが」

幼「えー……ねえ、メディアのほうにはまだ残してあるの?」

少年「うん。借り物だし、勝手に消すのはマズいかなって思って」

幼「ふぅん」

少年「でももう、今消しちゃったほうがいいよ。つ、使っておいて、説教じみてて悪いけど」

幼「はーい! じゃあちょっと待ってて」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:45:09.06 ID:l6/pIbnf0
幼「さっきの話の続きだけどー」カチカチ

少年「? なに」

幼「少君にだけ告白させるのもズルっぽいよね―――実は私も昨日しちゃった。オナニー」

少年「!?」

幼「私のえっちな声で興奮してモゾモゾしてる少君を妄想して……いっぱい」

少年「そ、、だ、だから、女の子がそういうの言っちゃダメってば!」

幼「はいこれ。また貸してあげる」カタッ

少年「メディア……なんで??」

幼「ふひひww 昨日のその喘ぎ声録った分も、追加しといたから……ね♥」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:47:23.06 ID:l6/pIbnf0
―叔母の家

少年(結局、押しきられて持ってきちゃった)

少年(まあでも、聴かなければいいんだ……ダメとか色々僕が自分で言ったんだし)

少年(聴かなければ……もし聴いたって、バレたりするわけじゃないけど……)

少年「……」ドキドキ

少年(バレたって……お、幼ちゃんは……むしろ聴けって……言ってて―――)



少年『―――実験?』

幼『そ。私ってね、性格こんなんじゃん?』

少年『こんなん?』

幼『親同士の付き合いで仲良くはしてても、女の子としてはびみょーでしょ』

少年『そんな……一緒にいて面白いよ』

幼『面白い、だしww まーいいの自業自得だもん』

少年『……』


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:49:35.90 ID:l6/pIbnf0
幼『けどねぇ、顔と身体は超自信ある! 私の大切な宝、日本の宝です』

少年『日本まで。あれ? それで実験の話は』

幼『あ、だから。よく言うでしょ。カラダだけ目当てなの!?とか、ココロとカラダは別よ!とか』

少年『うん』

幼『でもそーいうのって切り離せる人ばっかりじゃないし。多分ホントは切っても切り離せない?的な?』

少年『……そうかもね。よく分かんないけど』

幼『……私も分かんない。だから少君に、カラダ目当てで散々私をオカズにし倒してもらってww』

少年『なっ ///』

幼『そしたら、ひょっとしてココロも私のこと好きになってきたりするのかな?って。そういう実験』



少年「……」

ポチッ

『――――――ぁ』


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:52:22.25 ID:l6/pIbnf0
『ふぁ、ン……ぁ、ぁ、少くっ……ンぅ、ぁっ……』

『今回はぁ……ぅっ、ぁ、ぁっ……! ひとりエッチしてる少君をぉ、想って……ムラムラして、まぁす』

『んっ、んぁ、ン……ハァ……ハァ、ぁ、くぁ』


少年「……はぁ、はぁ」


『少君も……私でたくさん、ムラムラ……して、ぇ……ンぅ……びゅぅってしゃせー、してみて』

『私で、エッチなこと……妄想して……! く、んぅ、ぁっぁ!』

『ハァ、ハァ、ん、ぁ、少君っ少くぅん……ぁ、ぁンっぁ、あぁ! イケそっ、ぁ!!』

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:52:45.98 ID:l6/pIbnf0
少年「はぁ、はぁ、はぁ」

叔母「少くーん!」

少年「!?」ビクッ

叔母「お姉ちゃんから電話ー」

少年「はっ、はい! 今降りますっ」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:56:01.62 ID:l6/pIbnf0
姉『―――そっちいる間だけでも携帯持たせとけば良かったね』

少年「どうしたの?」

姉『お母さんがそっちに果物とか送るって。なにかリクエストある?』

少年「んー……任せるよ」

姉『何でもいいなら、うまい棒敷きつめとく。幼ちゃんには会った?』

少年「う、、、うん。相変わらず騒がしい」

姉『そっかぁ。ちっちゃい頃は少年と二人で大人しくて、女ちゃんばっかり元気だったけどねぇ』

少年「そうだった気もする」

姉『ま、じゃあ、お母さんにはテキトーに伝えとく』

少年「うん」

姉『女ちゃんのお墓参り忘れずにね。あの子霊感強かったから、放っとくと怨まれちゃうかもよ?』

少年「僕、姉さんと違ってレイとかレーカンとか信じてないから。でも礼儀だからちゃんと行くよ」

姉『そーいうところ子供っぽくなくて生意気……』

少年「…………姉さん」

姉『うん?』


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 19:59:13.78 ID:l6/pIbnf0
少年「電話ありがとう。様子確かめようと思ってくれたの?」

姉『あー……まぁ。うん。それも少しね』

少年「僕は―――すぐ落ち着くと思う。心配かけちゃってるけど、そんな大げさなことじゃないよ」

姉『あのさ…………お父さん、バカだけど、あんなの軽口叩いただけだから。脳筋なの。反省してる』

少年「分かってる。姉さんにまで、とばっちりでヘンなこと考えさせたみたいでごめん」

姉『……こういう時に、そうやって私のほうに気を使えるトコ、凄いと思うわ』

少年「き、切るよ」

姉『なーに照れてんの。家のことがどーだろうが、あんたは私の自慢の弟だからね?』

少年「姉さんこそ、そういうの、言ってて照れない?」

姉『照れないよぉ! だけど少年はもちょっと気楽に生きていいよ。愛してるぜべいべー』

少年「……べいべーて」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:00:02.42 ID:l6/pIbnf0
―翌日

幼「はーい。ゆうべはおたのしみでしたか?ww」

少年「それ言う決まりでもあるの?」

幼「あるよwwww どこ向かってるの?」

少年「女ちゃんのお墓参りしとこうと思って」

幼「あ…………そぅ」

少年「?」

幼「私も一緒に行く」


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:02:23.57 ID:l6/pIbnf0
テクテクテク

少年「昨日、姉さんと電話してたら、女ちゃんの話が少し出てさ」

幼「うん」

少年「それで思い出したんだ。大抵は女ちゃんが、僕らをあちこち引っ張って行ってたなって」

幼「……」

少年「なのにお墓だけはイヤがって……霊が出るからって言ってさ。僕はそういうのピンとこないけど」

幼「……」

少年「でも、そう言ってた女ちゃんにだけは、あそこ行くと会えるのかなって気がしてくる。ゴメンね」

幼「え。なんで唐突に謝ってんの?」

少年「いや、だってちょっと……無神経だったから。幼馴染ちゃんは、その、事故の時……」

幼「一緒にいたこと? もう何年も経ったし、自分でついて来といて話題NGなら私バカじゃん」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:02:58.80 ID:l6/pIbnf0
少年「けどさ。テンションひっっっくいよ?」

幼「まあショックは残ってるけどー、なんだーそういうゴメンかぁ」

少年「ん?」

幼「『他の女の話で嫉妬させてすまないね、キスしてやるぜぶちゅぅ』みたいなのと違うのぉ?」

少年「僕どんなキャラなのかな、それ」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:03:46.34 ID:l6/pIbnf0
―墓地

幼「私、お線香の匂いって好き」

少年「僕も」

幼「ねえ…………結局、女ちゃんと三人で墓地まで来たことあるのは覚えてる?」

少年「え。そうだっけ」

幼「散々イヤがっといて、いざ来たらすぐ元気になってハシャいでさ。『霊は昼間は寝てるみたい』って」

少年「女ちゃんらしいや。あの頃って幼ちゃんはわりと内気だったよね?」

幼「…………そうだったかなあ」

少年「そうだよ。でも、昼間寝てるなら、墓前で女ちゃんに挨拶しても聞いてなかったりして」

幼「関係ない。どっちにしろ、この下にあるのは抜け殻のそのカケラだもん」

少年「ま、、、まぁ、そうだけど」

幼「……」

少年「幼ちゃん? やっぱり今日ヘンだよ、なんか」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:05:03.31 ID:l6/pIbnf0
幼「よしっ。やっぱキスしよう」

少年「―――きす? なに?」

幼「ぜーんぜん触らないで音声ばっかりじゃ、かえってよっきゅー不満でしょ? キスしてみよ」

少年「な!? なに言ってんだよ急に……第一、墓地でそんなこと」

幼「少君ってオカルト信じないタイプだし。そしたら不謹慎とか無いよね」

少年「そ、そーいうコトと、こーいうコトは別で―――」

幼「平気だよ。霊がいたって昼間は寝てるから……ね。誰も見てない」スッ

少年「ダ……っ、ダメだって!」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:07:59.33 ID:l6/pIbnf0
幼「ダメなのぉ? ぶー。じゃ、桶の残ってる水使うのはいい?」

少年「え、、? えっと。何に使」

ザバッ

幼「ひゃう! 冷たっ―――ふひひww 水も滴るいい女になってみた」

少年「お、幼ちゃん!? ホントなにやってんだよっさっきから」

幼「手ーちょうだい」

ムニュッ

少年「!!???」

幼「なにしてるって、決まってんじゃん。少君をゆーわく♥しようとしてるの」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:08:35.55 ID:l6/pIbnf0
少年「誘惑、てそんな」

ムニッムニッ

少年「ぁ、ぁう、あ ///」

幼「顔真っ赤ww どぉ? けっこう大っきくなったでしょ。少君もちらちら気にしてたよね……おっぱい」

ムニッムニッ

少年(や……やわらかぃ。うぁぁっ)

幼「今だけ、好きなだけじろじろ見放題。濡れてぴったり形出て、肌透けて……えっちな感じ、しない?」

少年「うぅ、お、幼ちゃ……マズイって」ゴクッ

幼「なら力づくで振り払えばいいのにww そしたらチャンス逃しちゃうけど……ンっ」

少年「!?」ビクッ

幼「ハァ……少君に触られてるんで、コーフンしてきちゃった。少君も……ダメって言うくせに」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:10:18.09 ID:l6/pIbnf0
幼「コーフンしてるよね? おちんちんのとこ、膨らんじゃってるから丸分かり……ほら」サワッ

少年「ぅ、ぁっ!……はぁ、はぁ」

幼「そのまま動かないで。キス、するから」

少年「―――っ!?」

少年(お……幼ちゃん……なんだか怖い。けど)

少年(身体が、、、言うこときかな……っ)

幼「ん……」

少年「つ…………ぁあああっ!」ドンッ

幼「きゃっ!?」


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:11:24.51 ID:l6/pIbnf0
少年「はぁ、はぁ……あ。幼ちゃん、大丈夫ッ!?」

幼「いっつ。お尻が痛い。それだけだけど」

少年「ごめん……突き飛ばしたりして―――その、びっくりしちゃって」

幼「ふんっ。いーよーだ。少君のヘタレ! ミトコンドリア!」

少年「ミト……いや、だってさ、やっぱりお墓参りなんだし。イ、イヤだったわけじゃ、ないんだけど……」

幼「草食動物的なナニカ!」

少年「……」

幼「ふー。まぁ……私のほうが調子乗りすぎだよね。少君ごめんなさい」ペコリ

少年「そんな。謝られるようなことじゃないよ。こっちこそ」

幼「え、そう? じゃあ改めてキスしよーww ん~」

少年「…………片付けて帰ろ」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:12:59.92 ID:l6/pIbnf0
―数日後―叔母の家

幼「ねー明後日、プール行かない?」

少年「プール? この辺にあったっけ」

幼「バス乗らなくちゃだけど、○町のほうに出来たの。で、お祭りあるからそれ寄ってこ」

少年「うーん。でも夜出歩くのに僕らだけじゃ……」

幼「平気。お祭りには私のお父さんとお母さんも来て合流するから」

少年「なら、叔母さんにいいかどうか聞いてみる。ちょっと待ってて」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:14:16.05 ID:l6/pIbnf0
少年「―――OKって!」

幼「やった! じゃ、明後日お昼食べて、気が向いたら迎えにくるね」

少年「気が向いたら!?」

幼「絶対向くからww だいじょーぶーってば。そ、れ、と」

カタッ

幼「はい今日の分」

少年「ぁ。ぅ…… ///」

幼「またすぐ赤くなるぅ。やだなぁもう、可愛い♥」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:15:58.66 ID:l6/pIbnf0
幼「これね、今朝こっそり録った、喘ぎたてほやほやだよ」ボソッ

少年「~っ」

幼「実験なんだから遠慮なく持ってって。ただ少君もぉ、もーちょい素直になってくれても良くない?」

少年「素直……って?」

幼「ふひひww ちゃんと昨日もしてくれた? 私の……で、オナニー」

少年「う……ぅん」

幼「そしたらさ、こうして毎日喘ぎ声贈られるの、ホントは迷惑? それともホントは、楽しみ?」

少年「…………………楽しみに、なってる。幼ちゃんの……喘いでる声」



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:17:32.57 ID:l6/pIbnf0
少年(こうやって、一人になったら、すぐ……何回も、聴くようになっちゃってるし……)

『おっぱい……ハァ、私、ノってくると、わりと感じるんだ……ぅ、ンぁ、ン』

『……だからぁ、今両手でもにゅもにゅしてみたり……ハァ……さきっちょとか、ぁ、ぁっぅ、弄ってる、トコ』

少年(……やめられなくなってる……ここ、叔母さんの家なのに―――!)

『ねえ。少君……ハァ……こないだおっぱい触った時の、感触、思い出してみてね……?』

少年「……ゴクッ」



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:19:16.61 ID:l6/pIbnf0
『ンっぁ! ぁぁ、ハァ、ハァ……下もぉ……おフトン、固めて。擦ってぇぐりぐりぃ……って、ぁ、ふぁん!』

少年「はぁ、はぁ、はぁ」

『いいよぉ……わ、私もっぉ……少くんの、手、思い出して……んっぁ、ぅ……――――――』

少年(あ……まただ)

『――――――……ぁ、ぁ、ぁ! ふぁ、ン……』

少年(……これ、なんなんだろ。どれも必ずどっかに途切れがあるなんて)

少年(なのに幼ちゃんの方だと、そんなの無くて聴けるって言ってた……機器の相性とかなのかな?)


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:21:03.68 ID:l6/pIbnf0
―プール

幼「じゃん! どぉ? どぉ?」

少年「う、、うん。か……可愛い」

幼「言いながら目を逸らすww ほら、見てって言ってるんだからしっかり見てよーエロい目つきで」

少年「エロ前提?」

幼「私は少君のこと、エロエロに見てるよー。ふひひww」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:23:39.83 ID:l6/pIbnf0
幼「あれだよねっ。脱ぐと案外しっかりした身体つき」

少年「身体づくりはしてるから……一応」

幼「てゆかさー、気合入れて水着来てるのに、男子からそーいう風に意識されなかったら切ないじゃん」

少年「いや、ちゃんと可愛いってば! お世辞で言ったわけじゃないよ」

幼「油断してたらちんこ勃っちゃうくらい?ww」

少年「なんでそーいう表現かなぁ」

幼「んー。ま、いいや。行こっ」グイッ

少年「うん」

幼「アトラクションとかヌルいのは後! まずは競泳できるとこで動けなくなるまで勝負ね!」

少年「三本勝負くらいでやめとかない?」



バシャバシャバシャ

幼「ひゃぅww 冷たくてきもちー」

少年(ホント、可愛いなぁ)


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:24:15.18 ID:l6/pIbnf0
―祭り

少年「こんばんは」ペコリ

幼母「こんばんは少君。いつも幼の面倒見てくれてありがとうね」

幼「えー、なにそのベタな感じ」

少年「い、いえ。僕のほうこそ」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:25:47.51 ID:l6/pIbnf0
少年「幼ちゃんのおかげでお祭りにも来れたし、夏休み楽しく過ごさせてもらってます」

幼母「今度、ウチにもまた遊びに来てね?」

少年「はい、是非」

幼父「……」

幼「お父さん。『ウチの娘もこんくらしっかりしてたらなぁ』って思ってるっしょ?」

幼父「いやー、同い年なのになー」

幼「ねー?」

少年「///」

幼父「さて、花火上がるまでまだあるから、少しブラつこうか」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:26:41.84 ID:l6/pIbnf0
幼「……少君、少君。臨時おこづかいGETしてきたwww これで二人で抜け出してもへーき!」

少年「はぐれたら後が大変だよ」

幼「待ち合わせ場所も決めたから。しばらくなら屋台好きに回ってきていいって」

少年「でも」チラッ

幼母「…」

幼「ほら、手振ってるし。ね」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:28:28.19 ID:l6/pIbnf0
スタスタ

少年「幼ちゃんのお父さんとお母さんって、おっとりしてて優しいよね。昔から」

幼「そーなの。いい人過ぎて、たまに泣き喚きたくなる」

少年「泣くの? あとこっち行くとあんまり屋台無いよ」

幼「……私、悪い子だから」

少年「? 幼ちゃん?」

幼「屋台なんてほっといて、周りに人……いないところ行きたいなぁ」ギュッ

少年「!?」

幼「いこ?」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:30:28.31 ID:l6/pIbnf0
幼「結構離れちゃったけど―――ここだったら花火も見えるよ」

少年「……うん」

幼「少君……ん……っ」

チュッ

幼「ふひひww キスしちゃったww 今日は、ダメって言わないんだ?」

少年「……墓前じゃないから。『イヤなわけじゃない』って、あの時も……」

幼「じゃあ……もっとしよ」ギュッ

チュッ…チュウ

幼「んちゅ、ん……はぁ……えへ。ン、ちゅぅ、んちゅっ……」

少年「はぁ、はぁ……」

幼「ひょっとしてで聞いちゃうね。私のこと、好きになってきた?」

少年「―――うん―――幼ちゃんのこと好きだ。んむぐっ!?」

幼「ちゅーっ、んむ、ちゅ」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:31:28.43 ID:l6/pIbnf0
幼「……ん、んむ、ん、はぁ、ンン」

チュゥ、チュプ、チュ…チュクッ!

少年(うぁ……っ、舌……!)

幼「はむ、んちゅ、ちゅくっん……れろ、ちゅぷっれるれる」

少年「ん、んぁ……はぁ、ん~、ぁ……はっ」

少年(熱い……頭、ぼぅっとする……幼ちゃん……っ)

幼「はぁぁ……キスってきもちー」

少年「う、うん ///」

幼「少君もきもちーんだww さっき『好き』って言ってくれたから、私もうちょい頑張っちゃお」

少年「?」

幼「そのまま、じっとしてて……」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:34:37.03 ID:l6/pIbnf0
幼「……」スッ

カチャカチャ

少年「!? お、、幼ちゃ」

幼「こっちにもキス、してあげる」

少年「な、や、でもっ」

幼「んしょ……わぁ、少君ガッチガッチ」

少年「っっっ ///」

幼「……ちゅっ。れろ、ちゅぷ」



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:35:39.74 ID:l6/pIbnf0
少年「ふぁ、ぅっく……ぁ」

ドォーン!

少年(あ―――花火、が)

ドォーン!

少年「ぅぅ、あ、く、ああっ……幼ちゃ……」



―――ジャナイ!!!!

少年「!?」ビクッ


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:36:44.04 ID:l6/pIbnf0
少年(…………部屋?)

少年(あ、そっか。お祭りから帰って。着替えずに寝ちゃったんだ)

…ァ…ンァ…

少年(音量踏んで上げちゃったのか。音漏れしてる……部屋の外までは届いてない、よな?)

少年(僕……幼ちゃんの喘ぐの聴きっぱなしで寝てたんだ ///)

少年(いい加減、聴くのガマンできるようにしないといけないよな…………けど)


幼『じゃね、少君。また泳ぎ行こう。あとさー』

幼『明日ならぁ……家いるの私だけだからwww エッチぃことしにおいでよ、ね♥』


少年「……」ドキドキ

少年(幼ちゃん…………あれ?)

少年(――――――さっきの音って、なんだったんだろ。喘ぎとかとは……違ってた……?)カチカチ



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:38:02.61 ID:l6/pIbnf0
『ぁ、ん、ぁぁっ……ぅ――――――……ぁぁン! ぁ、ぁ』

少年(この辺かと思ったけど。でも途切れて、る、だけ…………あっ!)

少年(もしかして。途切れてるんじゃ無くて音量が小さくなってるだけ、とか)カチカチ

少年(……ここらで、音上げて……みれば)


―――アナタガ


少年(やっぱり!)


アッテルノハ幼ジャナイ!!!


少年「…………え?」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:40:13.04 ID:l6/pIbnf0
少年(なんだ今の。『あなたが会ってるのは幼じゃない』……? 幼じゃないって……幼ちゃんの声だし)

少年(幼ちゃんのイタズラかゲームなのかな。僕がこれに気づくかどうか?)

少年(毎度途切れてたのもわざとか……じゃあ他の、音が無いって思ってたところも……)カチカチ


―――ダマサレナイデ。キヅイテ

少年「……」

―――アナタガアッテルノハ幼ジャナイ!!!
―――幼ハ
―――カラダヲ、ウバ、ワ、レ、タ


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:42:40.22 ID:l6/pIbnf0
―――カラダヲウバワレタ
―――コエデクベツ……デキナイカラ……ナマエデツタエル
―――女ガ、幼ノ、カラダヲウバッタ!!
―――ダカラワタシ、ヲ

少年(な、、、なんだよ、これ。趣味悪いって)

少年(幼ちゃん……僕を怖がらせようと思って、こんな―――こと―――)



私ってね、性格こんなんじゃん? けどねぇ、顔と身体は超自信ある! 私の大切な宝 
ちっちゃい頃は少年と二人で大人しくて、女ちゃんばっかり元気だったけどねぇ
あの子霊感強かったから
大抵は女ちゃんが、僕らをあちこち引っ張って行ってたなって
あの頃って幼ちゃんはわりと内気だったよね?
この下にあるのは抜け殻のそのカケラ いい人過ぎて、たまに泣き喚きたくなる

……私、悪い子だから



少年「……」ドクンッドクンッ


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:44:10.96 ID:l6/pIbnf0
少年(あ……っ、ありえない! 身体を奪うとか、そんなのあるわけない! 考えすぎだっ)

少年(第一、機器のせいで音が消えてたとかじゃないなら―――)

少年(こんなのが入ってるせいで途切れて聴こえてたなら―――)

少年(幼ちゃんだって変だって気づく。なのに……幼ちゃんのほうでは全部きちんと聴けてるって……)

少年(そうだよ! なんだ。やっぱり幼ちゃんがイタズラして、知らないフリしてただけだ)

少年「……」

少年(……どうせ、中身移してメディアは幼ちゃんが持ち帰ってるんだから。今確かめよう……ない、し)


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:45:03.35 ID:l6/pIbnf0
ギシ…ギシ…

少年(叔母さんも叔父さんも寝てるよな。静かにしないと)

少年(ここのオーディオ、確か僕のから移せたはず。ヘッドホンの穴は……あった)カチャカチャ

ポチッ

『いいよぉ……わ、私もっぉ……少くんの、手、思い出して……』

少年(あるわけない、ありえない。霊とか。幼ちゃんが)

『んっぁ、ぅ……イ、ぁ、ハァっぁぁ! イけそっ、んぁ、ぁぁぁっ……ぁく、ぁ!』

少年「!!!」


少年(途切れ、、が、、、、、、ない)



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:46:06.24 ID:l6/pIbnf0
―翌日

叔母「それじゃ私出かけるけど。具合大丈夫?」

少年「……寝てれば良くなると……思います」

叔母「そう……無理に起きなくてもいいけど、ご飯は冷蔵庫入れとくね」

少年「はぃ……」

叔母「お腹すいたら食べて。他にも、家の中の物は好きにしていいから」

少年「はぃ……すみません。行ってらっしゃい」



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:47:14.00 ID:l6/pIbnf0
少年「……」

少年(移したらどれも、普通に聴けた……なのにまた僕のに入れ直すと―――)

少年(あ、あのメッセージ……浮かび上がってくるみたいに……こんな……こんなのって)

ピンポーン!

少年「!?」ビクッ

ピンポーン! ピンポーン!

少年「……」ガクガク


幼「少くぅーん。いーまーせーんーかー」


少年「ハァ、ハァ、ハァ」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:49:27.54 ID:l6/pIbnf0
少年(か、、、帰った。よな?)

少年(どうしよう。どうしようどうしよう。どうすれば。誰か、誰か助けて!!)

少年(そうだ―――姉さんに!)

ドタドタドタ

少年(電話、出て! 姉さん!)



姉『―――はい。姉ですが』

少年「あ、あ、姉さん!」

姉『はい姉ですよ』


91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:52:05.81 ID:l6/pIbnf0
姉『……』

少年「こんなの、バカみたいだけどっ、僕、霊とか信じないって言ってたくせに……だけど!」

姉『……』

少年「嘘でも騙してるわけでもなくてっ、僕じゃ……どうしていいか! お願いだから信じて!!」

姉『―――まずね。話通りなら幼ちゃん……女ちゃんか。あんたに危害を加える様子は無いんだね?』

少年「き……がい? う、うん。そういう感じは全然……」

姉『ならひとまず怯えなくてもいい。っぽいんじゃない? 怖いのは分かるけど、落ち着いて』

少年「姉さん……あ、あの。信じてくれてるの……?」

姉『んーとね。私、高校で生徒会の書記してるでしょ? そこの生徒会長がおっぱい星人の末裔でさ』

少年「…………お?」

姉『遠いおっぱい星から移住した宇宙人の子孫。しかも、本物のおっぱい星人が私の恋人。スゴイ?』

少年「意味が……あ、そ、そっか。いきなりおかしな話されても信じられるわけない……よね」

姉『そんな皮肉じゃなくって! 私の周りもメチャクチャだから、あんたの話くらい信じるってコト』

少年「いや。それにしたってないよおっぱい星人は」

姉『ふんっ。今度会わせてやるから覚悟しとけ』


92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:52:26.57 ID:l6/pIbnf0
姉『私の……というか会長の知人で、お祓いとか本格的にやってる巫女さんがいるの』

少年「ミコ? って、神社なんかの巫女?」

姉『そう。そっちに相談したほうがいいだろうから、アポ取ってみる! 一旦切るね。待ってて』

少年「うん……ありがとう! 姉さん」



トゥルルルル

少年「! もしもしっ」

幼『あー、やった、少君出た』

少年「ッ!?」

幼『なかなか来てくんないから、さっき私のほうから押しかけちったwww』

少年「……」ドクンッドクンッ

幼『でも誰もいなくって。どっか出かけてた?』

少年「ぁ、ぅ……」

幼『少君?』


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:53:02.86 ID:l6/pIbnf0
少年「ご……ごめん。僕、体調が悪くて。その、ずっと寝てて……今、少し起きて」

幼『え、具合悪いの!? 風邪?』

少年「風邪じゃなくて、えっと……なんていうか疲れ……ちょっと疲れが……」

幼『そっかーざんねーん。ゆっくり休んで、オナニーは控えめにねww ふひひwww』

少年「……」

幼『……少君、ホント大丈夫? 』

少年「う、うん」

幼「?」

少年「いやほら……前から気づいてたんだけど。うひひをふひひに変えてもあんまり意味無いなって」

幼『あれ。そう? でもこれ以上変えるところないよぉ』

少年「無い、かなぁ?」

幼『んー、でも愛しの少君がそう言うなら、考えとく。元気になったら電話ちょうだいね!』

少年「…………うん」


94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:54:21.60 ID:l6/pIbnf0
巫女『私の知見の限りでは―――申し訳ありませんが、にわかに信じがたいお話ではあります』

少年「え……っ」

巫女『ご説明致しますので、心穏やかに聞いてください』



巫女『霊を肉体に憑依させる術法は確かに存在します。口寄せなどと称されるものです』

巫女『相応の修行を得たイタコなどであれば独力で―――』

巫女『もしくは、素養のある方を器とし、私達のような者が儀式をお手伝いすることで』

巫女『けれどどちらも、器となる者が自発的に霊を受け入れ、短時間の憑依のみを可能とする術……』

巫女『霊による強制的な憑依では……それ自体滅多にはございませんが、より瞬く間に終わります』

巫女『肉体と、肉体の本来の持ち主である魂の結びつきに勝てず、弾き出されるためです』



少年「それじゃあ」

巫女『いかに霊力が強くとも一般の方が、他者の身体を奪い取り長年支配を続けるというのは―――』

少年「やっぱり僕の勘違い、ってことなんでしょうか?」

巫女『仮に…………ありうるとするなら、ですが。かなり特異な条件が必要となるでしょう』


97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:55:40.35 ID:l6/pIbnf0
巫女『憑依側の霊力が図抜けて強いのは無論。肉体側との霊的な相性が際立って良く、その上で』

少年「……」

巫女『比類なき思念の爆発の際、息が届くほど傍にいたなら。尚可能性は低いものの、あるいは』

少年「思念の爆発って……例えばどんな」

巫女『例えば―――苛烈な死の瞬間』

少年「ッ!?」

巫女『心当たりがおありなのですね?』

少年「……女ちゃんが……家族で事故にあって亡くなった時に……」

巫女『……』

少年「一緒に車に乗っていて、たった一人生き残ったのが……! 幼ちゃんなんです……!」


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/12/14(水) 20:56:39.38 ID:l6/pIbnf0
カチャカチャ

少年(ご飯……あっためたほうが良かったな……冷たい)

少年(まぁいいか。お腹にたまれば)

少年(明日になれば……巫女さんが来てくれて……)



少年『どう、するんですか?』

巫女『私自身の目で確かめてからになりますが―――お話の通りであるなら、祓う事になるでしょう』

少年『……っ』

巫女『死者が生者に害をなしているのなら、捨て置くことはできません』

少年『……僕は、どうしたら』

巫女『今日一日、その女性とは接触せず屋内でお過ごし下さい。明日午前にそちらにお伺い致します』



少年「……」モグモグ



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[ 2012/02/19 14:04 ] 幼馴染「」 | TB(0) | CM(0)
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