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後輩「センパイ、今日なに食べたいですか?」 2/4



後輩「センパイ、今日なに食べたいですか?」




71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:08:50.75 ID:1fq7WKdEO
友「……」


後輩「どこで買おっか?」

友「あの人はついて来ないの?」


後輩「センパイはお酒のまないし、病み上がりだしねー」

友「荷物ぐらい持ってくれるでしょうに」


後輩「んー。まぁ友の自転車あるし、大丈夫でしょ」

友「……」


後輩「どしたの?」

友「後輩、ほんとにあの人とどういう関係?」

後輩「え? センパイはセンパイだよー」

友「……はぁ」


元スレ
後輩「センパイ、今日なに食べたいですか?」



72 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:09:56.87 ID:1fq7WKdEO
後輩「んんん? 友、ひょっとして何か怒ってる?」


友「怒髪天を衝く勢いでね。」

後輩「えええっ」


友「あの人と同棲してるんでしょ?」

後輩「どーせー……まぁ一緒には住んでるけど」


友「あの様子だと、後輩が全部家事とかやってるんでしょ」

後輩「なはは。まぁねー。センパイには留守番してもらってるし」


友「……あの人バイトとかしてるの?」

後輩「んーん」


友「まさか生活費全部後輩が出してるんじゃないでしょうね」

後輩「全部じゃないよーそりゃ。」


友「……そう?
          でも、あんな家政婦の真似事みたいなことしてて――――」



後輩「家政婦じゃないよ。
           私はセンパイの後輩だよ。」



友「……っ」びくっ


後輩「あ、お酒あそこで買おっかー」

友「……うん」


73 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:14:52.39 ID:1fq7WKdEO
後輩「えーっと、ビールどれがいい? 酎ハイ? おつまみ何がいいかなぁ」


友「適当になんでも……」

後輩「えー? わかんないよお酒は。友に任せた! おつまみは任せろーっ」


友「うん」

後輩「ポテチ、えびせん、チョコレート、……あ、杏仁豆腐も買わなきゃ」


友「杏仁豆腐? 合うのそれ?」

後輩「これはセンパイのリクエストだからねー。
           でも自分のも買っちゃおうかな」


友「あぁ、そう……なんだ。
          後輩の料理には……」

後輩「ん?」


友「後輩の料理には、……おいしいとか言わないのに……」

後輩「なはは。言ってくれるよーセンパイ。 
           言わないけどね、あんまり。おいしいって」


友「え?」

後輩「よく『まあまあだな』とか言ってくれるのは、
           全部綺麗に食べておなかいっぱいになったときだからね。
           食べてるときもすっごいおいしそうに食べてくれるし、やりがいがあるよー。
           わかんないかなぁ」 
       

74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:16:48.20 ID:1fq7WKdEO
後輩「それに、優しいよセンパイは。
           遅くまでレポート書いてて、そのまま寝ちゃったときとか、
           知らない間に布団まで連れってくれてたりするし。
           あと、センパイ朝弱いのに、私が寝坊しそうになってたら
           音楽とかテレビとかつけて起こしてくれるし。
           いざというときとか、どうしてもつらいときには頼らせてくれるんだよねー」


友「……」

後輩「普段はちょっと面倒くさがりだけどね。
           なっはっはー
           まぁよーするに、友が思ってるほど悪い人じゃあないんだよ、センパイは」


75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:17:38.19 ID:1fq7WKdEO
友「……そ、か。」


後輩「そうそう。あんまり睨んだら怖がっちゃう」

友「睨……ご、ごめん」


後輩「のんでたら楽しくなってくるよ、きっと。ね?」

友「うん……」


後輩「じゃあ、寒いし早く帰ろっか。」





男「うーん、面倒くさいぞ。逃げたいな……
          あー、でも杏仁豆腐があるしなー。
          うーむ、杏仁豆腐の口だぞ今夜は。弱ったなぁ」


76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:19:28.67 ID:1fq7WKdEO

        友「……んん……」

        男「ね、ねーむれぇーねーむれぇー」

      
        友「……」

        男「ダメかぁ」

      
        友「……私、寝て……ました?」

        男「よだれよだれ」

     
        友「え? うわっ」ぐしぐし

        後輩「うー、にゅ……」

       
        男「全くこいつはまたこんな所で寝てやがる。」ばさっ

        後輩「んん……ぬくい……」

    
        男「アホめ。
          はい、友さんもどーぞ。」

        友「あ、どうもです」

   
        男「さて、杏仁豆腐杏仁豆腐」 
       

        友「……男さん」

   
        男「ん?」

        友「男さんは、……後輩のなんなんですか?」

     
        男「俺か?
          俺は後輩のセンパイだが。
          あれ、なんかデジャヴだな」 
       

77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:20:21.97 ID:1fq7WKdEO
友「……そうですか」


男「そうでございます。
          さすがに洗い物やら缶やらたまってるなー。まぁいいか」

友「あ、すいません今片付けを……」ふらふら


男「いいよほっといて。
          こいつ勝手に洗い物とかしたら怒るんだよ。
          自分の仕事ですからーっ、ってな。
          大層な頑固者だぜ」

友「それは……わかります」


男「だろ? やれやれってな具合だわな。」もぐもぐ

友「それ、おいしいですか?」


男「んん? まあまあだ。」もぐもぐもぐもぐ



友(おいしそう……)


78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:21:30.42 ID:1fq7WKdEO
男「ひとりになると家が広く感じるなぁ。
          あの子も帰り際になって普通に喋ってくれるようになったし。」 

        うろうろ 
        うろうろ 

        男「さっきまで賑やかだった分、閑暇さが際立つもんだ。」 

        うろうろ 
        うろうろ 

        男「部屋を歩き回ってみても、人口密度の低下を実感するばかり」 


        ちゅん、ちゅんちゅん 
        さぁああああ……さわさわさわ…… 


        男「……いい天気だなぁ。寒いけど。」

84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:37:00.30 ID:1fq7WKdEO
ガチャ



後輩「ただいまかえりましたよーう」


男「おか。」

後輩「あれ? くんくん、焼き芋の匂いだ」


男「外からだな。」

後輩「なんで窓あけてるんです?」


男「朝、窓をちょっとあけていっただろ。
          そしたら、いつの間にかそこからすずめが入って来てだな……
          まぁ窓際でパン食べてたのが悪かったんだが、さっきやっと出てったところだ」

後輩「ええー。見たかったなぁー」


男「すずめぐらいどこにでもいるだろ。
          ときに、帰ってくるなりどこに赴くつもりだ?

後輩「焼き芋買いにいってきまーす」


男「おい、もう店じまいの準備してるぜ」

後輩「なにぃ! 急がないとっ」どたどたどた


男「こけるなよー」

後輩「はーいっ」バターン



男「いきなり二人分賑やかだなしかし。」


85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:38:15.97 ID:1fq7WKdEO
男「旅行の広告か。奈良に京都に北海道、台湾に上海」


後輩「旅行ですかー。センパイ、どこか行ってみたいところあります?」

男「温泉がいいな、温泉」


後輩「いいですねぇー温泉」

男「よーし、後輩よ。」


後輩「はいっ」

男「入浴剤買ってきてくれ」


後輩「そういうと思って、実はすでに買ってあるのでした」

男「やっぱり冬は入浴剤だなぁ」


後輩「ついでに茶碗蒸し食べて旅館気分になりましょー」

男「作るのか?
          銀杏はいいものだぜ」


後輩「実家から送られて来たやつがちょうどありますよん」

男「じゃあ俺は先に風呂に入って旅館気分を盛り上げてくる」


後輩「入浴剤、棚にありますからね」


86 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:39:31.01 ID:1fq7WKdEO
後輩「あ……あ……『アンコールワット』」


男「『冬虫夏草』。」

後輩「う……またうですか……さっきもうだったのにぃ」


男「早く早く」

後輩「う……う……『ウロボロス』……じゃなくて……『ウィキペディア』!」


男「『蛙鳴蝉噪』。」

後輩「またうかぁああああ」


男「仕方無いだろ、うで終わるのが多いんだから」

後輩「わざとやってるでしょう……う……う……『ウランバートル』!」


男「地名は無しって言ってるだろ」

後輩「だってぇ!」


男「じゃあ地名・作品名解禁の代わりに制限時間20秒な。 
            『類聚名物考』。」

後輩「う……うっ……ううっ、うわぁああああんっ」

88 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:42:03.17 ID:1fq7WKdEO
男「はい、負けー」


後輩「センパイずるいですよぉ!
           しかもなんか単語が一々偏差値高いし……」

男「まぁ6文字以上しりとりで俺に勝つには明後日早いな。
          自分の番が回ってきてから考えてるようじゃまだまだ」


後輩「えええっ
           そんな高度な戦い方してたんですかっ」

男「あらかじめインデックス化しておいてだな」


後輩「……センパイってやっぱり普通に賢いですよね」

男「気のせいだ。
          それより晩ご飯まだか?」


後輩「あ、そろそろいいですかね」

男「やっとかー。
          腹減ってる時にカレーの匂いだけかがされるって結構拷問ちっくなんだよ」


後輩「カレーの一番大事なスパイスですよー空腹は」

男「相違ない。」


89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:44:21.79 ID:1fq7WKdEO
男「何やら騒々しいなぁ……」


後輩「おはようございます、センパイ」

男「寝れやせんぜ……治安の前に俺の安眠を守ってほしいもんだ」


後輩「やっぱりサイレンで目が覚めちゃいましたか。
           まぁ普段安眠できるのはお巡りさんのおかげですからねー」

男「ふむ……それで、この普段は昼まで安眠できる閑静な住宅街で、
          いったいぜんたい何が起こったと言うんだねワトソン君」


後輩「それがですね、下の階の人の部屋に空き巣が入ったらしいんですよ」

男「何、空き巣とな? それは物騒だな」


90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:45:29.80 ID:1fq7WKdEO
後輩「うちはセンパイがいるから安心ぐっすりですけど……」


男「え?」

後輩「え?」


男「いや、隠れて逃げるよ俺は。」

後輩「そんなっ!
           センパイ運動神経いいじゃないですか! やっつけてくださいよ!」


男「だから、全力で逃げる。怖いもの。」

後輩「……まぁ、ずっと人がいる家にはわざわざ入らないでしょうよ」


男「もし来たら、杏仁豆腐ぐらいで堪忍してもらおうか」

後輩「堪忍してもらえますかねぇそれで……」


91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:47:56.55 ID:1fq7WKdEO
後輩「そんな感じで、トランプもオセロもしりとりも、
           ぜーんぜんセンパイに勝てないんだよねぇ」


友「後輩って、……男さんのこと尊敬してるの?」

後輩「そりゃしてるよ。センパイはすごいよー。
           なんでもできちゃう人だからね」


友「……普段、なんにもしないのに?」

後輩「留守番してくれてるってば」


友「いや、そうじゃなくて……」

後輩「なんでもできるから、なにもしないこともできるんだよきっと」


友「なんかどっかの哲学者みたいな話になって来たぞ……」

後輩「なはは。
           でも、ほんとに、ほんとは、なーんでもできる人なんだよ。センパイ。」


友「ふーん……」


92 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:51:07.28 ID:1fq7WKdEO
男「俺、自転車に乗れないかもしれん」


後輩「ええええ」

男「もう何年乗ってないやら」


後輩「それは由々しき事態ですねぇ」

男「乗る用事もなかったしな」


後輩「うちには自転車そのものがないですしね。
           必要なときも、友から借りたりしてましたし」

男「まぁ別にいいんだが」


後輩「よーし、自転車買いましょう!」

男「なにゆえ」


後輩「買い物とかであると便利なんですよー。」

男「うーん、そりゃそうだが」


後輩「じゃあ、センパイも乗るかもしれないし、
           一緒に買いに行きましょうよ」

男「俺も? 面倒くさいなぁ」


後輩「ピンクのかわゆい自転車に乗りたくないでしょ?」

男「別にそれでも……」


後輩「もー。」


93 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:52:45.58 ID:1fq7WKdEO
男「値段が上から下まであって、
          買い物に不慣れな俺にはどれがよいやらさっぱりわからん」


後輩「見た目で選んじゃっていいんじゃないですか?」

男「じゃあ、あれは? すっげぇ速そう」


後輩「ロードレーサーにはカゴがないですからねぇ」

男「じゃあ、それ」


後輩「前輪が後輪の五倍ぐらいある鉄製の自転車でどこに出掛けるつもりですか?
           それ展示品ですよ」

男「珍しいのに……じゃあこれはどうだ」


後輩「空気入れで空でも飛ぶんですか」

男「いや、ペットボトルロケットの方にだな」


後輩「夢はありますが、そうゆーのはテレビの企画に任せましょうね」


94 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:53:50.45 ID:1fq7WKdEO
男「じゃあ、……こいつは?」


後輩「あら、なかなかかっこいいのを選びましたね。」

男「色がいいな色が。青色一号っぽい感じの」


後輩「公式には安全だけど、何となく危険っぽい感じですか。
           あ、でもちゃんと盗難保険とか付いてるみたいですね」

男「それにしてもなかなかよろしい色だ……」


後輩「乗り心地の方が重要なんですがね。
           まぁ人気製品っぽいしだいじょうぶでしょう。」


95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:54:47.38 ID:1fq7WKdEO
後輩「今日からお前はうちの子だぞー」


男「留守番役が増えるな。」

後輩「仲良くしてくださいね」


男「任せろ。」

後輩「じゃあ、早速試乗と洒落込みますか」


男「おうよ」

後輩「よーし、じゃあ振り落とされないでくださいよっ」


男「華麗に荷台を乗りこなしてやるぜ」

後輩「河原に向かってしゅっぱーつ!」


男「ハイヨーシルバー」


96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:57:21.73 ID:1fq7WKdEO

        男「意外にワイルドな運転するのな……」ふらふら 
      

        後輩「ごめんなさいってばぁっ 
           なかなか勘が戻らなかったんですよねー」

   
        男「電柱やら対向車やらが、 
          ジャケットの皮一枚分の所をびゅんびゅん透かしてくんだぜ……」 
  

        後輩「なはは……帰りは安全運転しますよ」 
  

        男「ルート上に長い下り坂があるのが……たまらなく不安だ」 
 

        後輩「ま、まぁちょっと休憩していきましょうよ。 
           ピザまんと餡まん、どっちがいいですか?」 
  

        男「ふーむ……餡で。」 
  

        後輩「はい、どーぞ」 
  

        男「いただきます」 
  

        後輩「いただきまーす」 

       

97 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 20:59:02.43 ID:1fq7WKdEO
後輩「そういえばですね、センパイ」はむはむ


男「ん?」もぐもぐ

後輩「高校のときのこと、覚えてます?」ごっくん

男「高校のときねぇ。どうだろうな」ごっくん


後輩「こんど、私たちの代の同窓会やるんですよー」

男「ほほう。楽しそうだな」


後輩「みんなセンパイと会いたがってますよ」

男「さすがにみんなじゃなかろうよ」


後輩「いーえ、みんなです。
           なんとかして連絡がつかないかって、幹事さんが困ってましたしねぇ」

男「そりゃ、悪いことをしたな。
          気にしないでやってもらってくれ」


後輩「行ってみませんか?」

男「よせやい。迷惑だろ」


後輩「面倒、ではなくて迷惑と来ましたか」

男「それはもうな。」

後輩「うーん……」はむはむ

男「……」もぐもぐ


98 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 21:01:33.90 ID:1fq7WKdEO
後輩「部活、楽しかったですか?」


男「あんさんはどうだったのよ」

後輩「楽しかったですよー。すっごく」


男「それは重畳だな。俺も後輩組が入ってからは楽しかった」

後輩「でも、実は心配してたんですよ。
           『男はソロを吹きたがらないし、アンサンブルにも出たがらない』って。
           部長さんが、一番気にかけてらっしゃってました。」


男「部長? あの部長がか? 
          おかしなこともあるもんだな……」


99 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 21:03:09.97 ID:1fq7WKdEO
後輩「実質的に副部長してたの、センパイですしね。会計も。
           感謝されてますよー」


男「そこら辺は、下の子らが協力的だったからだろう」

後輩「慕われてるんですよ、センパイ」


男「結局何もしてなかったはずだが」

後輩「センパイは下の子達の話をよく聞いてくれてたじゃないですか」


男「聞いてただけで、何もしなかっただろう」

後輩「聞いてくれてただけでよかったんですよ。あのときは。」


男「……そんなもんかね」

後輩「そんなもんです」


100 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 21:05:40.66 ID:1fq7WKdEO
男「まぁともかく、大層なことじゃないわけだ」


後輩「大層なことを大層じゃないって言いながら軽くこなせるのが、
           センパイの凄さの秘訣なんでしょうねぇ」

男「なんかやけに今日は御輿を担ぐじゃないか?」


後輩「なはは。
           高校の思い出話はそのまんまセンパイ自慢の話になりますからねー」

男「調子のいいやつめ。」


後輩「本心本音ですったら」

男「それより、ちょっとそのピザまん味見させてくれ」


後輩「あ、じゃあ餡まんと交換しましょうよ」

男「うむ」


後輩「あんむ」はむはむ

男「がぶり」もぐもぐ


後輩「甘いなぁ」

男「うまい」


後輩「これ食べたら、体が冷えないうちに帰りましょうか」

男「そうだなー」

102 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 21:09:58.94 ID:1fq7WKdEO
後輩「夕日が綺麗ですねー」


男「俺は夕日と反対側の空が好きだ」

後輩「なるほどー、それもいいなぁ」


男「うむ。」


カァ、カァカァ、カァ 
        さわさわ……さわ……



後輩「センパイはずっとセンパイでいてくださいね」


男「後輩が後輩でいるうちは、立場上俺はセンパイになるな。」

後輩「私はずっとセンパイの後輩ですよ」


男「なら俺には、しばらくセンパイを辞める予定は無いことになる」ばっさばっさ

後輩「……さっきから向かい風でマフラー顔に当たりまくってたりします?」


男「うむ。」

後輩「次止まったときになんとかしますねっ」


男「今すぐしろ今すぐ。なんか結構痛いぞこれ。」

後輩「無理ですよー今から長い坂道ですから、ねっ」


男「加速すん、なっ」

103 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 21:11:54.38 ID:1fq7WKdEO
おわり。 


        色々裏設定はあったけど省きましたとさ。


108 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  : 2009/12/15(火) 21:25:42.89 ID:1fq7WKdEO
批判・誹謗・罵詈雑言あれば次に活かします。 
        多分。おそらく。きっと。 

        何でもどうぞ。


111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 21:30:47.97 ID:ul0c8uNp0 
>>108 
        。」は止めた方がいい 
        もっと改行する 
        半端に終わらない ←ここ重要 

        続きマーダー?


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  : 2009/12/15(火) 21:31:22.34 ID:01mtr5SE0 
>>108 
        どういう経緯でこういう状況になったのとか 
        これからの進展についてはノータッチなのか?


 
115 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2009/12/15(火) 21:43:33.61 ID:1fq7WKdEO
>>111 
        「」と「。」は声に出して読んだときの 
        ちょっとした差を意識してたんだけれど、 
        やめた方がいいですかね。 
        改行はなんとかしたいと思います。 
        終わり方は……難しいですねぇ。
 

       
>>112 
        だいぶごちゃごちゃするので、 
        同棲の由来とかはあえて放っておこうかと。 
        今後の展開……構想はあるので、ちょっと練ってみます。 

        まぁ多分、まとまる前にスレが落ちるかと思われますが。


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