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王様「少ないがこれで装備を整えると良いじゃろう」2/2
王様「少ないがこれで装備を整えると良いじゃろう」
244
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:12:43.27 ID:o+MwyoT40
吟遊詩人「うっ…ここは」
青年「あ、まだ起きちゃダメですよ!!」
吟遊詩人「私は…痛っ」
青年「酷い怪我だったんですから、まだ起き上がるのは無理ですよ」
吟遊詩人「そう…ん、この声どこかで…」
青年「どうかされました??」
吟遊詩人「あなた…!!」
青年「あの…大丈夫ですか??」
吟遊詩人「(5年前の勇者と…瓜二つ…!)」
247
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:16:00.82 ID:o+MwyoT40
吟遊詩人「どういう事なの…??」
青年「??」
吟遊詩人「いや…なんでも無いわ、それよりもう少し寝かせてもらうわ…まだ少し痛むの」
青年「あ、はい…では何かあったら呼んで下さいね」
吟遊詩人「ええ…ありがとう」
元スレ
王様「少ないがこれで装備を整えると良いじゃろう」
250 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:
2011/10/18(火) 11:17:28.99 ID:
yrNpMwDS0
>>1
よ
俺を登場させてはくれないか?
名前は、ヴィッペルで頼む
無理ならスルーしてくれ
261
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:25:40.33 ID:o+MwyoT40
吟遊詩人「魔王になった今の勇者と5年前の勇者に瓜二つなあの青年…何か関係あるのかしら…」
吟遊詩人「情報が足りなさ過ぎて何とも言えないわね…ただ似てるだけなのかもしれないし…今は身体を休める、か」
……………………
魔王「ジャミラス、居るか」
ジャミラス「はっ、此処に」
魔王「例の件だが…実行に移せ」
ジャミラス「御意」
魔王「我が眷属を遣わそう…ヴィッペル」
ヴィッペル「ここに」
魔王「ヴィッペルよ、此処に居るジャミラスの片腕として力を貸してやれ」
ヴィッペル「お心のままに…」
273
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:30:48.10 ID:o+MwyoT40
青年「だいぶ良くなりましたね、神父様のお話では回復までにもう暫くは掛かると聞きましたが…」
吟遊詩人「普通の人間よりは苦労しているからかしら??…なんにせよ、あなたにはお礼を言わなければね」
青年「お礼なんてそんな、当たり前の事をしただけで…ん??」
吟遊詩人「何やら外が騒がしいわね」
276
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:31:43.90 ID:APMbdmLmi
ヒント:ヴィッペルはラリホーに極端に弱い
278
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[sage]投稿日:2011/10/18(火) 11:33:36.04 ID:a++B7Iww0
ヴィッペルでてるw
282
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:41:11.75 ID:o+MwyoT40
村人「魔物だー!魔物が攻めて来たぞー!!」
ジャミラス「魔物共よ、村人は全員殺せ!!女子供にも容赦はするなっ!!」
村人「は、早く逃げろー!!」
ジャミラス「ヴィッペルよ、我は中央へ行く…お主はあちらを頼む」
ヴィッペル「了解した」
……………………
青年「詩人さん、僕に捕まって!!」
吟遊詩人「大丈夫よ、もう一人で立てるわ…それより、早く逃げなさい」
青年「逃げろって…詩人さんはどうするんです!?」
吟遊詩人「私はまだ残ってる村の人を助けに行くわ…逃げ遅れてる人が居るかもしれないもの」
青年「なら、僕が行きます!!詩人さんの身体はまだ治りきってないでしょう!」
吟遊詩人「何言ってるの、死にたいの??相手は魔物よ、それも恐らく相当な…」
ヴィッペル「見付けたぞ、ニンゲン」
286
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:47:08.03 ID:o+MwyoT40
吟遊詩人「あら…お速い登場だこと」
ヴィッペル「ふん…手負いの女に若僧が一人、なんとも容易い」
吟遊詩人「あまり舐めないでもらえるかしら??これでも魔王を倒した事だってあるのよ」
青年「魔王…まさか詩人さんがあの遊び人!?」
ヴィッペル「ほう、少しは手応えがありそうだな…だが、貴様は後回しだ」
吟遊詩人「っ!!アナタ、逃げなさい!」
ヴィッペル「まずは一人…死ねっ」
288
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:49:56.05 ID:hu9JPPYX0
ヴィッペルの秒殺を望むwww
296
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 11:54:29.16 ID:o+MwyoT40
ヴィッペル「ぐっ…な、何だと…!」
吟遊詩人「そのバギクロス…何故アナタが…」
青年「わかりません…どうして僕にこんな力があるのか…でも、今使わなきゃいけないって事だけは分かります!!」
吟遊詩人「(発動のタイミングにあの威力…まるで本当に5年前の…)」
ヴィッペル「見誤ったか…だが、これはどうだ??…マヒャド!!」
吟遊詩人「こっちよ、私の側に!!…マホカンタ!」
ヴィッペル「ほう…我が呪文を跳ね返すとは、中々やるなニンゲン」
ジャミラス「手こずっている様だな、ヴィッペル」
299
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:00:11.22 ID:o+MwyoT40
ヴィッペル「なに、直ぐに終わる…」
吟遊詩人「ぐっ…傷口が…」
青年「詩人さん!!くそっ…ベホイミ!!」
吟遊詩人「早く…アナタだけでも、逃げなさい…!!」
青年「そんな事出来る訳ないじゃないですか!!」
ジャミラス「させると思うか?」
ヴィッペル「ジャミラス、離れていろ…」
ジャミラス「イオナズンか…巻き沿いは御免だな」
吟遊詩人「マズいっ…今の私じゃ防げないわ…」
青年「くっ…詩人さんだけでも…」
ヴィッペル「喰らうが良いッ…」
302
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:05:01.46 ID:o+MwyoT40
ヴィッペル「イオナ…」
ジャミラス「ヴィッペル、後ろだ!!」
戦士「疾風突きっ!!」
ヴィッペル「がァッ…!!」
戦士「まだでござるよっ…火炎切り!!」
ヴィッペル「ぐぅぅぅ!!」
戦士「止めでござる!!…稲妻切り!!」
ヴィッペル「グァァァァ…!!」
308
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:10:57.02 ID:o+MwyoT40
吟遊詩人「戦士っ…!」
ジャミラス「ちぃッ…もう一人居たとは!!」
戦士「間に合ったでござるな…遊び人殿、久方ぶりでござる」
吟遊詩人「まさか、アナタが来るとは思わなかったわ…」
戦士「なに、戦友の危機でござるからな…む、そこの青年!!」
青年「は、はい!」
戦士「剣の心得は??」
青年「あ、あります!!」
戦士「よし、これを使うでござる!!」
309
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:15:15.60 ID:o+MwyoT40
青年「この剣…何故だろう、懐かしい感じがする」
吟遊詩人「その剣…アイツの…」
戦士「父殿から預かったでござる!!何故かは分からんが…お主なら使いこなせる様な気がするでござる!!」
ジャミラス「2対1か…フン、纏めて喰ろうてやるわ」
313
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:20:46.38 ID:o+MwyoT40
ジャミラス「爆裂拳!!」
戦士「くっ…こいつ、かなりのスピードでござる!!拙者ですらギリギリ追い付ける程度でござる!」
青年「はぁぁぁぁっ!!」
ジャミラス「むっ…!」
青年「真空切りっ!」
ジャミラス「ガッ!?こいつ…我がスピードに追い付いて来るか!!」
吟遊詩人「やっぱり…!?この剣捌きに動き、そっくりそのまま…!」
戦士「勇者…殿!?」
324
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:30:18.50 ID:o+MwyoT40
青年「何故だろう…僕は戦い方を知ってる…!この剣の使い方が分かるっ」
ジャミラス「小癪な…メラゾーマ!!」
青年「やぁぁっ!!」
ジャミラス「な、何ィ!?メラゾーマを…切り裂いただとっ」
青年「今ですっ、戦士さん!!」
戦士「承知!!…これが修行の成果でござるっ!!…ギガ!」
ジャミラス「くぅぅっ!!馬鹿なッ」
戦士「スラッシュ!!」
ジャミラス「ギャァァァァ!!」
329
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:39:12.28 ID:o+MwyoT40
青年「はぁっ、はぁっ…」
吟遊詩人「この子…一体何者なの」
戦士「遊び人殿、それより今は村人達を!!」
吟遊詩人「ええ、そうね…」
……………………
戦士「青年殿…先程の剣捌き、実に見事でござった」
吟遊詩人「見事というか…アイツと同じ動きよね、あれは」
青年「あの、アイツって一体…」
戦士「勇者殿でござる…5年前、拙者達と共に魔王討伐の旅をしていた」
青年「勇者って…その人と僕のさっきの動きが一緒だって言うんですか??」
吟遊詩人「動きどころか…姿も声も、全てが瓜二つなのよ」
青年「そんな…あの、その勇者さんは今どこに??」
吟遊詩人「それが…」
331
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:46:04.63 ID:o+MwyoT40
コアトル「魔王様…ご報告があります」
魔王「どうした、コアトルよ」
コアトル「ジャミラスとヴィッペルが討たとの事…」
魔王「なんだと…誰にやられた??」
コアトル「報告によると、赤い鎧の女戦士と、凄まじい剣技の使い手の男にやられたと…」
魔王「赤い鎧…そうか、アイツか…分かった、下がって良いぞ」
コアトル「はっ」
魔王「ククク…やはり来たか、戦士よ」
魔王「そろそろ俺も動くか…」
340
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 12:52:48.90 ID:o+MwyoT40
青年「正直、信じ難い話です…でも、僕はどうやらその魔王に会わなければいけないみたいです」
戦士「何故でござるか??」
青年「この剣が、そう言ってる様な気がするんです…」
吟遊詩人「なら決まりね、早いとこ会いに行きましょう…またいつ襲われるかも分からないわ」
戦士「そうでござるな…では行くでごさる」
434
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 18:20:16.75 ID:o+MwyoT40
お待たせしました
……………………
吟遊詩人「ここね、恐らく…というか間違いないわね」
戦士「むう、やはり5年前に魔王が使っていた城でござったか…しかし勇者殿は何故魔王などに…」
吟遊詩人「私の所為…でもあるのかしら…」
戦士「遊び人殿、しかしあれは…」
青年「悲しんでいます…」
吟遊詩人「悲しむ?」
青年「彼は…ずっと悲しんでいます、そしてそれだけじゃない、今も戦っています」
戦士「勇者殿が…??」
吟遊詩人「何にせよ、まずはアイツの所に行くわよ」
吟遊詩人「会って…全てを確かめてやるわ」
437
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 18:24:28.33 ID:o+MwyoT40
魔王「ヤツら、来たか…コアトル」
コアトル「既に…魔王様、完了しております」
魔王「ククク…そうか、ならばお前も配置に着くが良い」
コアトル「はっ、仰せのままに」
魔王「さて…見物だな、これは」
440
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 18:30:08.62 ID:o+MwyoT40
戦士「む、あれは…」
魔法使い「…」
青年「何でこんな所に人が…??」
吟遊詩人「あれ、魔法使いよね…でも、何かおかしいわ」
戦士「魔法使い殿、何故こんな所…ッ!!」
魔法使い「メラゾーマ」
戦士「な、何故魔法使い殿が我々を攻撃するのでござる!」
吟遊詩人「恐らく暗示か何かの類ね…簡単に言えば、魔法使いは操られているわ!」
青年「暗示…どうすれば良いんでしょうか!?」
戦士「…ここは拙者が引き受けるでござる」
442
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 18:35:45.48 ID:o+MwyoT40
青年「そんな、一人ではっ…」
吟遊詩人「青年、ここは戦士に任せましょう…良いのね、戦士」
戦士「…無論、遊び人殿と青年殿は先に行かれい」
吟遊詩人「行くわよ、青年」
青年「…お願いします、戦士さん…!」
戦士「かたじけない…」
魔法使い「一人で大丈夫なワケ??あたし、多分あんたより強いんだけど」
戦士「魔法使い殿…拙者がすぐに、助けるでござる」
447
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 18:44:07.32 ID:o+MwyoT40
青年「戦士さん、大丈夫でしょうか…」
吟遊詩人「大丈夫よ、と言うか…あの子を助けられるのは戦士しか居ないと思うわ」
青年「詩人さんがそう言うのなら…」
吟遊詩人「…止まって、青年」
青年「!!…何か居ますね…」
コアトル「残念だが…ここは通行止めだ」
吟遊詩人「そういう事だったのね…良いわ、相手になってあげましょう」
コアトル「威勢の良い小娘だ」
青年「こいつ…!」
吟遊詩人「青年、私がベギラゴンを唱えたら、それを合図に向こう側へ駆けなさい」
青年「詩人さん…まさか!」
吟遊詩人「恐らく、あなたは勇者にとって何らかの鍵となる存在…ならアイツの元に辿り着くのはあなたでなければならない筈よ」
451
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 18:50:37.72 ID:o+MwyoT40
青年「…分かりました、でも…無理は絶対にしないで下さいよ!!」
吟遊詩人「善処するわ…さぁ、いくわよ、ベギラゴン!!」
コアトル「フン、子供騙しか…む??」
コアトル「そうか、あの小僧を先へと往かせたか」
吟遊詩人「アナタの相手は私一人で充分、そういう事よ」
コアトル「舐めた口を…引き裂いてくれるわ!!」
454
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:00:04.26 ID:o+MwyoT40
戦士「魔法使い殿、戦士でござる!!」
魔法使い「うるさいなー…早く死んじゃってよね!!マヒャド!!」
戦士「くっ…5年前とは比べ物にならないでござるよ…かくなる上は」
魔法使い「隠れてばっかで詰まんないなぁ…やる気あんのー??」
戦士「…スゥー」
魔法使い「ん、何を」
戦士「破ァッッッッ!!」
魔法使い「うわっ…何よー急に大きな声出して、びっくりするじゃない」
戦士「うん…この感じ」
戦士「魔法使い、アナタは私が救ってみせる!!」
459
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:04:51.42 ID:o+MwyoT40
魔法使い「何かキャラ変わってない!?」
戦士「いくわよ…破ッ!!」
魔法使い「は、速い!?イオナズン!!」
戦士「甘いっ、せぇぇい!!」
魔法使い「ぐぅ…なんなのよー!!メラゾーマ!!」
戦士「遅いよっ」
魔法使い「う、うわっ、来るなぁぁぁ!!」
戦士「やぁぁぁぁぁっ!!」
463
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:12:09.40 ID:o+MwyoT40
コアトル「その程度か??」
吟遊詩人「くっ…なかなかやるじゃない…」
コアトル「貴様も人間にしてはやる様だ…だが、我には及ばぬ」
吟遊詩人「そうかしら??これならどう…ジゴ…スパーク!!」
吟遊詩人「はぁ、はぁっ、やったの…かしら…?」
コアトル「ぬぅぅ…!地獄の雷をも操るとは、思った以上に手強い相手…だが」
吟遊詩人「くっ…だめなの!?」
コアトル「最後の切り札も我を殺すには足りんかった様だな…後は」
コアトル「無様に…死ねッ」
467
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:20:29.73 ID:o+MwyoT40
コアトル「(何だ…この手応えは…!?これはまるで、空気…)」
吟遊詩人「残念だったわね、本当の切り札は」
コアトル「しまっ…上かッ!!」
吟遊詩人「こっちよ!!」
コアトル「ぐおぉぉぉぉぉぉ!!」
吟遊詩人「…体内に高圧縮したイオナズンを放ったわ…これで生きていたら、もう無理ね」
コアトル「…小娘…が」
吟遊詩人「!?…アナタどれだけタフなの??こっちの身が持たないんだけれど」
コアトル「最早…指一本…動かす力も…無い」
コアトル「あの地獄の雷…あれが…正に…ブラフ」
469
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:28:33.14 ID:o+MwyoT40
吟遊詩人「そういう事、少しでもタイミングがずれればこっちの脳が焼き切れていたけれど…」
コアトル「異なる…呪文を…同時に唱える…とは」
吟遊詩人「普通にマヌーサだけ掛けても効果無さそうだったもの、でもジゴスパーク級の攻撃に集中がいっていれば…」
コアトル「敵なが…ら…実に…見事だ…小娘…よ」
吟遊詩人「やれやれ…ね、少し無茶したかも…しれないわ…身体…が」
472
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:35:31.46 ID:o+MwyoT40
魔法使い「…何で、何でワザと外したのよ」
戦士「出来る訳がござらん…魔法使い殿を、切るなど…!」
戦士「魔法使い殿…拙者は、此処に…」ギュッ
魔法使い「…戦士…さん…??」
戦士「魔法使い殿…すまぬ」
魔法使い「…かった…会いたかったっ…!!」
戦士「拙者も…でござるよ…」
479
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:51:07.04 ID:o+MwyoT40
青年「お前が魔王…いや、勇者」
魔王「ようこそ…我が城へ…勇者の片割れよ」
青年「勇者の…片割れ…??」
青年「うっ…な、何だ…頭、がッ」
……………………
戦士「青年殿!!」
青年「…戦士さん」
魔王「ふむ、お前が此処に居るという事は、魔法使いは駄目だったか…」
戦士「勇者殿…」
青年「戦士さん、あれは勇者であって勇者ではありません」
戦士「青年殿、それは一体」
青年「…今から、僕がする事を、止めないで下さい…」
483
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:57:16.08 ID:o+MwyoT40
戦士「青年殿…何を…??」
青年「いくぞ、勇者…ぐうっ!」
戦士「な…馬鹿な…自分の心臓を剣でっ…!!」
魔王「血迷ったか…つまらん、何をするかと思え…がッ!?」
青年「これが…僕の役目…!起きるんだ、勇者ぁぁぁぁぁ!」
……………………
484
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:57:19.61 ID:xly3Y+VV0
そりゃPTのこと奴隷だと思ってるやつは省かれるよ
486
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 19:59:18.64 ID:hai3g6gw0
>>484
>勇者「戦士は武人気質…捗るな」
>勇者「魔法使いは将来性有り、と」
>勇者「バニーちゃん…たまらん!」
奴隷扱いは一度もしてませんけど?
490
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 20:04:11.85 ID:o+MwyoT40
戦士「何が起こったのでござる…」
魔王「グゥゥ…まさか、勇者め…やってくれる…!!」
戦士「魔王の姿が…変わった!?」
魔王「これは予想外だった…伊達に勇者ではない、か」
戦士「あ、あれは…!!」
勇者「やあ、戦士…久しぶり」
499
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 20:15:16.51 ID:o+MwyoT40
戦士「勇者殿…!!」
魔王「忌々しい存在め…こうなれば我が力で、貴様の存在を消し去る!!」
勇者「戦士、下がってて」
戦士「拙者も助太刀…!」
勇者「大丈夫、それに…これは俺の戦いだ」
戦士「…御意」
勇者「さぁ、来いよ魔王…今度は負けない」
503
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 20:23:14.87 ID:o+MwyoT40
……………………
勇者「俺は…俺の願いは」
『力が欲しい』
勇者「な、何だ…石が光始めて…」
『与エヨウ、力ヲ』
勇者「飲み込まれっ…うわぁぁぁぁ…」
『ヤバい…意識が、俺の意識が…持っていかれ…!』
『このままじゃ…何とか、何とかして…』
『少しでも…俺を…』
『…け…ん』
……………………
510
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 20:36:05.46 ID:o+MwyoT40
……………………
そう…僕の役目は鍵を揃え、彼が戻る手助けをする事
魔王に飲み込まれた彼がこちらに戻るには、道が必要だった
その精神が途切れる直前、残り少ない僅かな力で具現化された魂の灯
それが僕であり、僕は彼と鍵を結ぶ道であった
そして鍵は、常に彼と共にあった勇者の愛剣
彼と多くの時を過ごし、彼の想いが根強く残る、彼の力の印
魔王という扉の中にある勇者をつなぎ止めるのが道である僕、そして扉を開くのが鍵である剣
つまりそういう事だった
……………………
512
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 20:37:43.68 ID:o+MwyoT40
駄目だ…言いたい事を文に出来ない…
517
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[]投稿日:2011/10/18(火) 20:43:35.41 ID:sKy62yxR0
>>512
勇者=魔王に飲み込まれ魔王の一部に
青年=勇者の精神が具現化したもの
剣=魔王に飲み込まれた勇者を助けるもの
ということでしょ?
522
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 20:50:33.65 ID:o+MwyoT40
>>517
それが言いたかった
……………………
勇者「最初から間違っていたんだ」
勇者「魔王を倒す事でも、誰よりも強くなる事でもない…」
勇者「自分の大切なものを、全てを掛けて、守り通そうとする強い想い」
勇者「それが勇者なんだ」
魔王「戯れ言を…世界は我が貰うッ!!」
勇者「この世界は…俺が守るッ!!」
……………………
525
名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
[sage]投稿日:2011/10/18(火) 20:53:46.60 ID:X94HEYft0
自己中な勇者が正義に目覚める過程が全くない!
これは致命的!
どうせだしバスタードみたいな身勝手無敵勇者になるべきだった
526
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 20:55:17.11 ID:o+MwyoT40
>>525
しまった
533
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 21:02:00.39 ID:o+MwyoT40
戦士「あれから1年…勇者殿は一体何処へ行ってしまったのでござるか」
魔法使い「何処で何してんだかねー」
吟遊詩人「さぁ…また何処かでばったり会ったりするかもしれないわよ??」
戦士「悩んでも仕方ないでござるな」
魔法使い「そうだよね、まっ、そう簡単には死なないでしょ」
吟遊詩人「ええ、勇者ですもの」
538
名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 21:11:42.24 ID:o+MwyoT40
ーーー遠く離れたとある場所
一面に広がる沢山の緑の中
ぽつんと剣が立っていた
雨の日も風の日も雪の日も
どれだけ時が流れようとも
折れず欠けず曲がらず
いつしか人は
この剣を勇者の剣と呼び
強く挫けない心の象徴として
いつまでもいつまでも
見守りつづけたという
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名前:
>>1
[]投稿日:2011/10/18(火) 21:17:13.05 ID:o+MwyoT40
思い付き+書き貯め無しでやってたので最初から最後まで話がブレブレで終わってしまいましたがこれで一応終わりです
と言うかプロットも無しに即興でこれ以上書くのは無理だ…
散々糞SS言われていたにも関わらず見てくれてありがとう