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探偵「人探しているんですが」巫女「あ、その人私が殺した人だ」

探偵「人探しているんですが」巫女「あ、その人私が殺した人だ」


探偵「人探しているんですが」巫女「あ、その人私が殺した人だ」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 15:39:51.58 ID:A0sB5xp50
深夜 神社

探偵「……」

探偵(誰もいないか……?)

探偵(よし……)

探偵「……」

探偵(灯りが一つも無いから不気味だな)

探偵(彼女の話では神主が来ると言っていたが、どうやらいないようだ)

探偵(やはり嘘だったのか……?)

探偵(まあいい。林の中に探し人の物があればそれでいいんだからな)

探偵(行くか)



元スレ
探偵「人探しているんですが」巫女「あ、その人私が殺した人だ」



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 15:47:54.15 ID:A0sB5xp50


探偵(だが……どこにあるんだ?)

探偵(それほど広くはないから探しやすいとは思うが)

探偵(だが、ここまで暗く静かだと、やはり怖いな)

探偵(無ければ無いでいいから……早く探そう)

探偵「……」

探偵「……もっと奥か?」

少女「なにしてるんですか?」

探偵「……?!」

少女「ここに入って何をされるつもりなんですか?」

探偵「き、みは……?!」

少女「……」


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/11/14(月) 15:53:13.18 ID:C23sqR5X0
ざわざわ


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 15:53:27.23 ID:A0sB5xp50
探偵「あ、俺は探偵で……人を探してて」

少女「……こんなところに人なんていませんよ」

探偵「君は……なにを?」

少女「お昼に林には入るなと言われたのでは?」

探偵「あ、ああ……」

少女「どうして入るんですか?」

探偵「いや……」

少女「それもわざわざあの子がいないときに来て……」

探偵「だから君は一体……!?」

少女「ゴミ捨て場はここを真直ぐ言った先にあります」

探偵「え?」

少女「その写真の男性が背負っていたのは赤いリュックでした。探してみてください。リュックはそれぐらいしかないはずですからすぐに見つかるかと」

探偵「ちょ……」

少女「それでは」


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 15:56:45.44 ID:jLDc0sqo0
探偵「このキック力増強シューズで巫女の尻を蹴れば……」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:00:36.37 ID:A0sB5xp50
探偵(なんだったんだ……?)

探偵(まあいい……リュックを探してみよう)

探偵(こっちと言ってたけど……)

探偵「…………」

探偵「―――ここか」

探偵「確かにゴミ捨て場のようだな……」

探偵「リュックは……」

探偵「………」

探偵「あった。これだな」

探偵「中身は……やはり縄か」

探偵「やはり自殺を図ろうとしていたのか……ん?」

探偵「これは……遺書か」

探偵「………」

探偵「受験に失敗しました。もう迷惑はかけられないので死にます……か」

探偵「これを家族の人に伝えないと……でも、遺体がどこにもないんじゃな……」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:06:41.74 ID:A0sB5xp50
探偵「……」

『はい、もしもし?』

探偵「あ、私です。ご依頼についてですが」

『見つかったんですか?』

探偵「……警察に連絡をしたほうがいいかと」

『ですから、ただの家出だって言って全く相手にしてくれなかったんですよ!?』

探偵「いえ……そうではなくて」

『まさか……誰かに?』

探偵「いや……なんといえばいいか」

『なんですか!?教えてください!?』

探偵「詳しいお話は明日お伝えしますが、息子さんは死んでます」

『え……』

探偵「ですから、今すぐ警察に連絡をして神社を徹底的に捜索するようにお願いしたほうがいいでしょう」

『そ、そんな……うぅ……』




 
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:11:13.31 ID:A0sB5xp50
探偵「大丈夫ですか?」

『……』

探偵「私の方から警察に事情を説明してみます。そのあと貴方の方にも連絡が行くでしょうが、説明等をお願いします」

『わかりました』

探偵「では」

探偵「……よし」

探偵「移動しながら通報するか」

探偵「出来るだけ、ここには居たくないし」

探偵(遺留品はここに置いておいた方がいいな)

探偵(林を出よう……)

探偵「―――もしもし?」

探偵「はい……事件です。実は――」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:15:27.16 ID:A0sB5xp50
神社

探偵(五分もすれば来るだろう……それまでここで待つか)

少女「―――あれ?リュックは?」

探偵「!?」

少女「……」

探偵「誰だ、君は?」

少女「もう満足ですか?」

探偵「ああ」

少女「……でも、林に入っちゃいましたね?」

探偵「別に荒らしたわけじゃない。何も持ち出してもいないだろ?」

少女「そうですね」

探偵「……何者なんだ?」

少女「ここの神主です」

探偵「神主……君が?」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:21:02.49 ID:A0sB5xp50
少女「ここをずっと守ってきたんです」

探偵「昼間にいた巫女さんとか?」

少女「はい」

探偵「彼女は人間じゃないと言っていたが?」

少女「あの子は狐ですからね。人に化けるのは得意ですよ」

探偵「狐?」

少女「はい」

探偵「……それを信じろって?」

少女「信じなくてもいいですよ?あの子が人前で本当の姿を晒すのは死期が迫った人間の前だけですから、普通は信じられないでしょう」

探偵「死期が迫った人間?」

少女「はい。死に逝く人には本来の姿が見えてしまうので」

探偵「じゃあ、俺はまだまだ生きられるわけか」

少女「すぐに死にたくなると思いますけどね」

探偵「は?」




 
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:25:32.34 ID:A0sB5xp50
少女「それでは、また。私はいつでもここに居ますので」

探偵「いつでもって……」

少女「ふふ……」

探偵「あ、おい!!」

探偵「……なんなんだよ」

探偵「……」

探偵(いや、この話はここで終わりだ。もういいだろう)

探偵(気にはなるが、深追いは危険な気がするしな)

探偵「……ん?」

探偵「まだ来ないか……」

探偵「帰ったら携帯電話充電しないと……もうバッテリーが切れそうだ」

探偵「……煙草でも吸っとくか」



 
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:28:48.69 ID:A0sB5xp50
探偵「……電話か。この番号は……警察?」

探偵「もしもし?」

『もしもし?今、どちらに?』

探偵「境内ですが」

『どこにいます?』

探偵「いや、鳥居の傍に立ってますけど?」

『は?』

探偵「え?」

『冗談はやめてください』

探偵「いや……」

『私も今、鳥居の傍にいますよ?』

探偵「え……?」

『どこにいるんですか?』



 
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:33:52.52 ID:A0sB5xp50
探偵「何をいってるんですか?早く神社に来てください」

『ですから、もう通報を受けて到着しています』

探偵「いないじゃないですか」

『……警察をからかっているんですか?』

探偵「いや……」

『で……あ……よ?』

探偵「あ、え?すいません、よく聞こえないんですけど?」

『――――』

探偵「もしもし?もしもし?」

探偵「―――ちっ、バッテリーが切れた」

探偵「どうなってるんだ?向こうも冗談を言ってるようには見えなかったし」

探偵「場所を間違えてるのか……?」

探偵「いや住所は教えたし、同じ名前の神社なんてこの近辺にはないはずだ」

探偵「……コンビニで使い捨て充電器でも買うか」



 
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:37:46.96 ID:A0sB5xp50
探偵(車が……一台も通って無い)

探偵(まあ、この辺は交通量は少ないが)

探偵「あった、コンビニだ」

探偵「―――誰もいない?」

探偵「すいませーん!!」

探偵「……」

探偵「商品はあるな……」

探偵「店員もいないなんて、ありえないだろ……」

探偵「外か?」

探偵「……」

探偵「―――いない」

探偵「どういうことだ……?」




 
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:42:33.78 ID:A0sB5xp50
探偵「――もう15分か。ゴミ捨てには長すぎる」

探偵「……金を置いておけばいいか」

探偵「よし、これで充電すれば」

探偵「―――もしもし?」

『――――』

探偵「あの、先ほどはバッテリーが切れてしまって――」

『どちらに御掛けでしょうか?』

探偵「……誰だ?」

『この世界には貴方と私だけ』

探偵「……」

『もう誰もいないんですよ?』

探偵「……何を言ってるんだ?」

『ふふふ……』

探偵「―――くそ!!なんだよこれ!!」

探偵「誰もいない……?そんなことあるわけないだろう!!」




 
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:46:57.25 ID:A0sB5xp50
探偵(他に24時間、誰かが居そうな場所は……!!)

探偵「――あった。警察署」

探偵「ここなら……!!」

探偵「すいませ―――え?」

探偵「誰もいない……」

探偵「そんなバカな……」

少女「――だから、言ったじゃないですか」

探偵「!?」

少女「貴方は私の領内へと足を踏み入れた。あの子に止められたのに」

探偵「……君は?」

少女「神主です」

探偵「そんなことを聞いてるんじゃない!!」

少女「ふふ……では、何を聞きたいんですか?」

探偵「君は……なんだ?」


102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:51:24.68 ID:A0sB5xp50
少女「何といわれても」

探偵「なんだこれは……俺に催眠術でもかけたのか?」

少女「いーえ。貴方が消えただけですよ?」

探偵「消えた……?」

少女「そう」

探偵「どこから?」

少女「世界から」

探偵「……」

少女「信じられませんか?」

探偵「意味が分からない」

少女「貴方は神隠しにあったんですよ」

探偵「神隠し……?」

少女「そう。私が貴方を世界から隠したんです」

探偵「なに……?」



 
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 16:57:46.99 ID:A0sB5xp50
少女「貴方が探していた人も、同じです」

探偵「え?」

少女「この世界に入り込んだんです」

探偵「やめろ……意味が分からないって言ってるだろ」

少女「その人は自殺をするためにあの林に入ったんですけど、私がこの世界のことを説明したら割と喜んでましたね」

探偵「……」

少女「それからしばらく……この世界で言うと約10年ですが、住んでました。自由気ままに」

探偵「十年……?」

少女「でも、いきなり元の世界に帰りたいなんていいだしたんですよね」

少女「それはできないっていうと、無理矢理林の中に向かって行ってしまって」

探偵「巫女が食べたのか?」

少女「そういうことです」

探偵「俺は夢を見ているのか?」

少女「そうですね。ただ、絶対に覚めませんけど」


107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:03:50.68 ID:A0sB5xp50
探偵「……なんで帰れないんだ?」

少女「なんでって……それがこの世界のルールですから」

探偵「ルール?」

少女「望んだにしろ望まないにしろ、神様の世界に足を踏み込んだ訳ですから」

探偵「……」

少女「あの子だって子どもが入らないように見張ってるのもそのためです。深夜は流石に寝ちゃいますけど」

探偵「……なんで君がとめなかった?」

少女「昼間にあの子が止めたにも関わらず入ろうとする者を再度止めても仕方ないですからね」

探偵「俺はどうなる?」

少女「この世界で永遠に生き続けてください。死にたくなったら自殺してくれて構いません」

探偵「……」

少女「ただし、林の中には入らないように。あの子が殺しにかかりますからね?」

探偵「……ふざけんな」

少女「……」

探偵「そんな話、信じられるわけないだろうが」




 
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:08:27.38 ID:A0sB5xp50
探偵「何が神隠しだ……馬鹿馬鹿しい」

少女「……」

探偵「―――どけ!!」

少女「あ……」

探偵(そんなわけあるか……!!)

探偵(どこかに誰かはいるだろ……いるはずだ!!)

探偵「はぁ……はぁ……」

探偵「そうだ……自宅に帰ろう……!」

探偵「誰かに……連絡を……はぁ……はぁ……!!」

探偵(あり得ない……神隠しなんて……)




 
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:13:33.23 ID:A0sB5xp50
自宅

探偵「電話……」

探偵「―――もしもし!?」

『―――』

探偵「……」

『こんばんは』

探偵「ひぃ!!!」

探偵「駄目だ……そうだ……インターネットはどうだ……?」

探偵「メールでもなんでもいい……誰かに連絡を……」

探偵「―――よし、パソコンは問題なく起動した」

探偵「中身も変化はない……送受信フォルダもそのままだ」

探偵「とりあえず連絡を……ん?メールが来た……!!」

探偵「誰が―――」

【だから、この世界には誰もいませんてば。】

探偵「な、なんだ……よ……これ……!?」




 
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:17:15.98 ID:A0sB5xp50
神社

探偵「はぁ……はぁ……」

狐「……」

探偵「お前か……」

狐「はい」

探偵「俺は帰る……」

狐「殺しますよ?」

探偵「狐に何ができる……俺は元の世界に未練がある」

狐「……」

探偵「邪魔するな」

狐「……でも、止めたのに入って行った貴方が悪いですよ」

探偵「知るか」

狐「お引き取りを」

探偵「……俺は帰る」


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/11/14(月) 17:19:23.27 ID:pvyDSlZe0
誰もいない→電気があるのはおかしい→電気他は外から取り入れている筈
であればPCでオンラインに繋げ、2chができないとおかしい
でもできないって事は女の子が必死こいて電気的なものを作っているはず→可愛い






119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:21:46.68 ID:A0sB5xp50
狐「……」

探偵「……」

狐「それ以上は進まないように」

探偵「―――ふっ!!」

狐「あ……」

探偵(走れば、この距離なら流石に追いつけないだろう!!)

少女「―――どちらへ?」

探偵「!?」

少女「……」

狐「……」

探偵「やめろ……どけよ……」

少女「……」

狐「……」

探偵「く……くるな……!!」


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:27:14.75 ID:A0sB5xp50
神社

「やはり悪戯か?」

「でも、あの人の息子さんが失踪したのは本当なんですよね?」

「ああ、みたいだな」

「だが、誰もいなんじゃな」

「林の中へ入ってみますか?」

「そうだなぁ……」

巫女「お巡りさん?」

「え?」

巫女「先ほどまで居た男性なんですけど……」

「貴女、その男性を見たんですか?」

巫女「はい。もう消えちゃいましたよ?」

「消えたって……どこに?」

巫女「向こうのほうです」

「……本当ですか?」




 
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:30:59.88 ID:A0sB5xp50
巫女「林の方にはいません」

「……」

巫女「……えへ」

「そうですか。わかりました」

巫女「どうかお引き取りを」

「よし。いくぞ」

巫女「あ、ちょっと」

「林の中、調べさせてもらいますよ?」

巫女「あーダメですってばー!!」

「失礼」

巫女「うわー」

巫女「しーらない。私は止めましたからね?」




 
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:35:12.77 ID:A0sB5xp50
神社

探偵「……」

狐「……」

少女「思いとどまりました?」

探偵「……」

狐「神様。もう一人、入ってきたようです」

少女「そう……じゃあ、行ってくるから」

狐「はい」

探偵「……もう一人来たのか?」

狐「貴方は会えませんけど」

探偵「……」

狐「この世界には常に一人だけ。二人が同時に入ってこようが、この世界には一人だけですから」

探偵「そうなのか」

狐「……ところで、本当に諦めてくれました?」


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:35:23.46 ID:EZ6cRz5T0
「あーダメですってばー!!」(おら!いけいけ!そっちいけ!)




 
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:40:07.76 ID:A0sB5xp50
探偵「……」

狐「私のこと……今はどう見えてます?」

探偵「狐だ」

狐「早く諦めてくださいよ」

探偵「……何をいってるんだ?」

狐「私が狐に見えるなら、それは貴方が今にも帰ろうとしている証拠ですよ?」

探偵「……」

狐「ね?もうここで住めばいいじゃないですか。たまにだったら私も神様も話し相手ぐらいにはなってあげますし」

探偵「うるさい」

狐「あの……今はそんなにお腹も空いてないんで、できれば食べたくないんですけど」

探偵「……どけぇ!!」

狐「――ガウ!!」

探偵「がっ……!?!?」

狐「……足から頂きます」

探偵「や、め―――」




 
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:44:05.05 ID:A0sB5xp50
数日後 神社

「ここ知ってる?」

「なにがー?」

「自殺の名所なんだって」

「マジで?」

「噂だとあの林の中に入っていくと安楽死できるとか」

「へえ、苦しまないでいいんだ」

「そうそう」

巫女「―――苦しいですよ?」

「うわぁ!?」

巫女「死ぬのは苦しいですよ?」

「え……?」

巫女「足から無くなっていく感覚は、相当辛いですよ?」

「な、なに……この人……」

「ちょ……もういこうよ」




 
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:50:22.61 ID:A0sB5xp50
巫女「さようならー」

少女「……」

巫女「あ、神主様。ちーす」

少女「今日も見張りがんばってね」

巫女「はい」

少女「それじゃあ、私は寝るから」

巫女「はーい、ごゆっくりー!」

巫女「さーてと、お掃除しよっと

女「――すいません」

巫女「はい?」

女「この写真の男性を知りませんか?探偵でこの辺を調査していたらしいんですが」

女「私の恋人なんですか、連絡がつかなくて……それで探してて」

巫女「――あ、その人私が殺した人だ」



おしまい


136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:51:40.77 ID:1bjYTJMT0
>>1



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:51:41.10 ID:EZ6cRz5T0
乙 面白かった


138 名前:忍法帖【Lv=14,xxxPT】[]投稿日:2011/11/14(月) 17:52:21.57 ID:yVBSUOg00




 
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:52:47.64 ID:u5IdRERg0




144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]投稿日:2011/11/14(月) 17:54:44.64 ID:Jg6uT07p0
乙 よかった


145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:55:04.28 ID:xjgOLsvk0
探偵の彼女が主役だと考えるとなかなか面白い




 
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:55:10.39 ID:XJ54fO30O

面白かった
結局bad endか


148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:59:06.33 ID:lb8iFrQA0
乙です
おもしろかったです




 
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:59:10.05 ID:KSTQk+l+0

おもしろかった


151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2011/11/14(月) 17:59:48.06 ID:eXj6C4te0
ハッピーエンド主義者で悪かったな、でも面白かった



 
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